フランス語

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 フランス語
科目番号 4408 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科(電気電子工学コース) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 大久保政憲・木島愛『きみはな―君と話したい!フランス語スマート版ー』朝日出版社
担当教員 藤本 智成

到達目標

近年のグローバル化の流れの中で,多言語主義,多文化主義的観点がますます重要になってきている。国際化によって世界が一様になるのではなく,種々雑多な文化の共存が必要となる。異文化の学習の最良の方法は,言語の学習であるという観点から,フランス語の学習を通して,多文化・多言語共存社会への対応に慣れていくようにする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1フランス語のしくみを学習することで、フランス語運用能力の基礎を身に着けることができる。フランス語のしくみを学習することで、フランス語運用能力の基礎を身に着けることができる。フランス語のしくみを学習することで、フランス語運用能力の基礎を身に着けることができない。
評価項目2フランス語の語彙を学習することで、フランス語運用能力の基礎を身に着けることができる。フランス語の語彙を学習することで、フランス語運用能力の基礎を身に着けることができる。フランス語の語彙を学習することで、フランス語運用能力の基礎を身に着けることができない。
評価項目3フランス語の学習を通して、多文化・多言語共存社会に対応できる。フランス語の学習を通して、多文化・多言語共存社会に対応できる。フランス語の学習を通して、多文化・多言語共存社会に対応できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
フランス語によるコミュニケーションの基礎を学習する。フランス語のしくみ,いわゆる文法には約束事がたくさんあり,綴りと発音の関係,名詞の性に関する規則,動詞の活用など,一見複雑そうであるが,ある程度習熟すると,突然視野が広がってくるものであり,少ない語彙でかなり高度なコミュニケーションも可能となる。自己紹介の仕方,時候の挨拶など日常会話の基礎的な表現を学習しながら,「聞き、話し、読み、書く」の4技能のバランスのとれた修得を目指す。
授業の進め方・方法:
文法・語彙の説明後、練習問題を通して運用能力の習得を目指す。
連絡員:北川千穂
注意点:
外国語の学習には,学習者が本来持っているコミュニケーション能力と想像力を最大限に駆使することが大切であるため,授業への積極的な参加が必要である。また,予習より復習に時間を割いて欲しいと考えている。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/4以上の欠課

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス:授業の進め方 フランスとフランス語に関する一般的な説明
授業の概要を理解することができる。フランスとフランス語の一般的な特徴を理解することができる。
2週 第0課アルファベと発音/挨拶
フランス語の単語が発音でき、挨拶できる。
3週 第0課アルファベと発音/挨拶 1から10までの数字を使うことができる。
4週 第1課自己紹介してみよう!
簡単な動詞の活用ができる。ヨーロッパの国名と都市がフランス語で言える。
5週 第1課自己紹介してみよう!
フランス語で自己紹介ができる。
6週 第2課国籍や言語について話そう! 名詞の性の規則の基礎を理解することができる。
7週 第2課国籍や言語について話そう!
他の人の名前、国籍、住んでいる町、職業、話す言葉を聞き取ることができる。
8週 中間試験 何も見ずに、フランス語で自己紹介したり、他の人の情報を理解できる。これらの内容をフランス語で書ける。
2ndQ
9週 第3課身の回りのものについて話そう! 語彙を増やし、身の回りのものについて話すことができる。
10週 第3課身の回りのものについて話そう!
20までの数字を使うことができる。フランスの地方と、その名物が言える。
11週 第4課家族について話そう!(1) 69までの数字を使うことができる。動詞avoirとfaireを使うことができる。
12週 第4課家族について話そう!(1)
自分や他の人の家族の年齢、職業について話すことができる。
13週 第5課家族について話そう!(2) 家族の特徴や性質について話すことができる。
14週 第5課家族について話そう!(2)
服装について説明できる。
15週 第6課好きなもの・好きなことについて話そう!
自分が好きなことについて話すことができる。
16週 期末試験
9週以降の学習内容を踏まえて、話したり書いたりできる。
後期
3rdQ
1週 前期学習事項の復習,後期学習へ向けてのウォームアップ
前期の学習内容を踏まえ、フランス語で話したり書いたりできる。
2週 第7課食事について話そう!
朝食について話すことができる。動詞prendreを使うことができる。フランス料理について説明することができる。
3週 第8課旅行に出かけよう!
行く場所について話すことができる。移動手段について話すことができる。近い未来の文を使うことができる。
4週 第9課天候について話そう! 天候の表現を使って話すことができる。
5週 第9課時刻と所要時間を言ってみよう!
時刻と所要時間を言うことができる。
6週 第10課比較してみよう。
比較の表現を使って話すことができる。
7週 第11課買い物をしてみよう! 100までの数字を使うことができる。買い物の合計を言うことができる。
8週 中間試験 後期7週までに学習した内容を使って、話すことができる。
4thQ
9週 第11課道を尋ねてみよう!
命令形が使える。道案内をすることができる。
10週 第12課1日の行動を説明してみよう!
代名動詞の現在形を使って文を作ることができる。
11週 第12課1日の行動を説明してみよう!
自分の普段の1日の行動について話すことができる。
12週 第13課習慣について話してみよう! フランス人の習慣について話すことができる。動詞pouvoirを使うことができる。補語人称代名詞を使うことができる。
13週 第14課旅行中にしたことを話してみよう!(1)
avoirを使った複合過去の作り方を理解し、使うことができる。
14週 第15課旅行中にしたことを話してみよう!(2)
êtreを使った複合過去と半過去の作り方を理解し、使うことができる。
15週 第14課と第15課のまとめ
第12課でやった普段の1日の行動を踏まえ、自分の昨日の行動を話すことができる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3前1,前2
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。2前3,前4
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3前5,前6,前8
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。2前7
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3前9,前10,前16,後8,後16
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3前11,前12,後8
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3前13,前14,前16,後8,後16
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3前15,後1
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3後2,後3
他者の意見を聞き合意形成することができる。2後4,後5,後13
合意形成のために会話を成立させることができる。2後6,後7,後14
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。2後9,後10,後15
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。2後11,後12

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合500030020100
基礎的能力500030020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000