機械工学実験ⅢA

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 機械工学実験ⅢA
科目番号 5529 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 指導教員が必要資料を配付する。各自で参考資料を収集すること。
担当教員 加藤 隆弘,関森 大介,森下 智博,大森 茂俊,史 鳳輝,田中 誠一,松塚 直樹

到達目標

(1) 自主的・継続的な学習ができる。
(2) 問題解決に学んだ工学知識が応用できる。
(3) 既存技術や自分たちのアイデアについて、他者に説明したり、討論することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1自主的・継続的な学習が十分できる。自主的・継続的な学習ができる。自主的・継続的な学習ができない。
評価項目2問題解決に学んだ工学知識が的確に応用できる。問題解決に学んだ工学知識が応用できる。問題解決に学んだ工学知識が応用できない。
評価項目3既存技術や自分たちのアイデアについて、他者に的確に説明したり、積極的に討論することができる。既存技術や自分たちのアイデアについて、他者に説明したり、討論することができる。既存技術や自分たちのアイデアについて、他者に説明したり、討論することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
指導教員の下でグループごとにPBLに取り組み、次のようなプロセスを通じて、問題解決能力を体験的に学習する。(1) どうしたら問題が解決できるかを論理的に考える。(2) 批判的・協調的に話し合う。(3) 何を調べるべきかを明らかにする。(4) 新たに獲得した知識を問題に応用する。(5) 結果を評価し、課題を明らかにする。
授業の進め方・方法:
指導教員が設定した課題について,各グループに分かれて実施する。
指導教員:森下・松塚,加藤・大森・田中,史,関森
注意点:
本科目は,教員が知識を与え、解決方法を指導するのではない。学生自身が自主的に取り組み、問題を解決していくプロセスを通じて、様々な能力・スキルを総合的に獲得してゆくことが求められる。
評価の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 グループ学習 指導教員の下で、グループごとに自主的に学習活動を展開することができる。
2週 同上
同上
3週 同上
同上
4週 同上
同上
5週 同上
同上
6週 同上
同上
7週 同上
同上
8週 同上
同上
2ndQ
9週 同上
同上
10週 同上
同上
11週 同上
同上
12週 同上
同上
13週 同上
同上
14週 同上
同上
15週 報告書提出 グループごとに成果をまとめ、報告書を提出することができる。
16週 期末試験実施せず

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。4前1
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。4前1
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。4前1
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。4前1
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。4前1
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。4前1
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。4前1
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。4前1
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。4前1
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。4前1
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。4前1
技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。4前1,後15
現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。4前1,後15
技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。4前1,後15
社会における技術者の役割と責任を説明できる。4前1,後15
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。4前1,後15
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。4前1,後15
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。4前1,後15
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。4前1,後15
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。4前1,後15
過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために科学技術が果たせる役割について説明できる。4前1,後15
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。4前1,後15
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。4前1,後15
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。4前1,後15
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。4前1,後15
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。4前1,後15
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。4前1,後15
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。4前1,後15
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。4前1,後15
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。4前15
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。4前15
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。4前15
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。4前15
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。4前15
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。4前15
他者の意見を聞き合意形成することができる。4前15
合意形成のために会話を成立させることができる。4前15
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。4前15
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。4前15
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。4前15
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。4前15
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。4前15
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。4前15
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。4前15
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる4前15
複数の情報を整理・構造化できる。4前15
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。4前15
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。4前15
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。4前15
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。4前15
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。4前15
事実をもとに論理や考察を展開できる。4前15
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。4前15
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。4前15
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。4前15
目標の実現に向けて計画ができる。4前15
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。4前15
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。4前15
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。4前15
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。4前15
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。4前15
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。4前15
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。4前15
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。4前15
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。4前15
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている4前15
法令やルールを遵守した行動をとれる。4後15
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。4後15
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。4後15
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。4前15
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。4前15
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。4前15
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。4前15
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。4前15
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。4前15
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。4前15
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。4前1,後15
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。4前1,後15
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。4前1,後15

評価割合

学習活動報告書合計
総合評価割合5050100
基礎的能力000
専門的能力5050100
分野横断的能力000