基礎力学

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 基礎力学
科目番号 6308 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 中山正敏「基礎力学」裳華房
担当教員 小笠原 弘道

到達目標

1. 微積分による取り扱い(計算・説明)を含む,力学の基本法則に基づいた力と運動の取り扱い(適用・説明)ができる.
2. 数式を含む論理的な文章の読み書きを含め,基本事項に基づいた演繹的な推論ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1力学の基本法則に基づいた力と運動の的確な取り扱いができる.力学の基本法則に基づいた力と運動の取り扱いができる.力学の基本法則に基づいた力と運動の取り扱いができない.
評価項目2基本事項に基づいた演繹的な推論が的確にできる.基本事項に基づいた演繹的な推論ができる.基本事項に基づいた演繹的な推論ができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
微積分を用いた力学について学習する.
授業の進め方・方法:
授業は講義形式で行い,その中で演習課題や小テストも課す.
注意点:
本科目は,授業で保証する学習時間と,予習・復習および課題レポート作成に必要な標準的な自己学習時間の総計が,90時間に相当する学習内容である.毎回の授業に対して予習・復習および問題演習を行うこと.
一つ一つの知識(法則を特定の状況に適用した結果や問題の解き方)を暗記的に(個別に)覚えようとするのではなく,それらをまとめた法則そのものを理解すること(法則を具体的な状況に適用できるようになることを含む)を意識して学習すること.そのために,必要に応じて過年度に学習した内容の復習を行うこと.また,種々の法則の相互の関係にも注意して体系を理解するように努めること.
評価の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 位置・速度・加速度 質点の運動を微積分に基づいて記述できる.
2週 位置・速度・加速度 質点の運動を微積分に基づいて記述できる.
3週 運動の法則 運動の法則について説明でき,それらを具体的な問題に適用できる.
4週 運動の法則 運動の法則について説明でき,それらを具体的な問題に適用できる.
5週 仕事とエネルギー 仕事とエネルギーに関する基本事項を説明でき,それらを具体的な問題に適用できる.
6週 仕事とエネルギー 仕事とエネルギーに関する基本事項を説明でき,それらを具体的な問題に適用できる.
7週 仕事とエネルギー 仕事とエネルギーに関する基本事項を説明でき,それらを具体的な問題に適用できる.
8週 力積と運動量 力積と運動量に関する基本事項を説明でき,それらを具体的な問題に適用できる.
4thQ
9週 力積と運動量 力積と運動量に関する基本事項を説明でき,それらを具体的な問題に適用できる.
10週 総合例題 例題を通してこの科目でこれまでに学習した内容に習熟する.
11週 振動 振動を取り扱うための代表的な手法を理解し,具体的な問題に適用できる.
12週 振動 振動を取り扱うための代表的な手法を理解し,具体的な問題に適用できる.
13週 振動 振動を取り扱うための代表的な手法を理解し,具体的な問題に適用できる.
14週 流体の力学 本科目の前半で学習した内容を流体に適用できる.
15週 流体の力学 本科目の前半で学習した内容を流体に適用できる.
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理物理物体の変位、速度、加速度を微分・積分を用いて相互に計算することができる。3後1,後2
簡単な運動について微分方程式の形で運動方程式を立て、初期値問題として解くことができる。3後3,後4
分野横断的能力汎用的技能コミュニケーションスキルコミュニケーションスキルどのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3後16
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3後16

評価割合

試験演習課題・小テスト出席・態度合計
総合評価割合305020100
基礎的能力305020100
専門的能力0000
分野横断的能力0000