国語Ⅲ-2

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 国語Ⅲ-2
科目番号 6302 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 野田尚史・森口稔『日本語を話すトレーニング』(ひつじ書房)
担当教員 小西 洋子

到達目標

1)整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫した報告を行うことができる。
2)作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。
3)課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1明確な結論、意見があり、論理的、実証的かつ、わかりやすく報告することができる。明確な結論、意見があり、論理的、実証的に報告することができる。結論、意見はあるが、論理的、実証的に示すことができない。
評価項目2動作・スピード・わかりやすさに優れたプレゼンテーションができ、質問にも的確に答えることができる。準備されたプレゼンテーションはできるが、質問に対して即座に適切な回答ができない。読み合わせに近いプレゼンテーションとなっている。
評価項目3テーマに即した意味のある発言が、簡潔、論理的、実証的にできる。テーマに合った、意味のある発言だが、冗長となっている。テーマから外れてはいないが、未整理な発言内容である。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日本語を使用する様々な場面での諸問題を取り上げ、日本語の表現と日本人の発想の特徴について理解を深める。テーマごとにグループディスカッション等を行い、プレゼンテーション技術の習得もはかる。
授業の進め方・方法:
講義形式を基本とするが、学生によるグループディスカッション、プレゼンテーション及び質疑応答を中心とする。
注意点:
本科目は、授業で保証する学習時間と、予習・復習及び課題レポート作成に必要な標準的な自己学習時間の総計が、90時間に相当する学習内容である。
事前学習を含め、発表と質疑応答に意欲的に取り組み、国語表現に必要な知識と技術を確実に習得するよう心がけること。なお適宜、資料を配付し、小テストを実施する。 
評価の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション
授業の概要
発表予定の立案
授業の進行・準備物について理解することができる。
2週 スピーチの基礎
プレゼンテーションの基礎
スピーチ、プレゼンテーションに必要な技術を理解し、実践することができる。
3週 問い合わせをする
トレーニング1の発表と質疑応答
上記問題点の考察と整理
「問い合わせ」のテーマを理解し、必要な技術(話し方・5W2H・タイミングなど)について、プレゼンテーションすることができる。
4週 お願いをする
トレーニング3の発表と質疑応答
上記問題点の考察と整理
「お願いする」のテーマを理解し、必要な技術(気配り・タイミング・話し方など)について、プレゼンテーションすることができる。
5週 誘う・断る・謝る
トレーニング5の発表と質疑応答
上記問題点の考察と整理
対他意識に関するテーマを理解し、必要な技術(気配り・タイミング・話し方)について、プレゼンテーションすることができる。
6週 スピーチをする
トレーニング9の発表と質疑応答
上記問題点の考察と整理
「スピーチ」のテーマを理解し、必要な技術(ふさわしい内容・話し方)について、プレゼンテーションすることができる。
7週 やさしい日本語
トレーニング12の発表と質疑応答
上記問題点の考察と整理
「やさしい日本語」のテーマを理解し、必要な技術(語選択・異文化理解・マナーなど)について、プレゼンテーションすることができる。
8週 会議で発言する(1)
トレーニング10の発表と質疑応答
上記問題点の考察と整理
「会議での発言」のテーマを理解し、必要な技術(意見整理・決定の仕方・会議進行など)について、プレゼンテーションすることができる。
4thQ
9週 会議で発言する(2)+プレゼンテーション(1)
トレーニング13の発表と質疑応答
上記問題点の考察と整理
トレーニング12の発表と質疑応答
上記問題点の考察と整理
「プレゼンテーション」のテーマを理解し、必要な技術(材料選択・資料作成など)について、プレゼンテーションすることができる。
10週 プレゼンテーション(2)
トレーニング13の発表と質疑応答
上記問題点の考察と整理
「プレゼンテーション」のテーマを理解し、必要な技術(材料選択・資料作成など)について、プレゼンテーションすることができる。
11週 研究発表(1)
トレーニング14の発表と質疑応答
上記問題点の考察と整理
「研究発表」のテーマを理解し、必要な技術(スライド・質疑応答など)について、プレゼンテーションすることができる。
12週 研究発表(2)+面接(1)
トレーニング15の発表と質疑応答
上記問題点の考察と整理
「面接」のテーマを理解し、必要な技術(質問意図・種類別の基準・自己紹介の仕方など)について、プレゼンテーションすることができる。
13週 面接(2)
トレーニング15の発表と質疑応答
上記問題点の考察と整理
「面接」のテーマを理解し、必要な技術(志望理由・質問を通じたPRなど)について、プレゼンテーションすることができる。
14週 アカデミックライティングの基礎 アカデミックライティングの基礎を理解し、実践することができる。
15週 レポート・論文の作成の仕方 論文の書き方の基本を理解することができる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学国語国語常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3後3,後7,後14,後15
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3後6,後7,後14,後15
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3後3,後7,後14,後15
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3後6,後15
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3後3,後4
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3後12,後13
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3後1,後6,後12,後13
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3後4,後10,後11,後12,後13,後14,後15
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3後2,後9,後10,後11,後12,後13
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3後13
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3後5,後6,後8,後11
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3後2,後5,後8,後10,後14,後15
分野横断的能力汎用的技能コミュニケーションスキルコミュニケーションスキル円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3後11,後15
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3後2,後5,後7

評価割合

試験発表その他合計
総合評価割合50500100
基礎的能力50500100
専門的能力0000
分野横断的能力0000