生産工学

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 生産工学
科目番号 5527 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 適宜必要資料をプリントにて配布
担当教員 大森 茂俊

到達目標

(1)生産における各種生産加工技術を理解していること
(2)製品開発から生産までの流れを理解していること
(3)生産における情報の流れや生産形態を理解していること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各種加工技術を十分に説明できる各種加工技術を説明できる各種加工技術を十分に説明できていない
評価項目2製品開発から生産までの流れを十分に説明できる製品開発から生産までの流れを説明できる製品開発から生産までの流れを十分に説明できていない
評価項目3生産における情報の流れや生産形態を十分に説明できる生産における情報の流れや生産形態を説明できる生産における情報の流れや生産形態を十分に説明できていない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
製品を生産するためには、技術者は経済性や効果的に生産するための計画などに関する知識だけでなく生産加工技術に関する知識も重要である。本講義では、生産加工技術を中心に製品開発から生産までの流れや最新技術を含めた各種加工技術の生産における役割などの知識を修得することを目的とする。
授業の進め方・方法:
講義形式
注意点:
1年~4年までの工作実習で学んだ知識をもとに、製品開発における流れを習得してほしい。
評価の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課
本科目は、授業で保証する学習時間と、予習・復習及び課題レポート作成に必要な標準的な自己学習時間の総計が、90時間に相当する学習内容である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 生産工学とは
生産工学の定義について説明できる
2週 生産における加工技術1
切削・研削加工1
切削・研削加工の基礎を説明できる
3週 生産における加工技術2
切削・研削加工2
切削・研削加工の基礎を説明できる
4週 生産における加工技術3
切削・研削加工の最新技術
切削加工の精度を高めるための基本的な構造とその役割を説明できる
5週 生産における加工技術4
切削・研削加工の最新技術
切削加工の精度を高めるための基本的な構造とその役割を説明できる.
6週 生産における加工技術5
特殊加工
特殊加工の基礎とその最新技術を説明できる
7週 生産における加工技術6
粉末加工
粉末加工とその最新技術を説明できる
8週 生産工程における各種技術
付加加工と洗浄工程
付加加工とその最新技術および洗浄について説明できる
4thQ
9週 生産工程における各種加工技術2
産業用ロボット
生産工程における産業用ロボットの用途について説明できる
10週 生産システムの流れ1 製品情報のながれを理解でき製品開発から出荷までの流れを説明できる。
11週 生産システムの流れ2 製品情報のながれを理解でき製品開発から出荷までの流れを説明できる。
12週 生産の高度化
工作機械の構造とその進化
生産現場の変化による工作機械の進化を説明できる
13週 FMSとは
FMSについて説明できる
14週 生産におけるリサイクル
生産におけるリサイクルを理解し、説明できる。
15週 トヨタ生産システムとは トヨタ生産システムについて説明できる
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。3後15
現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。3後15
技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。3後15
社会における技術者の役割と責任を説明できる。3後15
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。3後15
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。3後15
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。3後15
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3後15
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3後15
過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために科学技術が果たせる役割について説明できる。3後15
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。3後15
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。3後15
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。3後15
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。3後15
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。3後15
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。3後15
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。3後15
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。3後15
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力0000000
専門的能力60400000100
分野横断的能力0000000