日本語Ⅳ-2(留学生科目)

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 日本語Ⅳ-2(留学生科目)
科目番号 5417 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科(情報工学コース) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 プリントを配布する。
担当教員 丹下 暖子

到達目標

1. 適切で効果的なことばを使い、身近な話題をテーマにして論文が書ける。
2. クラスメートとのアイディア共有や意見交換をとおして、自分の日本語力や考え方を見直すことができる。
3. 日本文化に対する理解を深め、自分の考えを述べることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1論理的な文章の組み立て方やことばのルールを理解し、また適切に使いこなし、論文が書ける。文章の組み立て方やことばの使い方に不自然な点はあるが、理解はしており、ある程度論理的に文章が書ける。論理的な文章の組み立て方やことばのルールがあまり理解できず、論理的な文章が書けない。
評価項目2クラスメートとの言語活動に参加し、自分の日本語や考えを見直すだけでなく、相手にもコメントや助言をすることができる。クラスメートとの言語活動に参加し、自分の日本語や考えを見直すことができる。クラスメートとの言語活動にあまり参加できない。または、参加できるが、自分の日本語や考えを見直すことができない。
評価項目3日本文化に対する理解を深め、自分の考えを適切な表現を使って述べることができる。日本文化に対する理解を深め、ある程度自分の考えを述べることができる。日本文化に対する理解があまり深まらず、自分の考えを述べることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業では、アカデミック・ライティングにふさわしい文章が書けるようになることを目指す。また、日本の文学作品に触れることで、日本文化に対する理解を深めることも目的とする。
授業の進め方・方法:
さまざまな文章を読むとともに、自分の意見を文章化したり、発表したりする。
注意点:
評価の対象としない欠席条件(割合) 1/4以上の欠課

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション 授業の目標および内容を把握する。
2週 小論文を書く(1) 小論文を書くときに気をつけるべきことがわかる。
3週 小論文を書く(2) どのように小論文を構成したら、わかりやすい小論文になるかがわかる。
4週 小論文を書く(3) 適切な表現を使って小論文を書くことができる。
5週 論文を読む(1) 論理的展開と論証を理解し、説明することができる。
6週 論文を読む(2) 論理的展開と論証を理解し、説明することができる。
7週 論文を読む(3) 論文の内容に対して批判的意見をあげることができる。
8週 日本の小説を読む(1) 表現・構成に注意して小説の展開を理解することができる。
4thQ
9週 日本の小説を読む(2) 表現・構成に注意して小説の展開を理解することができる。
10週 日本の小説を読む(3) 内容を理解した上で、自分の意見を述べることができる。
11週 関西を舞台にした文学作品を読む(1) 表現・構成に注意して理解することができる。
12週 関西を舞台にした文学作品を読む(2) 表現・構成に注意して理解することができる。
13週 関西を舞台にした文学作品を読む(3) 内容を理解した上で、自分の意見を述べることができる。
14週 百人一首に親しむ(1) 百人一首について説明できる。
15週 百人一首に親しむ(2) 百人一首の歌について、自分の意見を述べることができる。
16週 まとめと振り返り 授業を通して新たに発見したこと、考えが変わったこと、さらには自分の日本語の能力と技能がどうなったかについて説明できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。4後1,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。4後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後15
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3後3,後4
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3後10,後13,後14,後15
他者の意見を聞き合意形成することができる。3後13,後15
合意形成のために会話を成立させることができる。3後13,後15
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3後13,後15
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3後3,後4
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3後3,後4
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3後3,後4
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3後3,後4
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3後3,後4
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3後10,後13,後15
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる4後2,後3,後4,後5,後6,後7,後16
複数の情報を整理・構造化できる。4後2,後3,後4,後5,後6,後7
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。4後4,後7
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。4後4,後7
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。4後4,後7,後16
事実をもとに論理や考察を展開できる。4後4,後7
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。4後4,後7
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3後10,後13,後15
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3後10,後13,後15
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3後10,後13,後15
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3後10,後13,後15
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3後10,後13,後15
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3後10,後13,後15
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3後10,後13,後15

評価割合

発表・成果物課題提出授業態度合計
総合評価割合701020100
基礎的能力2010030
専門的能力200020
分野横断的能力3002050