国語表現概論

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 国語表現概論
科目番号 0088 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 都市システム工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 テキストは使用しない。適宜、プリントを配付する。
担当教員 善塔 正志

到達目標

(1) 実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。
(2) 報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。
(3) 報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1問い合わせ・依頼の手紙・メールを効果的に作成できる。文書・メールの、項目・構成・レイアウトを適切に示すことができる。手紙・メールのレイアウトに難がある。
評価項目2PR文書・レジメ・論文の材料選択が適切である。PR文書・レジメ・論文に材料を示すことができる。PR文書・レジメ・論文の材料に不足がある。
評価項目3提案書・報告書・論文の構成・展開が適切・効果的である。提案書・報告書・論文に構成・展開が見られる。提案書・報告書・論文の構成・展開に難がある。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (E) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
エントリーシート・履歴書・レポート・論文など、目的の異なる様々な文章(文書) 表現について、それぞれの特徴や注意点等を概説する。各自、材料を事前に準備し、制限時間内で適切に書く練習を行い、明らかになった問題点を克服し、豊かで正しい表現力を獲得することを目的とする。
授業の進め方・方法:
履歴書・PR文書・提案書・報告書・論文の基本的な作成方法・例示の講義と、その習熟・理解度を確認する設問に対する解答を授業内・授業外に作成・提出させ、評価する。
注意点:
本科目は、授業で保証する学習時間と、予習・復習及び課題レポート作成に必要となる標準的な自己学習時間の総計が、90時間に相当する学習内容である。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
1 授業の概要
2 テーマ・意図・構成・推敲について
文書作成に際して、箇条書き・符号・見出し・数値を用いて、適切にレイアウトできる。
2週 履歴書・エントリーシート
1 データ部の書き方・自己PR部の書き方・材料収集・効果的表現(記号・構成など)
2 テーマ・事例の検討
各人の進路希望に沿った履歴書・エントリーシートを効果的に作成できる。
3週 志望理由書・研究計画書
1 志望理由書について
2 研究計画書について
各人の希望進路に応じた志望理由と研究(キャリア)計画を適切な形式で効果的に作成できる。
4週 小論文1
1 テーマ:地域貢献・インターンシップ・環境
2 材料収集・構成
各テーマに応じ、適切な材料を用いて、論理的・効果的に小論文を作成することができる。
5週 小論文2
1 テーマ:経済・科学技術
2 材料収集・構成
各テーマに応じ、適切な材料を用いて、論理的・効果的に小論文を作成することができる。
6週 報告書・レポート1
1 別記書き
2 図表・レイアウト
別記書きの形式で図表を効果的に用い、レイアウトに優れた報告書・レジメを作成することができる。
7週 テーマ別問題点の整理1
1 内容面の問題点
2 表現面の問題点
テーマ設定・材料選択・表現技術に優れた各種文書の作成ができる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 テーマ別問題点の整理2
1 テーマの背景
2 問題の進展性
テーマ・問題を有効に設定し、論文の序章を適切に作成できる。
10週 報告書・レポート2
1 企画書・提案書
2 プレゼンテーション
企画書・提案書のレジメ・スライドを作成できる。効果的にプレゼンテーションできる。
11週 研究テーマと問題設定
1 テーマ・問題の設定
2 自己分析
テーマを適切に設定し、有効な材料を用いて、文書を構成・展開できる。
12週 論文1
1 計画書
2 構成
説得力のある計画書を作成できる。論文全体の構成表を作成できる。
13週 論文2
1 表記上の注意
2 文献表
注記・引用・文献表を適切に書くことができる。
14週 論文3
1 調査・研究・意義
2 中間報告・審査会・質疑応答
研究方法を明瞭に示し、研究成果の見通しを示すことができる。中間発表・卒業研究発表までの明確な計画表を作成できる。
15週 課題と整理
1 問題点の課題と整理
2 まとめ
自身の研究計画を見直し、適切に改善できる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学化学(一般)化学(一般)代表的な金属やプラスチックなど有機材料について、その性質、用途、また、その再利用など生活とのかかわりについて説明できる。3
洗剤や食品添加物等の化学物質の有効性、環境へのリスクについて説明できる。3
物質を構成する分子・原子が常に運動していることが説明できる。3
水の状態変化が説明できる。3
物質の三態とその状態変化を説明できる。3
ボイルの法則、シャルルの法則、ボイル-シャルルの法則を説明でき、必要な計算ができる。3
気体の状態方程式を説明でき、気体の状態方程式を使った計算ができる。3
pHを説明でき、pHから水素イオン濃度を計算できる。また、水素イオン濃度をpHに変換できる。3
ダニエル電池についてその反応を説明できる。3
鉛蓄電池についてその反応を説明できる。3
一次電池の種類を説明できる。3
二次電池の種類を説明できる。3
電気分解反応を説明できる。3
電気分解の利用として、例えば電解めっき、銅の精錬、金属のリサイクルへの適用など、実社会における技術の利用例を説明できる。3
ファラデーの法則による計算ができる。3
化学実験化学実験実験の基礎知識(安全防具の使用法、薬品、火気の取り扱い、整理整頓)を持っている。3
事故への対処の方法(薬品の付着、引火、火傷、切り傷)を理解し、対応ができる。3
測定と測定値の取り扱いができる。3
有効数字の概念・測定器具の精度が説明できる。3
レポート作成の手順を理解し、レポートを作成できる。3
ガラス器具の取り扱いができる。3
基本的な実験器具に関して、目的に応じて選択し正しく使うことができる。3
試薬の調製ができる。3
代表的な気体発生の実験ができる。3
代表的な無機化学反応により沈殿を作り、ろ過ができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000