電気情報工学実験Ⅱ

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電気情報工学実験Ⅱ
科目番号 0019 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 必要資料をプリントにて配布・紹介する.
担当教員 大向 雅人,周山 大慶,細川 篤,廣田 敦志,砂原 米彦

到達目標

実際のものを用いて実験を行い、得られた結果を整理、分析することにより、工学的観点から理解できるようになる。また、レポートを作成することにより、実験結果とその分析結果について報告できるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実験を効率よく的確に実施することができる。実験を実施することができる。実験を実施することができない。
評価項目2実験結果を適切に整理し、深く分析することができる。実験結果を整理分析することができる。実験結果を整理分析することができない。
評価項目3実験について書面で詳細に報告することができる。実験について書面で報告することができる。実験について書面で報告することができない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
実験を通し電気情報工学実験への理解を深めるとともに能動的に学習する能力を身につける.器具の正しい使用法や,実験室の整理整頓を行う習慣を身につける.前期は周山,細川,砂原,後期は大向,砂原,廣田が担当する.
授業の進め方・方法:
4,5名の班に分かれて、それぞれの班が各テーマの実験を行い、得られたデータを整理して分析する。また、レポートを作成し個別指導を受ける。
注意点:
期限内に報告書が受取り完了されないと合格とならない.実験室の清掃と器具の片付けまできちんと行うこと.実験についての諸注意は前期・後期の最初の授業(第1週・第16週)に指示する.未提出レポートがあると合格点はつかない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 実験のガイダンス 前期の実験に関し、概要と注意事項を身に着ける。
2週 ロジックトレーナI ロジックトレーナを用いて、基本的な論理回路の動作を確認することができる。
3週 レポート整理 実験データに基づき、レポートを作成できるようになる。
4週 熱電対 熱起電力を実験で測定できるようになる。
5週 レポート整理 実験データに基づき、レポートを作成できるようになる。
6週 ベクトル軌跡 電気回路のベクトル軌跡を描くことができるようになる。
7週 レポート整理 実験データに基づき、レポートを作成できるようになる。
8週 Linuxのインストール Linuxのインストールおよび設定ができるようになる。
2ndQ
9週 直列共振 RLC直列回路の各素子の電圧を測定し、共振現象を実験的に調べることができる。
10週 レポート整理 実験データに基づき、レポートを作成できるようになる。
11週 ディジタルオシロスコープと波形処理 ディジタルオシロスコープによる波形観測およびフーリエ級数展開の計算を行うことができるようになる。
12週 レポート整理 実験データに基づき、レポートを作成できるようになる。
13週 フォトトランジスタ
14週 レポート整理 実験データに基づき、レポートを作成できるようになる。
15週 実験のまとめと整理 前期のすべてのレポートをまとめて提出することができる。
16週 期末試験実施せず なし
後期
3rdQ
1週 実験のガイダンス 後期の実験に関し、概要と注意事項を身に着ける。
2週 FETの静特性 FETの入力特性を出力特性を測定できるようになる。
3週 FETの動特性 FET増幅回路の入出力特性と周波数特性を測定できるようになる。
4週 レポート整理 実験データに基づき、レポートを作成できるようになる。
5週 自然エネルギー発電の特性 自然エネルギー発電の電流電圧特性と出力特性を実験的に調べることができる。
6週 レポート整理 実験データに基づき、レポートを作成できるようになる。
7週 直流電動機の無負荷試験 直流電動機の無負荷特性を実験で調べることができる。
8週 レポート整理 実験データに基づき、レポートを作成できるようになる。
4thQ
9週 直流発電機の負荷試験 直流発電機の負荷特性を調べられる。
10週 レポート整理 実験データに基づき、レポートを作成できるようになる。
11週 変圧器の特性試験 変圧器の特性を試験できるようになる。
12週 レポート整理 実験データに基づき、レポートを作成できるようになる。
13週 ソーティングアルゴリズムの効率(1) ソーティングアルゴリズムの効率を調べることができるようになる。
14週 ソーティングアルゴリズムの効率(2) ソーティングアルゴリズムの効率を調べることができるようになる。
15週 実験のまとめと整理 すべてのレポートをまとめて提出することができる。
16週 期末試験実施せず なし

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験報告書相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合08002000100
基礎的能力0000000
専門的能力08002000100
分野横断的能力0000000