概要:
コンピュータ社会と言われる現在、構造設計、水理解析及び都市計画などの都市システム工学の諸問題において、問題解決の手段としてコンピュータを用いた数値解析手法が多く取り入れられている。本講義では、コンピュータを用いてFORTRAN言語を使い、種々の工学的解析を行うための基礎的な解析手法及びプログラミング手法を講義する。
授業の進め方・方法:
基本的事項について講義し、幾つかの課題に対してプログラミング演習を課す。
注意点:
数値計算の処理技法を講義で理解し、演習課題に対して自ら解析法を考え、解析プログラムを構築することが重要である。本科目は,授業で保証する学習時間と,予習・復習および課題レポート作成に必要な標準的な自己学習時間の総計が90時間に相当する学習内容である.
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
情報の適切な収集処理発信,インターネットの基本的な仕組み,Fortranのプログラミングの概要と処理手順 |
情報の収集処理発信の基礎的な知識・インターネットの基本的な仕組みの理解,Fortranプログラミングの概要について説明することができる。
|
2週 |
プログラムの作り方:「データの入出力」「四則演算」 |
FORTRANプログラミングを理解し、「データの入出力」「四則演算」について説明することができる。
|
3週 |
プログラムの作り方:「整数と実数の書式」 |
FORTRANプログラミングを理解し、「整数と実数の書式」について説明することができる。
|
4週 |
プログラムの作り方:「GO TO文(無条件飛越し)」「IF文(判断と分岐)」 |
FORTRANプログラミングを理解し、「GO TO文(無条件飛越し)」「IF文(判断と分岐)」について説明することができる。
|
5週 |
プログラムの作り方:「IF文(判断と分岐)」「DO文(繰返し文)」1 |
FORTRANプログラミングの「IF文(判断と分岐)」「DO文(繰返し文)」について説明することができる。
|
6週 |
プログラムの作り方:「IF文(判断と分岐)」「DO文(繰返し文)」2 |
FORTRANプログラミングの「IF文(判断と分岐)」「DO文(繰返し文)」について説明することができる。
|
7週 |
プログラムまとめ |
これまで学んだことを用いてプログラミングを行い、その論理的に説明することができる。
|
8週 |
中間試験
|
|
4thQ |
9週 |
組み込み関数と配列:「三角関数」「配列」 |
FORTRANプログラミングを理解し、「三角関数」「配列」について説明することができる。
|
10週 |
組み込み関数と配列:「組み込み関数」「配列」 |
FORTRANプログラミングを理解し、「組み込み関数」「配列」について説明することができる。
|
11週 |
ファイル読み込み:「ファイル読み込み」 |
FORTRANプログラミングを理解し、「ファイル読み込み」について説明することができる。
|
12週 |
行列の計算:「配列」「DO文」の応用 |
FORTRANプログラミングを理解し、「配列」「DO文」の応用したプログラミングを行い、説明することができる。
|
13週 |
データ作成とその波形の描画:テキストデータを読み込み、波形の描画 |
FORTRANプログラミングを理解し、「テキストデータを読み込み、波形の作成を行い、説明することができる。
|
14週 |
地震波形:防災科学技術研究所からDLした地震波形の描画1 |
FORTRANプログラミングを理解し、これまで学習したことを利用し地震波形の描画を行い、その論理的な流れを説明できる。
|
15週 |
地震波形:防災科学技術研究所からDLした地震波形の描画2 |
FORTRANプログラミングを理解し、これまで学習したことを利用し地震波形の描画を行い、その論理的な流れを説明できる。
|
16週 |
期末試験
|
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 3 | 後1 |
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。 | 3 | 後1,後2,後3,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後7,後9,後10,後11,後12,後14,後15 |
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。 | 3 | 後1 |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |