サイエンスⅢA

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 サイエンスⅢA
科目番号 0005 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 前期:「総合物理1, 2」数研出版 「リードα 物理基礎・物理」数研出版  後期:中山正敏「基礎力学」裳華房
担当教員 原 俊雄

到達目標

(1) 交流回路と電磁波に関する計算問題を解くことができる.
(2) 気体を対象とした熱力学に関する計算問題を解くことができる.
(3) 原子・原子核・素粒子に関する初等的な問題を解くことができる.
(4) 微積分とベクトル算による取り扱いを含む,力学の基本法則に基づいた力と運動の取り扱いができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1交流回路と電磁波に関する応用的な計算問題を解くことができる.交流回路と電磁波に関する基本的な計算問題を解くことができる.交流回路と電磁波に関する計算問題を解くことができない.
評価項目2気体を対象とした熱力学に関する応用的な計算問題を解くことができる.気体を対象とした熱力学に関する基本的な計算問題を解くことができる.気体を対象とした熱力学に関する計算問題を解くことができない.
評価項目3原子・原子核・素粒子に関する初等的な計算を用いる問題を解くことができる.原子・原子核・素粒子に関する初等的な知識に関する問題を解くことができる.原子・原子核・素粒子に関する初等的な問題を解くことができない.
評価項目4力学の基本法則に基づいた力と運動の的確な取り扱いができる.力学の基本法則に基づいた力と運動の取り扱いができる.力学の基本法則に基づいた力と運動の取り扱いができない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (D) 説明 閉じる
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学習・教育目標 (G) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 前期には主として熱と気体に関する分野と原子に関する分野を学習する.
 後期には微積分とベクトル算を用いた力学について学習する.
授業の進め方・方法:
 授業は講義形式で行い,その中で演習課題や小テストも課す.
注意点:
 毎回の授業に対して予習・復習および問題演習を行うこと.
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 交流と抵抗・コイル・コンデンサー(p209-p216) 交流と抵抗・コイル・コンデンサーに関する計算ができる.
2週 交流回路のインピーダンス.LC電気振動(共振)と電磁波.(p217-p228) インピーダンス,電気振動,電磁波に関する計算ができる.
3週 比熱(p182-p191) 比熱に関する計算ができる.
4週 ボイル・シャルルの法則と状態方程式(p192-p197) 理想気体の状態方程式に関する計算ができる.
5週 気体分子運動論と内部エネルギー(p198-p204) 気体分子運動論と気体の内部エネルギーに関する計算ができる.
6週 熱力学第一法則と4つの気体状態変化(p205-p209) 熱力学の第一法則と4つの状態変化に関する計算ができる.
7週 2つのモル比熱と熱効率(p210-p217) モル比熱と熱効率に関する計算ができる.
8週 中間試験
2ndQ
9週 トムソンの実験とミリカンの実験(p242-p249) トムソンの実験とミリカン実験について理解し,関連する計算ができる.
10週 光電効果と仕事関数(p250-p255) 光電効果と仕事関数について理解し,関連する計算ができる.
11週 X線と電子線(p256-p264) X線と電子線について理解し,関連する計算ができる.
12週 水素の原子構造とボーアの理論(p266-p272) 水素の原子構造とボーアの理論について理解し,関連する計算ができる.
13週 原子核と放射能(p276-284) 原子核と放射能について理解し,関連する計算ができる.
14週 核分裂と核融合(p285-p292) 核分裂と核融合について理解し,関連する計算ができる.
15週 クォークと4つの力(p293-p296) クォークと4つの力について理解し,関連する計算ができる.
16週 期末試験
後期
3rdQ
1週 位置・速度・加速度 質点の運動をベクトルの微積分に基づいて記述することができる.
2週 位置・速度・加速度 質点の運動をベクトルの微積分に基づいて記述することができる.
3週 運動の法則 運動の法則について説明でき,それらを具体的な問題に適用できる.
4週 運動の法則 運動の法則について説明でき,それらを具体的な問題に適用できる.
5週 仕事と力学的エネルギー 仕事と力学的エネルギーおよびその保存則について説明でき,それらを具体的な問題に適用できる.
6週 仕事と力学的エネルギー 仕事と力学的エネルギーおよびその保存則について説明でき,それらを具体的な問題に適用できる.
7週 仕事と力学的エネルギー 仕事と力学的エネルギーおよびその保存則について説明でき,それらを具体的な問題に適用できる.
8週 中間試験
4thQ
9週 重心に関する運動方程式と運動量保存則 質点系の重心に関する運動方程式と運動量保存則について説明でき,それらを具体的な問題に適用できる.
10週 重心に関する運動方程式と運動量保存則 質点系の重心に関する運動方程式と運動量保存則について説明でき,それらを具体的な問題に適用できる.
11週 回転の運動方程式と角運動量保存則 角運動量と回転の運動方程式および角運動量保存則について説明でき,それらを具体的な問題に適用できる.
12週 回転の運動方程式と角運動量保存則 角運動量と回転の運動方程式および角運動量保存則について説明でき,それらを具体的な問題に適用できる.
13週 剛体の運動 質点系の重要な例である剛体の運動について説明でき,それらを具体的な問題に適用できる.
14週 剛体の運動 質点系の重要な例である剛体の運動について説明でき,それらを具体的な問題に適用できる.
15週 剛体の運動 質点系の重要な例である剛体の運動について説明でき,それらを具体的な問題に適用できる.
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験演習課題・小テスト合計
総合評価割合6040100
基礎的能力6040100
専門的能力000
分野横断的能力000