到達目標
(1) 与えられた設計仕様を理解し、基本的な設計計算を行って設計書を取り纏めることができる。(学習・教育目標D-2,F-1)
(2)設計する機械の具体的な構造を理解し、調和の取れた構成かつ完成度の高い図面に纏めることができる。(学習・教育目標F-1,G-1)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 与えられた設計仕様を理解し、基本的な設計計算を行って設計書を的確に取り纏めることができる。 | 与えられた設計仕様を理解し、基本的な設計計算を行って設計書を取り纏めることができる。 | 与えられた設計仕様を理解し、基本的な設計計算を行って設計書を取り纏めることができない。 |
評価項目2 | 設計する機械の具体的な構造を理解し、調和の取れた構成かつ完成度の高い図面に纏めることが十分できる。 | 設計する機械の具体的な構造を理解し、調和の取れた構成かつ完成度の高い図面に纏めることができる。 | 設計する機械の具体的な構造を理解し、調和の取れた構成かつ完成度の高い図面に纏めることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
人間社会で広く用いられているポンプを対象にして、流体機械としての作用原理・構造・性能の計算方法を理解し、各構成要素の調和がとれた結合を成し遂げることにより、完成度の高い設計製図能力を養成することを目的とする。設計の対象は横軸片吸込単段渦巻ポンプとする。各自別設計仕様の課題について、設計書の作成から部品図および組立図の製図までを一貫して完成させる。
授業の進め方・方法:
設計製図VAで設計した主要部品の設計に基づいて、設計清算書および主要部品の図面をCADを用いて作成する。
注意点:
本科目は、授業で保証する学習時間と、予習・復習および課題レポート作成に必要な標準的な自己学習時間の総計が90時間に相当する学習内容である。決められた工程のなかで、商品として世間に通用する計算書、部品図、組立図に仕上げること。
評価の対象としない欠席条件(割合) 1/4以上の欠課
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
正面計画図2次 |
主軸周辺部の計画図を描く。
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2週 |
側面計画図 |
ポンプ入口側から見たケーシングを描く。全体図とのバランスを確認する。
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3週 |
正面計画図3次 |
全体計画図を完成させる。軸受サイズ、太軸部長さのバランスを確認する。他部の寸法を決定する。
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4週 |
渦巻室詳細図(1) |
渦巻室の外周曲線が、スムーズな円曲線となるよう試行しながら描く。
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5週 |
渦巻室詳細図(2) |
同上
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6週 |
軸受台詳細図(1) |
電動機側の台に合せてポンプ側の台を決める。グランド・パッキンからの漏れは排水可能とする。
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7週 |
軸受台詳細図(2) |
同上
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8週 |
設計計算書(1) |
設計手順書に従ってポンプ各部の寸法を計算し、主要値を一覧表にしてまとめレポートする。
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4thQ |
9週 |
設計計算書(2) |
同上
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10週 |
設計計算書(3) |
同上
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11週 |
羽根車詳細図(1) |
羽根曲線を羽根車図で示し、二つの羽根曲線間がディフューザーになっていることを確認する。
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12週 |
羽根車詳細図(2) |
同上
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13週 |
全体組立断面図(1) |
計画図を修正して確定した全体組立図を描く。軸継手はJIS規格品を用いる。
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14週 |
全体組立断面図(2) |
同上
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15週 |
全体組立断面図(3) |
同上
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16週 |
期末試験実施せず |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 設計製図 | 図面の役割と種類を適用できる。 | 4 | 後15 |
線の種類と用途を説明できる。 | 4 | 後15 |
物体の投影図を正確にかくことができる。 | 4 | 後15 |
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。 | 4 | 後15 |
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。 | 4 | 後15 |
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。 | 4 | 後15 |
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。 | 4 | 後15 |
歯車減速装置、手巻きウインチ、渦巻きポンプ、ねじジャッキなどを題材に、その主要部の設計および製図ができる。 | 4 | 後15 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | コミュニケーションスキル | コミュニケーションスキル | 書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 3 | |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 3 | |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 3 | |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | |
基盤的資質・能力 | 自己理解 | 自己理解 | 目標の実現に向けて計画ができる。 | 3 | |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 3 | |
評価割合
| 出席 | 図面・計算書 | | | | | 合計 |
総合評価割合 | 30 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 30 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |