Course Objectives
以下の能力を修得することを目標とする.
1) 通信システムを理解するために必要な数学的準備や基礎的な信号処理論について理解し,解析できる.
2) 通信システムにおける簡単な信号処理システムを設計できる.
3) 課題報告作成による自主的・継続的学習能力を得る.
Rubric
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 通信システムを理解するために必要な数学的準備や基礎的な信号処理論について正確に理解し,解析できる. | 通信システムを理解するために必要な数学的準備や基礎的な信号処理論について理解し,解析できる. | 通信システムを理解するために必要な数学的準備や基礎的な信号処理論について理解できない. |
評価項目2 | 通信システムにおける信号処理方式を理解し,正確に説明できる.
| 通信システムにおける信号処理方式を理解し,説明できる. | 通信システムにおける信号処理方式を理解し,説明できない. |
評価項目3 | 必要数の課題レポートを正確に作成できる. | 必要数の課題レポートを作成できる. | 必要数の課題レポートを作成できない. |
Assigned Department Objectives
Teaching Method
Outline:
本授業では通信システムを理解するために必要な基礎項目および簡単なアナログ通信システムについて解説する.科目の構成としては,後期開講科目である「通信方式」と組となる科目であるため,本科目と「通信方式」の両科目の受講を薦めたい.
Style:
通信システムの基礎とアナログ変復調方式に重点を置いて、教科書・スライドを用いながら解説していく。各回で簡単な課題を出す。自己学習が重要な科目であるので、予習復習をしっかりやりながら取り組むこと。
連絡員:大向雅人
Notice:
本科目は,授業で保証する学習時間と,予習・復習および課題に必要な標準的な自己学習時間の総計が90時間に相当する学習内容である.
評価の対象としない欠席条件(割合)>1/3以上
Characteristics of Class / Division in Learning
Course Plan
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Theme |
Goals |
1st Semester |
1st Quarter |
1st |
導入 通信システムの基本構成と本授業の位置付けを説明する。 |
通信システムについて説明できる。変調の役割について説明できる。
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2nd |
アナログ信号処理のための数学(1) 通信システムを学ぶための数学的基礎として必要なフーリエ変換等を解説する。 |
フーリエ級数展開の定義を理解して説明できる。
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3rd |
アナログ信号処理のための数学(2) 通信システムを学ぶための数学的基礎として必要なフーリエ変換等を解説する。 |
実際に、フーリエ級数展開ができるようになる。
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4th |
アナログ信号処理のための数学(3) 通信システムを学ぶための数学的基礎として必要なフーリエ変換等を解説する。 |
フーリエ変換・フーリエ逆変換の定義や性質を理解し、実際にフーリエ変換できるようになる。
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5th |
通信システムのモデルとフィルタ 本講義で扱う通信システムのモデルを解説する。システムの一つとしてフィルタを説明する。 |
システムのモデルを理解して説明できる。フィルタの役割を説明できる。
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6th |
振幅変調方式(1) 変調の役割や意義について説明する。振幅変調方式の概要を説明する。 |
各変調方式の役割について説明できる。振幅変調方式の概要を説明できる。
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7th |
振幅変調方式(2) 振幅変調とその復調について説明する。 |
振幅変調方式の変調方法と復調方法を説明できる。
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8th |
振幅変調方式(3) 振幅変調方式の改良について説明する。 |
DSB、SSB方式について概要を説明できる。
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2nd Quarter |
9th |
復習・小テスト(1) 1stQで学んだことを振り返る。小テストを実施する。 |
小テストで60%以上を取得する。
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10th |
角度変調方式(1) 位相変調と周波数変調の概略を説明し、周波数変調の占有帯域幅について解説する。 |
位相変調と周波数変調の性質を説明できる。
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11th |
角度変調方式(2) 周波数変調とその復調について説明する。 |
周波数変調方式の変調方法と復調方法を説明できる。
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12th |
パルス変調 アナログ信号処理とディジタル信号処理の違いについて説明する。パルス振幅変調と標本化定理について解説する。 |
パルス振幅変調と標本化定理について説明できる。
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13th |
パルス符号変調(1) パルス符号変調について解説する。 |
パルス符号変調について説明できる。
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14th |
パルス符号変調(2) パルス符号変調(PCM)の復号とPCMにおける雑音について解説する。 |
パルス符号変調の復号と雑音について説明できる。
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15th |
復習・小テスト(2) 移動通信システムの発展の歴史を題材に、本講義で扱った変調方式を振り返ると共に、後期の通信方式で扱うディジタル変調技術を簡単に紹介する。小テストを実施する。 |
小テストで60%以上を取得する。
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16th |
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Evaluation Method and Weight (%)
| 小テスト(2回) | 課題 | Total |
Subtotal | 50 | 50 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 50 | 50 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |