数学ⅡA

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 数学ⅡA
科目番号 0025 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 電気情報工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 高遠 節夫 他 著「新微分積分Ⅰ」「新微分積分Ⅱ」大日本図書高遠 節夫 他 著「新微分積分Ⅰ問題集」「新微分積分Ⅱ問題集」大日本図書 
担当教員 高田 功

到達目標

1.関数の極限、微分係数の意味、導関数の定義、積・商の導関数の公式、合成関数、逆三角関数を理解し、いろいろな関数の導関数を求めることができる。
2.関数の増減表を書いて、極値を求め、グラフの概形をかくことができる。極値を利用して、関数の最大値・最小値を求めることができる。また2次の導関数を利用して、グラフの凹凸を調べることができる。関数の媒介変数表示を理解し、媒介変数を利用して、その導関数を求めることができる。
3.定積分の定義と微積分の基本定理を理解し、簡単な定積分を求めることができる。不定積分の定義を理解し、簡単な不定積分を求めることができる。また置換積分および部分積分を用いて、不定積分や定積分を求めることができる。
4.分数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分を求めることができ、簡単な場合について、曲線で囲まれた図形の面積や曲線の長さ、立体の体積を定積分で求めることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1関数の極限、微分係数の意味、導関数の定義、積・商の導関数の公式、合成関数、逆三角関数を理解し、いろいろな関数の導関数を求めることが十分できる。 関数の極限、微分係数の意味、導関数の定義、積・商の導関数の公式、合成関数、逆三角関数を理解し、いろいろな関数の導関数を求めることができる。 関数の極限、微分係数の意味、導関数の定義、積・商の導関数の公式、合成関数、逆三角関数を理解し、いろいろな関数の導関数を求めることができない。
評価項目2関数の増減表を書いて、極値を求め、グラフの概形をかくことが十分できる。極値を利用して、関数の最大値・最小値を求めることが十分できる。また2次の導関数を利用して、グラフの凹凸を調べることが十分できる。関数の媒介変数表示を理解し、媒介変数を利用して、その導関数を求めることが十分できる。 関数の増減表を書いて、極値を求め、グラフの概形をかくことができる。極値を利用して、関数の最大値・最小値を求めることができる。また2次の導関数を利用して、グラフの凹凸を調べることができる。関数の媒介変数表示を理解し、媒介変数を利用して、その導関数を求めることができる。 関数の増減表を書いて、極値を求め、グラフの概形をかくことができない。極値を利用して、関数の最大値・最小値を求めることができない。また2次の導関数を利用して、グラフの凹凸を調べることができない。関数の媒介変数表示を理解し、媒介変数を利用して、その導関数を求めることができない。
評価項目3定積分の定義と微積分の基本定理を理解し、簡単な定積分を求めることが十分できる。不定積分の定義を理解し、簡単な不定積分を求めることが十分できる。また置換積分および部分積分を用いて、不定積分や定積分を求めることが十分できる。 定積分の定義と微積分の基本定理を理解し、簡単な定積分を求めることができる。不定積分の定義を理解し、簡単な不定積分を求めることができる。また置換積分および部分積分を用いて、不定積分や定積分を求めることができる。 定積分の定義と微積分の基本定理を理解し、簡単な定積分を求めることができない。不定積分の定義を理解し、簡単な不定積分を求めることができない。また置換積分および部分積分を用いて、不定積分や定積分を求めることができない。
評価項目4分数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分を求めることが十分でき、簡単な場合について、曲線で囲まれた図形の面積や曲線の長さ、立体の体積を定積分で求めることが十分できる。分数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分を求めることができ、簡単な場合について、曲線で囲まれた図形の面積や曲線の長さ、立体の体積を定積分で求めることができる。分数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分を求めることができず、簡単な場合について、曲線で囲まれた図形の面積や曲線の長さ、立体の体積を定積分で求めることができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (D) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (G) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (H) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
微分積分の基本概念およびそこから発展したいろいろな計算手法を習得し、専門分野での応用の際のさまざまな事象の解析に必要な素養を獲得する。
授業の進め方・方法:
シラバスに沿って、講義を行う。授業中にはグループ学習をしてもらい、理解度を確認する。
注意点:
講義時にしっかり理解に努めること。疑問点は必ず質問をして、その都度解消するように努めること。
CBTを授業のどこかで1回行う。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 関数の極限と導関数 簡単な場合について、関数の極限を求めることができる。
2週 関数の極限と導関数 微分係数の意味や、導関数の定義を理解し、導関数を求めることができる。
3週 いろいろな関数の導関数 積・商の導関数の公式を用いて、導関数を求めることがができる。合成関数の導関数を求めることができる。
4週 いろいろな関数の導関数 三角関数・指数関数・対数関数の導関数を求めることができる。逆三角関数を理解し、逆三角関数の導関数を求めることができる。
5週 関数の変動 関数の増減表を書いて、極値を求め、グラフの概形をかくことができる。
6週 関数の変動 極値を利用して、関数の最大値・最小値を求めることができる。
7週 総括 これまでの問題を解くことができる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 いろいろな応用 簡単な場合について、関数の接線の方程式を求めることができる。
10週 いろいろな応用 2次の導関数を利用して、グラフの凹凸を調べることができる。
11週 いろいろな応用 関数の媒介変数表示を理解し、媒介変数を利用して、その導関数を求めることができる。
12週 不定積分と定積分 不定積分の定義を理解し、簡単な不定積分を求めることができる。
13週 不定積分と定積分 置換積分および部分積分を用いて、不定積分や定積分を求めることができる。
14週 不定積分と定積分 定積分の定義と微積分の基本定理を理解し、簡単な定積分を求めることができる。
15週 総括 これまでの問題を解くことができる。
16週 期末試験
後期
3rdQ
1週 積分の計算 分数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分を求めることができる。
2週 積分の計算 分数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分を求めることができる。
3週 積分の計算 分数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分を求めることができる。
4週 面積・曲線の長さ・体積 簡単な場合について、曲線で囲まれた図形の面積を定積分で求めることができる。
5週 面積・曲線の長さ・体積 簡単な場合について、曲線の長さを定積分で求めることができる。
6週 面積・曲線の長さ・体積 簡単な場合について、立体の体積を定積分で求めることができる。
7週 総括 これまでの問題を解くことができる。
8週 中間試験
4thQ
9週 いろいろな応用 積分に関する応用問題を解くことができる。
10週 いろいろな応用 積分に関する応用問題を解くことができる。
11週 いろいろな応用 積分に関する応用問題を解くことができる。
12週 いろいろな応用 積分に関する応用問題を解くことができる。
13週 一階微分方程式 微分方程式の意味を理解し、簡単な変数分離形の微分方程式を解くことができる。
14週 一階微分方程式 微分方程式の意味を理解し、簡単な変数分離形の微分方程式を解くことができる。
15週 総括 これまでの問題を解くことができる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。2
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。2
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。2
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。2
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。2
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。2
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。2
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。2
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング変数の概念を説明できる。3
データ型の概念を説明できる。2
代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。3
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。2
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。2
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。2
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。2
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。2
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。2
その他の学習内容コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。4
コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する対策例について説明できる。4
基本的な暗号化技術について説明できる。4
基本的なアクセス制御技術について説明できる。4
マルウェアやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。4

評価割合

定期試験復習テスト課題等の提出物授業への取り組み状況合計
総合評価割合45251515100
基礎的能力45251515100
専門的能力00000
分野横断的能力00000