Solid State Physics B

Course Information

College Akashi College Year 2019
Course Title Solid State Physics B
Course Code 0025 Course Category Specialized / Elective
Class Format Lecture Credits Academic Credit: 2
Department Electrical and Computer Engineering Electrical Engineering Course Student Grade 4th
Term Second Semester Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 参考図書:萩野俊郎「エッセンシャル応用物性論」朝倉書店
Instructor OHMUKAI Masato

Course Objectives

1)ヴィーデマン・フランツの法則とブロッホの定理について知る。
2)誘電分極に関する事項について知る。
3)磁性体の様々な事項について知る。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目[1]ヴィーデマン・フランツの法則とブロッホの定理について深く知る。ヴィーデマン・フランツの法則とブロッホの定理について知る。ヴィーデマン・フランツの法則とブロッホの定理について知らない。
評価項目[2]誘電分極に関する事項について深く知る。誘電分極に関する事項について知る。誘電分極に関する事項について知らない。
評価項目[3]磁性体の様々な事項について深く知る。磁性体の様々な事項について知る。磁性体の様々な事項について知らない。

Assigned Department Objectives

学習・教育到達度目標 (D) See Hide
学習・教育到達度目標 (H) See Hide

Teaching Method

Outline:
電子デバイスの中で固体の役割は極めて大きい。本講義では金属内の電子の性質に加え、誘電体と磁性体の性質について主に学ぶ。
Style:
最初に講義ノートに基づいて概略を説明したあと、各自が自主学習を行う。最後に小テストを行う。
Notice:
色々な現象を定量的に扱うため、3年までの数学的基礎が不可欠である。また、新しい内容が次々と出てくるため、毎回復習を欠かさないようにすること。本科目は授業で保証する学習時間と、予習、復習および課題レポート作成に必要な標準的な自己学習時間の総計が90時間に相当する学習内容である。小テストが満点でない場合は課題レポートがさらに追加される。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

Course Plan

Theme Goals
2nd Semester
3rd Quarter
1st ヴィーデマン・フランツの法則

電気伝導と熱拡散の関係を示すこの法則を基本原理から導出できる。
2nd ブロッホの定理、分極率と誘電率
結晶中の固体の電子状態を示すブロッホ関数を中心に知り、分極率と誘電率の定義を電気磁気学の基礎として理解する。
3rd クラウジウス・モソッチの式
分極率と誘電率の関係式であるクラウジウス・モソッチの式を導出できる。
4th 電子分極
電子分極の定量的議論ができる。
5th イオン分極 イオン分極を定量的に扱い、LSTの関係式や残留線について知る。
6th 配向分極とランジュバン関数 配向分極を定量的に扱い、そこに出てくるランジュバン関数の特徴について理解する。
7th 複素誘電率と誘電損失
複素誘電率の概念について知る、虚数成分が誘電損失に深くかかわっていることを理解する。
8th 中間テスト 60点以上を取得する。
4th Quarter
9th 磁化と磁性体の分類 磁化、磁界、磁束密度の関係式を再度理解し、5種類の磁性体の特徴を知る。
10th 磁性の原因
磁性の原因として軌道運動による角運動量、スピンによる角運動量について学び、ボーア磁子とランデのg因子について知る。
11th 5つの磁性体、磁気異方性と磁区構造 5種の磁性体の分類ができ、磁気異方性と磁区構造について学び、磁化曲線におけるヒステリシス特性の原因を理解する。
12th 磁化率の温度特性 常磁性におけるキュリーの法則とフェリ磁性におけるキュリー・ワイスの法則を導出できる。
13th 磁性材料の応用 鉄心材料と永久磁石材料についてその特徴を知る。
14th 磁性体研究の歴史と磁性体のトピックス
磁性体の日本を中心とした発展の歴史を学び、磁性体の個々の応用について学ぶ。
15th 復習 これまでの内容を総復習する。
16th 期末試験 60点以上を取得する。

Evaluation Method and Weight (%)

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他Total
Subtotal85150000100
基礎的能力0000000
専門的能力85150000100
分野横断的能力0000000