都市システム工学概論

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 都市システム工学概論
科目番号 0015 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 都市システム工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 使用教科書 : 澤孝平ほか著、「シビルエンジニアリングの第一歩」、コロナ社、2008
担当教員 石丸 和宏

到達目標

1.Civil Engineering(土木工学、シビルエンジニアリング、都市システム工学)について説明できる
2.社会基盤施設にはどのようなものがあるか説明できる
3.シビルエンジニアリングに関する内容の簡単な発表ができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1Civil Engineeringについて専門用語を用いて十分説明できるCivil Engineeringについて専門用語を用いて簡単に説明できるCivil Engineeringについて専門用語を用いて説明できない
評価項目2社会基盤施設について専門用語を用いて十分説明できる社会基盤施設について専門用語を用いて簡単に説明できる社会基盤施設について専門用語を用いて説明できない
評価項目3シビルエンジニアリングに関する内容の発表が専門用語を用いて発表できるシビルエンジニアリングに関する内容の簡単な発表ができるシビルエンジニアリングに関する内容の簡単な発表ができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (D) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (H) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
都市システム工学は国民生活を豊かにし、福祉を増進するための工学であり、市民の日常生活に深い関わりのあることを理解してもらう。
授業の進め方・方法:
授業の初めに前回習った範囲の定着確認テストを毎回実施し、採点された結果を次回に返却する。また、E-learningポータルの「都市システム工学概論」にある毎回の授業内容について理解することで予習となる。さらにすでに習った箇所の関連項目の練習問題、課題等を解答することで復習となる。
注意点:
既に学習した理科・数学の基礎知識をもとに、工学の専門領域への第1歩となるものである。したがって、興味を覚えたことについては、専門の学術書を探求することを望む。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シビルエンジニアリングとは(1) Civil Engineering(シビルエンジニアリング、土木工学、都市システム工学)について説明できる
2週 シビルエンジニアリングとは(2) Civil Engineeringとはどのような工学かを説明できる
3週 構造・橋への第1歩(1) 橋の役割、歴史について理解できる
4週 構造・橋への第一歩(2) 橋の形式と構造について理解できる
5週 河川・海岸技術への第一歩(1) 水の循環、河川の役割、利水と治水、河川環境について理解できる
6週 河川・海岸技術への第一歩(2) 海の役割と環境について理解できる
7週 地盤・土への第一歩(1) 土の性質について理解できる
8週 中間試験
2ndQ
9週 地盤・土への第一歩(2) 地盤の沈下と環境について理解できる
10週 建設材料への第一歩(1) 建設材料(土、石、木、金属、コンクリート、アスファルト)について理解できる
11週 建設材料への第一歩(2) 建設材料に関する発表ができる
12週 都市計画への第一歩(1) 都市計画を行ううえで必要な社会基盤施設について理解できる
13週 都市計画への第一歩(2) 都市計画に関する発表ができる
14週 環境問題への第一歩(1) 水、土、空気、音、振動に関する環境問題が理解できる
15週 環境問題への第一歩(2) 土木環境に関する発表ができる
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。2
社会における技術者の役割と責任を説明できる。2
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。2
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。2
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。2
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。2
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。2
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。2
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。2
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。2
専門的能力分野別の専門工学建設系分野材料材料に要求される力学的性質及び物理的性質に関する用語、定義を説明できる。2
鋼材の種類、形状を説明できる。2
鋼材の力学的性質(応力-ひずみ関係、降伏強度、引張強度、弾性係数等)を説明できる。2
セメントの物理的性質、化学的性質を説明できる。2
各種セメントの特徴、用途を説明できる。2
骨材の含水状態、密度、粒度、実積率を説明できる。1
骨材の種類、特徴について、説明できる。1
混和剤と混和材の種類、特徴について、説明できる。1
コンクリートの長所、短所について、説明できる。1
各種コンクリートの特徴、用途について、説明できる。1
フレッシュコンクリートに求められる性質(ワーカビリティー、スランプ、空気量等)を説明できる。1
硬化コンクリートの力学的性質(圧縮強度、応力-ひずみ曲線、弾性係数、乾燥収縮等)を説明できる。1
プレストレストコンクリートの特徴、分類について、説明できる。1
コンクリート構造物の維持管理の基礎を説明できる。2
コンクリート構造物の補修方法の基礎を説明できる。1
コンクリート構造の種類、特徴について、説明できる。2
構造トラスの種類、安定性、トラスの部材力の意味を説明できる。1
断面に作用する垂直応力、せん断応力について、説明できる。1
鋼構造物の種類、特徴について、説明できる。1
橋の構成、分類について、説明できる。1
地盤土の生成、基本的物理量、構造などについて、説明できる。1
土の締固め特性を説明できる。1
飽和砂の液状化メカニズムを説明できる。1
地盤改良工法や液状化対策工法について、説明できる。1
水理水理学で用いる単位系を説明できる。2
環境地球規模の環境問題を説明できる。1
環境と人の健康との関わりを説明できる。1
水の物性、水の循環を説明できる。2
水質汚濁の現状を説明できる。1
水道の役割、種類を説明できる。1
下水道の役割と現状、汚水処理の種類について、説明できる。2
大気汚染の現状と発生源について、説明できる。1
騒音の発生源と現状について、説明できる。1
計画都市計画法と都市計画関連法の概要について、説明できる。1
土地利用計画と交通計画について、説明できる。1
都市計画区域の区域区分と用途地域について、説明できる。1
交通流調査(交通量調査、速度調査)、交通流動調査(パーソントリップ調査、自動車OD調査)について、説明できる。1
都市の防災構造化を説明できる。1
交通流、交通量の特性、交通容量について、説明できる。1
計画の意義と計画学の考え方を説明できる。2
施工・法規施工計画の基本事項を説明できる。1
建設機械の概要を説明できる。1
土工の目的と施工法について、説明できる。1
掘削と運搬および盛土と締固めの方法について、説明できる。1
基礎工の種類別に目的と施工法について、説明できる。1
コンクリート工の目的と施工法について、説明できる。1

評価割合

試験発表定着確認テスト課題ポートフォリオその他合計
総合評価割合6010102000100
基礎的能力6010102000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000