機械工学実習ⅠA

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 機械工学実習ⅠA
科目番号 0020 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 適宜、プリントを配布する。
担当教員 森下 智博

到達目標

(1) 工学基礎:機械工学と科学との関わりを説明できる。
(2) 技術者倫理:機械工学と自然・社会との関わりを説明できる。
(3) 創成能力:エンジニアとしての創造性の意味を説明できる。
(4) コミュニケーションスキル:他者が理解できるように記述したり話したりでき、他者の意見を聞き、内容を理解できる。
(5) チームワーク力:協調して共同作業を進めることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 工学基礎機械工学と科学との関わりを説明でき、科学的知識を工学問題に応用できる。機械工学と科学との関わりを説明できる。機械工学と科学との関わりを説明できない。
評価項目2 技術者倫理機械工学と自然・社会との関わりを説明でき、自らの思考と行動に実践できる。機械工学と自然・社会との関わりを説明できる。機械工学と自然・社会との関わりを説明できない。
評価項目3 創成能力エンジニアとしての創造性の意味を説明でき、他者の創意工夫を活用して新たな価値を創成できる。エンジニアとしての創造性の意味を説明できる。エンジニアとしての創造性の意味を説明できず、自分自身の考えだけで解決しようとする。
評価項目4 コミュニケーションスキル他者が理解できるように記述したり話したりでき、他者の意見を聞き、適切な質問で、自他の理解を深めることができる。他者が理解できるように記述したり話したりでき、他者の意見を聞き、内容を理解できる。他者が理解できるように記述したり話したりできない。また、他者の意見を理解できない。
評価項目5 チームワーク力協調して共同作業を進めることができる。また、他者に適切な協調行動を促すことができる。協調して共同作業を進めることができる。協調して共同作業を進めることができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (A) 説明 閉じる
学習・教育目標 (C) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ものづくりの楽しさ・創意工夫する喜びを体験的に学習することを通して、機械エンジニアとしての基礎的素養を修得する。機械工学と科学との関わりや自然・社会との共生を理解する。
授業の進め方・方法:
講義で知識を修得し、実習で体験することによって理解を深める。
注意点:
その後の専門科目の学習に積極的に取り組めるようになるために、自発的な学習姿勢を身につけること。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 機械工学と自然科学(1):機械工学の学習をはじめよう(森下) 機械および工学の定義を説明できる。
2週 機械工学と自然科学(2):簡単な物理実験と機械工学への応用(森下) 自然現象・自然法則の機械への応用例を示すことができる。
3週 機械の構造と強度(1):ペーパークレーンの製作1 (森下) 自らのアイデアを形にすることができる。
4週 機械の構造と強度(2):耐荷重コンテスト1 (森下) 測定器具を安全に操作できる。
5週 機械の構造と強度(3):コンテスト1の講評 (森下) 機械工学と自然・社会との関わりを説明できる。エンジニアとしての創造性の意味を説明できる。
6週 機械の構造と強度(4):力の加わり方や構造・形で強さはどうかわるか (森下) 機械工学と科学との関わりを説明できる。
7週 機械の構造と強度(5):ペーパークレーンの製作2 (森下) 他者のアイデアを科学的に考察し、自らのアイデアに活かすことができる。
8週
2ndQ
9週 機械の構造と強度(6):耐荷重コンテスト2 (森下) 他者の作品を観察し、科学的・論理的に分析できる。
10週 機械の構造と強度(7):ペーパークレーン発表会 (森下) 他者が理解できるように発表でき、他者の発表を理解できる。
11週 機械工学と自然・社会(森下) 機械工学と自然・社会との関わりを説明できる。
12週 機械の機構(1):いろいろな機構を観察しよう(森下) 機械の基本構成について説明できる。
13週 機械の機構(2):基本的なリンク機構の組み立て(森下) チームワークの必要性・ルール・マナーを理解し、自分の感情の抑制、コントロールをし、他者の意見を尊重し、適切なコミュニケーションを持つことができる。
14週 機械の機構(3):おもちゃの動きを観察しよう(森下) 事象の本質を整理し、構造化できる。
15週 機械の機構(4):リンク機構を応用したおもちゃの製作(森下) チームワークの必要性・ルール・マナーを理解し、自分の感情の抑制、コントロールをし、他者の意見を尊重し、適切なコミュニケーションを持つとともに、当事者意識をもち協調して共同作業を進めることができる。
16週 期末試験実施せず

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他作品課題合計
総合評価割合00020004040100
基礎的能力000000202040
専門的能力000000000
分野横断的能力0002000202060