概要:
初歩的な実験実習を通じて電気電子工学の基礎を体験的に理解し,関連事項を主体的・能動的に調べることなど,工学実験の基本姿勢を身につけ,共同作業を通じて協調性や他者への配慮等も身につける.担当者が共同で担当する.
授業の進め方・方法:
班による実験実習形式で行う.理解確認のための小試験を行うことがある.
注意点:
自主的・能動的に取り組み,実験の基礎・基本を確実に身に付ける.作業に適した服装で出席し,常に自他の安全に配慮した行動を取る.提出物は必ず提出.使用器具の片付けや清掃等きちんと責任を果たす習慣を身に付ける.電卓(機種不問)と実験用A4ノートを持参すること.新しいノートでなくても良いがルーズリーフは不可.
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 2 | |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 2 | |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 1 | |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 1 | |
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 2 | |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 2 | |
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 2 | |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 1 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電気回路 | オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。 | 1 | |
平均値と実効値を説明し、これらを計算できる。 | 1 | |
分野別の工学実験・実習能力 | 電気・電子系分野【実験・実習能力】 | 電気・電子系【実験実習】 | 抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。 | 1 | |
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。 | 2 | |
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。 | 2 | |
ダイオードの電気的特性の測定法を習得し、その実験結果を考察できる。 | 1 | |