歴史-1

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 歴史-1
科目番号 6103 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 岸本美緒他『新世界史』山川出版社  『ニューステージ世界史詳覧』浜島書店
担当教員 荒川 裕紀

到達目標

1,世界の近現代史の基本的出来事、流れが把握できる。
2,歴史的事象と時代背景との関連が理解できる。
3,日本と他のアジア諸国との歴史的関係を理解し説明できる。
4,現代起こっている世界の諸問題を歴史から考察することが出来る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1世界の近現代史の基本的出来事、流れが十分把握できる。世界の近現代史の基本的出来事、流れがほぼ把握できる。世界の近現代史の基本的出来事、流れが十分把握できない。
評価項目2歴史的事象と時代背景との関連が十分に理解できる。歴史的事象と時代背景との関連がほぼ理解できる。歴史的事象と時代背景との関連が理解できない。
評価項目3日本と他のアジア諸国との歴史的関係を十分に理解し説明できる。日本と他のアジア諸国との歴史的関係をほぼ理解し説明できる。日本と他のアジア諸国との歴史的関係を十分に理解し説明できない。
評価項目4現代起こっている世界の諸問題を歴史から十分に理解し考察することが出来る。現代起こっている世界の諸問題を歴史からほぼ理解し考察することが出来る。現代起こっている世界の諸問題を歴史から十分に理解し考察出来ない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代社会で生活する以上、近現代史の理解は必要不可欠である。日本を含めたアジアおよびヨーロッパ、アフリカそして中東の19・20世紀の歴史を理解し、現在世界で起こっている諸問題の歴史的過程を明らかにする。
授業の進め方・方法:
映像資料を含めた資料・史料を使い授業を展開する。プリントなどは適宜配布予定であるが、教科書・ノートを毎回準備すること。自学自習を欠かさず行って自ら歴史から考えていくという姿勢で臨んでもらいたい。
注意点:
評価の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 帝国主義とは 帝国主義について説明できる。
2週 中世以降のヨーロッパ諸国の植民活動 中世以降のヨーロッパの植民活動について地理的なものを含めた総合理解が出来る。
3週 アフリカ分割 アフリカ分割、ファショダ事件とその影響について説明できる。南ア戦争とその歴史的意義について説明できる。
4週 アヘン戦争、アロー戦争 アヘン戦争、アロー戦争とその影響について説明できる。
5週 太平天国と洋務運動 太平天国、洋務運動影響について説明できる。
6週 日清戦争・変法自強運動 変法自強運動、日清戦争とその影響について説明できる。
7週 日露戦争と辛亥革命
北清事変、日露戦争、辛亥革命とその影響について説明できる。
8週 「JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト」応募に向けて・交換留学について
図書館ツアー
政府組織としての国際協力について説明できる。長期交換留学に関して説明できる。
開架・書庫において本の閲覧と貸し出しが出来る。
2ndQ
9週 普仏戦争・ドイツの統一・ビスマルク外交 ドイツの統一の過程とその影響について説明できる。
10週 三国同盟と三国協商 三国同盟と三国協商およびその影響について説明できる。
11週 バルカン半島・民族のモザイク サラエボ事件とその歴史的意義について説明できる。
12週 第一次世界大戦・大国の思惑と民族主義 第一次世界大戦とその歴史的意義について説明できる。
13週 五四運動・国共合作 五四運動、国共合作とその影響について説明できる。
14週 満州事変・西安事件 北伐、満州国建国、長征、西安事件とその影響について説明できる。
15週 エンジニアができる国際開発とは・エッセイコンテストに向けて JICAなど国際開発の現状、国際に関する理解ができ、説明が出来る。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学社会社会世界各地の人口、資源、産業の分布や動向、並びにそれらをめぐる地域相互の結びつき等について理解し、現代社会を地理的観点から説明できる。3
人間と自然環境との相互作用を前提としつつ、民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦以降、冷戦の展開と終結、その後現在に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3
これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにしつつ、より良いキャリア構築を含む生涯にわたる多様な自己形成に関する考え方、他者と共に生きていくことの重要性、及び望ましい社会や世界のあり方について考察できる。3
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理と基礎的な政治・法・経済の仕組みを理解し、現代社会の諸課題について考察できる。3
現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定し、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から多面的・多角的に考察、構想し、表現できる。3
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解異文化、多文化について説明できる。3
多様性の概念及びその重要性を説明できる。3
グローバリゼーションの進展により生じた産業、経済、政治への影響及びグローバリゼーションと科学技術との相互作用を説明できる。3
技術者としてグローバルに活動する際に求められる知識、資質、能力について説明できる。3
分野横断的能力汎用的技能コミュニケーションスキルコミュニケーションスキル他者の考えや主張を理解するために、相手を尊重し配慮する態度をとることができる。2
目的に応じた適切な方法で自分の考えや主張を伝えることができる。2
多様な他者との間で良好な人間関係を形成するための行動ができる。2前8,前15
チームワークとリーダーシップチームワークとリーダーシップチーム活動において意見の相違や対立を踏まえて合意形成に向けて行動できる。2
チームの協働関係の形成、維持、向上を促すための行動ができる。2
チーム活動の目標共有を図り、目標達成に向けた行動を実践し、また、チームの協働を促進するための行動ができる。2
思考力思考力複合的な事象や出来事を分析できる。2
情報や主張を批判的に検証できる。2
情報や主張を説得的に提示するための方法を考えることができる。2
課題発見力・問題解決力課題発見力・問題解決力直面している事象や出来事を分析して、対応すべき問題を特定できる。2
現状を分析した上で、実現すべき理想との乖離(ギャップ)の中に含まれる課題を把握できる。2
問題の解決、理想の実現のために達成すべき目標を設定し、また、具体的な行動案を検討できる。2
基盤的資質・能力自己理解自己理解自分の経験や活動を振り返り、自分の考え方や価値観などを認知できる。3
自己理解に基づき必要な対応や行動を検討できる。3
主体性主体性自分が果たすべき役割や行動について認識できる。3
自分が果たすべき役割や行動を実践できる。3
自己管理と責任ある行動自己管理と責任ある行動自分に求められる役割や行動を把握し、確認できる。2
やるべきことを実行するための具体的行動や計画を考えることができる。2
自分に求められる役割や行動を実践し、その過程や結果の振り返りができる。2
倫理観倫理観自分の判断や行動、及びそれらがもたらす結果や影響について、倫理的観点から検討、評価できる。2
自分の判断や行動の基盤となる倫理観を振り返り、表現できる。2
キャリアデザインキャリアデザイン自分の体験や行動を振り返り、自分の特性や強みを把握できる。2
将来のキャリアについて計画を立てることができる。2
継続的な学習と学びの目的継続的な学習と学びの目的学習状況、学習成果を把握し、それぞれの特性、必要、目的に応じて学習計画を考えることができる。3
主体的、継続的な学習の実現に向けて自分の学習活動や学習内容を点検し、改善を検討できる。3
創造性・デザイン能力創造性創造性専門分野以外の多様なものの捉え方や視点の重要性を認識し、受け入れることができる。2
多角的な視点から事象を分析し、対応すべき問題を定義できる。2前8,前15,前16
様々な知識を統合的に活用しながら、あらかじめ答えが与えられていない問題に対する解決方法を考えることができる。2

評価割合

試験ノートを含む提出物相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70205500100
基礎的能力70205500100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000