マイクロコンピュータ

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 マイクロコンピュータ
科目番号 0037 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 堀桂太郎:「図解PICマイコン実習 第2版」,森北出版
担当教員 平野 雅嗣

到達目標

(1)コンピュータの構成や動作原理が理解できる.
(2)アセンブラ言語の基礎を理解し,基本的なプログラミングができる.
(3)アセンブラ言語を用いた制御プログラムが作成できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1コンピュータの構成や動作原理が十分に理解できる. コンピュータの構成や動作原理が理解できる. コンピュータの構成や動作原理が理解できない.
評価項目2アセンブラ言語の基礎を十分に理解し,基本的なプログラミングが十分にできる.アセンブラ言語の基礎を理解し,基本的なプログラミングができる.アセンブラ言語の基礎が理解できず,基本的なプログラミングができない.
評価項目3アセンブラ言語を用いた効率的な制御プログラムが作成できる.アセンブラ言語を用いた制御プログラムが作成できる.アセンブラ言語を用いた制御プログラムが作成できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (D) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (F) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
コンピュータアーキテクチャの基礎を理解し,マイクロコンピュータを用いたアセンブラプログラミング技法を修得する.この科目は企業で医療機器の設計を担当していた教員が、その経験を活かし、マイコンの種類、特性、設計手法等について講義・演習形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
教科書に沿って基本事項を解説することで進める.アセンブラ言語を用いたプログラミングは,講義に加え,実機を用いた演習も実施する.
注意点:
本科目は,授業で保証する学習時間と,予習・復習及び課題レポート作成に必要な標準的な自己学習時間の総計が,90時間に相当する学習内容である.
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 マイクロコンピュータの基礎 マイクロコンピュータの基礎を説明できる.
2週 基数変換の方法 基数変換の方法を説明できる.
3週 論理演算の基礎 論理演算の基礎を説明できる.
4週 PICマイコンのハードウェア構成 PICマイコンのハードウェア構成を説明できる.
5週 アセンブラ言語の基礎,フローチャートの基礎 アセンブラ言語の基礎,フローチャートの基礎を説明できる.
6週 アセンブラプログラミング演習1(プログラム作成法) アセンブラ言語を用いたプログラム作成法を説明できる.
7週 タイマプログラムの作成法 タイマプログラムの作成法を説明できる.
8週 中間試験
2ndQ
9週 サブルーチンの動作 サブルーチンの動作を説明できる.
10週 アセンブラプログラミング演習2(入出力制御) 入出力制御プログラムを作成できる.
11週 アセンブラプログラミング演習3(タイマプログラムの基礎) タイマプログラムを作成できる.
12週 パルスモータの基礎 パルスモータの基礎を説明できる.
13週 アセンブラプログラミング演習4(タイマプログラムの応用) 応用タイマプログラムを作成できる.
14週 アセンブラプログラミング演習5(パルスモータ) パルスモータ制御プログラムを作成できる.
15週 アセンブラプログラミング演習6(発展プログラム) 発展的なプログラムを作成できる.
16週 期末試験実施せず

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野計算機工学基数が異なる数の間で相互に変換できる。4前2,前15
整数を2進数、10進数、16進数で表現できる。4前2,前15
小数を2進数、10進数、16進数で表現できる。3前2
基本的な論理演算を行うことができる。3前3,前14
基本的な論理演算を組合わせて、論理関数を論理式として表現できる。2前3
レジスタやカウンタなどの基本的な順序回路の動作について説明できる。2前3,前11
コンピュータを構成する基本的な要素の役割とこれらの間でのデータの流れを説明できる。4前1,前4
プロセッサを実現するために考案された主要な技術を説明できる。3前4,前5
メモリシステムを実現するために考案された主要な技術を説明できる。2前4,前9
入出力を実現するために考案された主要な技術を説明できる。2前4,前10

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ演習課題合計
総合評価割合50000050100
基礎的能力1000001020
専門的能力4000004080
分野横断的能力0000000