到達目標
(1)鉄道の設計や施工に関する基本的な考え方を習得する。
(2)道路や鉄道に関する技術用語を理解し、説明できる。
(3)道路構造令や鉄道営業法を通じて平面構造、横断構造、縦断構造の規格の考え方を理解し、道路や鉄道構造の基本を習得する。
(4)アスファルト舗装要綱、セメントコンクリート舗装要綱に基づき、道路舗装の材料・設計方法・施工方法を学び、舗装の設計や施工に関する基本的な考え方を習得する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目(1) | 鉄道の設計や施工に関する基本的な考え方を詳細に説明できる。 | 鉄道の設計や施工に関する基本的な考え方を説明できる。 | 鉄道の設計や施工に関する基本的な考え方を説明できない。 |
評価項目(2) | 道路や鉄道に関する技術用語を理解し、詳細に説明できる。 | 道路や鉄道に関する技術用語を理解し、説明できる。 | 道路や鉄道に関する技術用語を説明できない。 |
評価項目(3) | 道路や鉄道構造の基本的な構造や規格について詳細に説明できる。 | 道路や鉄道構造の基本的な構造や規格について説明できる。 | 道路や鉄道構造の基本的な構造や規格を説明できない。 |
評価項目(4) | 舗装の設計や施工について詳細に説明できる。 | 舗装の設計や施工に関する基本的な考え方を説明できる。 | 舗装の設計や施工に関する基本的な考え方を説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 (E)
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学習・教育到達度目標 (F)
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学習・教育到達度目標 (H)
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教育方法等
概要:
各種交通手段には陸運・海運・空路があり、いずれも人々の社会生活に欠かせない。これらの交通手段の内、陸運の道路と鉄道を取り上げ、それらの現状と問題点および将来性を解説する。最近では、交通施設がもたらすプラス面だけではなく、公害、環境、自然破壊などのマイナス面が社会問題になっている。交通施設にかかわる技術者として広い視野を持ち、計画・設計・施工・維持管理する立場からそれらの基礎知識を学習する。
この科目では明石市で交通政策等の業務を担当していた教員が,その経験を活かして交通施設について講義形式で授業を行う。
連絡員:鍋島康之
授業の進め方・方法:
主に講義形式で行うが,交通工学に関する演習課題を交えて行う。
この科目では道路行政において,計画から施工に至るまで一連の業務を担当してきた教員が,その経験を活かし実務上で遭遇した問題点・注意点について課題提起し,その解決策を受講学生自ら考察する機会を設けることで,理解が深まるよう授業を行う。
注意点:
日頃から交通手段・施設に関する話題に関心を持って、新聞などを通じて様々な情報を収集するよう心掛けること。前半の定期試験は自筆のノートを参考にして解答できるので、授業中は必ずノートを取ること。また、本科目は、授業で保証する学習時間と、予習・復習および課題レポート作成に必要な標準的な自己学習時間の総計が90時間に相当する学習内容である。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
交通工学概論【大畑】 交通工学の体系,各種交通の特徴および役割などを学習し,各種交通を組み合わせた総合交通体系について考察する。 |
交通工学の体系,各種交通の特徴および役割,総合交通体系について説明できる。
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2週 |
鉄道概論【大畑】 土木工学体系における鉄道工学の位置づけを踏まえ,鉄道の歴史,法制上の区分などを学習する。 |
土木工学体系における鉄道工学の位置づけについて説明でき,鉄道の歴史,法制上の区分について説明できる。
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3週 |
鉄道施設(1)【大畑】 鉄道計画に必要な知識として,鉄道線路の構造および規格,軌道材料など,鉄道施設の基本事項を学習する。 |
鉄道計画に必要な鉄道線路の構造および規格,軌道材料といった鉄道施設の基本事項を説明できる。
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4週 |
鉄道施設(2)【大畑】 鉄道線路の保守と環境対策、停車場(旅客駅、貨物駅)など,鉄道施設の基本事項を学習する。 |
鉄道線路の保守と環境対策、停車場といった鉄道施設の基本事項を説明できる。
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5週 |
新幹線鉄道 新幹線鉄道施設と超高速鉄道【大畑】 新幹線鉄道施設について、線路規格、停車場、列車運転システムなどの基本事項を学習する。磁気浮上鉄道について、開発意義、概要を学習する。 |
新幹線鉄道施設について基本事項を説明できる。また,磁気浮上鉄道についても概要を説明できる。
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6週 |
都市鉄道(1)【大畑】 都市内の鉄道の現状を分析し、都市整備計画における都市高速鉄道の役割、機能、特性などを学習し、輸送需要に応じた交通手段を考察する。 |
都市高速鉄道の役割、機能、特性などを説明でき,輸送需要に応じた交通手段を説明できる。
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7週 |
都市鉄道(2)【大畑】 新しい都市鉄道システムを期待する社会的ニーズおよび導入事例を分析し、各種新交通システムについての技術的特性、輸送特性などを学習する。 |
各種新交通システムについての技術的特性、輸送特性などについて説明できる。
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8週 |
中間試験 |
第1週から第7週までの内容について試験を行う。
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2ndQ |
9週 |
良い道路とは【大畑】 道路の役割・機能から良い道路の条件が何かを考え、それらを分類しまとめることにより、これからの学習の方向を理解する。 |
良い道路の条件について説明でき,それらを分類することができる。
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10週 |
道路概論・道路の計画と調査【大畑】 土木工学体系における道路工学の位置づけを踏まえ,道路の歴史,法制上の区分などを学習するとともに,道路の調査と計画にかかる基礎的事項を学習する。 |
土木工学体系における道路工学の位置づけ,道路の歴史,法制上の区分について説明でき,道路の調査と計画にかかる基礎的事項について説明できる。
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11週 |
幾何構造1(横断面・平面線形)【大畑】 道路の車線・車道・路肩・中央帯などの幅員の基準と考え方を学ぶ。平面線形を構成する直線・円曲線・緩和曲線・視距についてその基準を理解する。 |
平面線形を構成する直線・円曲線・緩和曲線・視距について説明できる。
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12週 |
幾何構造2(縦断線形・線形の調和・交差部)【大畑】 道路の縦断線形要素のうち、勾配・縦断曲線の考え方を学習し,平面線形と縦断線形の調和の必要性を理解する。さらに、平面交差と立体交差の形態について学習する。 |
平面線形と縦断線形の調和について説明でき,平面交差と立体交差の形態について説明できる。
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13週 |
アスファルト舗装【大畑】 アスファルト舗装の材料と構造を学習し,舗装厚さ及び配合の決め方,施工法の問題点などを理解する。 |
アスファルト舗装の材料と構造,舗装厚さ及び配合について説明できる。
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14週 |
セメントコンクリート舗装【大畑】 セメントコンクリート舗装の変遷を学ぶ。舗装厚さの決め方や配合設計のポイントを学習し,施工法の問題点いついても理解する。 |
セメント舗装の材料と構造を学習し,舗装厚さ及び配合について説明できる。
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15週 |
道路の維持・修繕【大畑】 道路とくに舗装の破壊形態を学び,破壊・破損部分の補修方法や,破壊が生じないようにするための対策について学習する。 |
舗装の維持管理・修繕方法について説明できる。
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16週 |
期末試験
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第8週から第15週までの内容について試験を行う。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 測量 | 等高線の性質とその利用について、説明できる。 | 4 | 前11,前12 |
単心曲線、緩和曲線、縦断曲線が説明できる。 | 4 | 前11,前12 |
地盤 | 土の締固め特性を説明できる。 | 4 | 前10,前13 |
計画 | 交通流調査(交通量調査、速度調査)、交通流動調査(パーソントリップ調査、自動車OD調査)について、説明できる。 | 4 | 前10 |
交通需要予測(4段階推定)について、説明できる。 | 4 | 前10 |
都市の防災構造化を説明できる。 | 4 | 前1,前9 |
交通流、交通量の特性、交通容量について、説明できる。 | 4 | 前10 |
性能指標に関する道路構造令の概要を説明できる。 | 4 | 前9,前10 |
費用便益分析について考え方を説明でき、これに関する計算ができる。 | 4 | 前15 |
施工・法規 | 建設機械の概要を説明できる。 | 4 | 前10 |
土工の目的と施工法について、説明できる。 | 4 | 前10 |
掘削と運搬および盛土と締固めの方法について、説明できる。 | 4 | 前10 |
評価割合
| 試験 | 演習 | 態度 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 10 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 10 | 10 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |