概要:
都市システム工学は国民生活を豊かにし、福祉を増進するための工学であり、市民の日常生活に深い関わりのあることを理解してもらう。
授業の進め方・方法:
授業の初めに前回習った範囲の定着確認テストを毎回実施し、採点された結果を次回に返却する。また、E-learningポータルの「都市システム工学概論」にある毎回の授業内容について理解することで予習となる。さらにすでに習った箇所の関連項目の練習問題、課題等を解答することで復習となる。
注意点:
既に学習した理科・数学の基礎知識をもとに、工学の専門領域への第1歩となるものである。したがって、興味を覚えたことについては、専門の学術書を探求することを望む。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。 | 2 | |
社会における技術者の役割と責任を説明できる。 | 2 | |
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。 | 2 | |
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 2 | |
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 2 | |
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。 | 2 | |
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。 | 2 | |
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。 | 2 | |
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。 | 2 | |
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。 | 2 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 材料 | 材料に要求される力学的性質及び物理的性質に関する用語、定義を説明できる。 | 2 | |
鋼材の種類、形状を説明できる。 | 2 | |
鋼材の力学的性質(応力-ひずみ関係、降伏強度、引張強度、弾性係数等)を説明できる。 | 2 | |
セメントの物理的性質、化学的性質を説明できる。 | 2 | |
各種セメントの特徴、用途を説明できる。 | 2 | |
骨材の含水状態、密度、粒度、実積率を説明できる。 | 1 | |
骨材の種類、特徴について、説明できる。 | 1 | |
混和剤と混和材の種類、特徴について、説明できる。 | 1 | |
コンクリートの長所、短所について、説明できる。 | 1 | |
フレッシュコンクリートに求められる性質(ワーカビリティー、スランプ、空気量等)を説明できる。 | 1 | |
硬化コンクリートの力学的性質(圧縮強度、応力-ひずみ曲線、弾性係数、乾燥収縮等)を説明できる。 | 1 | |
各種コンクリートの特徴、用途について、説明できる。 | 1 | |
コンクリート構造の種類、特徴について、説明できる。 | 2 | |
プレストレストコンクリートの特徴、分類について、説明できる。 | 1 | |
コンクリート構造物の維持管理の基礎を説明できる。 | 2 | |
コンクリート構造物の補修方法の基礎を説明できる。 | 1 | |
構造 | トラスの種類、安定性、トラスの部材力の意味を説明できる。 | 1 | |
断面に作用する垂直応力、せん断応力について、説明できる。 | 1 | |
鋼構造物の種類、特徴について、説明できる。 | 1 | |
橋の構成、分類について、説明できる。 | 1 | |
地盤 | 土の生成、基本的物理量、構造などについて、説明できる。 | 1 | |
土の締固め特性を説明できる。 | 1 | |
飽和砂の液状化メカニズムを説明できる。 | 1 | |
地盤改良工法や液状化対策工法について、説明できる。 | 1 | |
水理 | 水理学で用いる単位系を説明できる。 | 2 | |
環境 | 地球規模の環境問題を説明できる。 | 1 | |
環境と人の健康との関わりを説明できる。 | 1 | |
水の物性、水の循環を説明できる。 | 2 | |
水質汚濁の現状を説明できる。 | 1 | |
水道の役割、種類を説明できる。 | 1 | |
下水道の役割と現状、汚水処理の種類について、説明できる。 | 2 | |
大気汚染の現状と発生源について、説明できる。 | 1 | |
騒音の発生源と現状について、説明できる。 | 1 | |
計画 | 都市計画法と都市計画関連法の概要について、説明できる。 | 1 | |
土地利用計画と交通計画について、説明できる。 | 1 | |
都市計画区域の区域区分と用途地域について、説明できる。 | 1 | |
交通流調査(交通量調査、速度調査)、交通流動調査(パーソントリップ調査、自動車OD調査)について、説明できる。 | 1 | |
都市の防災構造化を説明できる。 | 1 | |
交通流、交通量の特性、交通容量について、説明できる。 | 1 | |
計画の意義と計画学の考え方を説明できる。 | 2 | |
施工・法規 | 施工計画の基本事項を説明できる。 | 1 | |
建設機械の概要を説明できる。 | 1 | |
土工の目的と施工法について、説明できる。 | 1 | |
掘削と運搬および盛土と締固めの方法について、説明できる。 | 1 | |
基礎工の種類別に目的と施工法について、説明できる。 | 1 | |
コンクリート工の目的と施工法について、説明できる。 | 1 | |