(1)都市や都市施設が社会や自然に及ぼす影響・責任を理解するとともに、人々の幸福で快適な生活を保障し、良好な都市環境を保全について考えることができる。
(2)都市計画の基本的な考え方を修得し、いろいろな地域の個別計画や総合計画に応用できる。
(3)都市や地域に興味を持ち、都市のメカニズムを理解したうえで、よりよい都市を創造的に探求できる。
目標を達成するためには、授業以外に次の自己学習が必要である。
1)都市問題を整理する。
2)身近な都市を取り上げ、都市の地域特性と望ましい都市像を検討する。
3)土地利用上の問題点を整理する。
4)都市交通の問題点を整理し、改善策を検討する。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
講義の全体概要の説明、 都市計画の考え方 都市計画が対象とする空間を分類整理し、都市計画で用いることが可能な手段を解説する。公的介入である都市計画の立場を理解させ、都市計画の基本的な考え方を修得させる。 |
都市計画が対象とする空間を分類整理し、都市計画で用いることが可能な手段を理解する。公的介入である都市計画の立場を理解し、都市計画の基本的な考え方を説明することができる。
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2週 |
都市計画の歴史(外国その1) 産業革命以後の都市に焦点を当て、欧米諸国の都市計画や、ハワードの田園都市などを代表とするニュータウンの成立と意義について講義する。 |
産業革命以後の都市として欧米諸国の都市計画や、ハワードの田園都市などを代表とするニュータウンの成立と意義について説明することができる。
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3週 |
都市計画の歴史(外国その2) 大ロンドン計画を事例に、英国の伝統的な都市政策手法であるグリーンベルト政策と都市の分散化について講義する。 |
大ロンドン計画を事例に、英国の伝統的な都市政策手法であるグリーンベルト政策と都市の分散化について説明することができる。
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4週 |
都市計画の歴史(国内その1) 我が国の都市は固有の文化や伝統を継承しながら現代に至っている。わが国の都市の変革を考察し、江戸期の都市に焦点を当て、都市の歴史と計画性について講義する。 |
わが国の都市の変革を考察し、江戸期の都市の歴史と計画性について説明することができる。
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5週 |
都市計画の歴史(国内その2) 我が国の都市は固有の文化や伝統を継承しながらも、近代では西欧からの強い影響を受けて現代に至っている。明治以降から現在に至るまでの、我が国の都市計画の経緯を講義する。 |
明治以降から現在に至るまでの、我が国都市計画の経緯を説明することができる。
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6週 |
都市のメカニズム 市場メカニズムに立脚して行動する家計・企業と公的介入を目指す政府の3つの主体の行動目的と制約条件を明確化し、都市形成の基本的メカニズムを解説する。 |
市場メカニズムにおける各主体の行動目的と制約条件を明確化し、都市形成の基本的メカニズムについて説明することができる。
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7週 |
都市基本計画と都市計画調査 都市基本計画マスタープランの位置づけと、都市計画で必要となるデータの特性とその収集について講義する。 |
都市基本計画と都市計画調査 都市基本計画マスタープランの位置づけと、都市計画で必要となるデータの特性とその収集について説明することができる。
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8週 |
都市スプロールと都市計画区域の設定 Ⅰ 我が国の都市計画の大命題はスプロールの防止と解消であり、都市計画法による都市計画区域設定と、市街化区域と市街化調整区域の線引きの考え方を講義する。 |
都市スプロールと都市計画区域の設定について説明することができる。
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4thQ |
9週 |
都市スプロールと都市計画区域の設定 Ⅱ 我が国の都市計画の大命題はスプロールの防止と解消であり、都市計画法による都市計画区域設定と、市街化区域と市街化調整区域の線引きの考え方を講義する。 |
都市スプロールと都市計画区域の設定について説明することができる。
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10週 |
土地利用計画 都市計画区域における12個の用途地域と用途規制、建築物の形態や容積規制、更には、用途地域を補完する特別用途地区などのその他の地域地区制度などについて講義する。 |
都市計画区域における12個の用途地域と用途規制、建築物の形態や容積規制、さらにはその他の地域地区制度などについて説明することができる。
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11週 |
市街地開発事業 土地区画整理事業や市街地再開発事業など、都市空間の面的な整備を行なう市街地開発事業の考え方と、その方法について講義する。 |
土地区画整理事業や市街地再開発事業など、都市空間の面的な整備を行なう市街地開発事業の考え方と、その方法について説明することができる。
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12週 |
交通問題と交通計画土地区画整理 我が国の都市交通の実態と交通問題を解説する。また、交通需要予測の概略と交通計画の基本的な考え方を講義する。 |
我が国の都市交通の実態と交通問題を理解する。また、交通需要予測の概略と交通計画の基本的な考え方について説明することができる。
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13週 |
都市景観と環境 都市の景観設計を行なうための考え方や方法を説明するとともに、持続的発展可能な社会を目指すための環境問題についても講義する。 |
都市の景観設計を行なうための考え方や方法を理解するとともに、持続的発展可能な社会を目指すための環境問題について説明することができる。
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14週 |
国土計画・地域計画 狭い国土に過疎・過密地域を併せ持つ我が国において、これまでの国土計画を概観するとともに、今後の我が国に望まれる国土計画・地域計画を検討する。 |
我が国における国土計画を概観し、今後の我が国に望まれる国土計画・地域計画を検討することができる。
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15週 |
まちづくり まちづくりの参考事例を紹介しながら、まちづくりの必要性・考え方・方法などについて講義する。 |
各地域のまちづくりの参考事例を学ぶとともに、まちづくりの必要性・考え方・方法などについて説明することができる。
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16週 |
期末試験
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 計画 | 国土と地域の定義を説明できる。 | 4 | 後1,後2,後7,後8,後9,後13,後14,後16 |
日本、世界における古代、中世および現代の都市計画の思想および理念と実際について、説明できる。 | 4 | 後1,後2,後3,後4,後5,後8,後9,後16 |
都市計画法と都市計画関連法の概要について、説明できる。 | 4 | 後1,後8,後9,後10,後16 |
土地利用計画と交通計画について、説明できる。 | 4 | 後7,後8,後9,後10,後12,後16 |
総合計画とマスタープランについて、説明できる。 | 4 | 後6,後7,後8,後9,後10,後14,後16 |
都市計画区域の区域区分と用途地域について、説明できる。 | 4 | 後7,後8,後9,後13,後16 |
緑化と環境整備(緑の基本計画)について、説明できる。 | 4 | 後7,後8,後9,後10,後13,後15,後16 |
風景、景観と景観要素について、説明できる。 | 4 | 後7,後8,後9,後13,後15,後16 |
都市の防災構造化を説明できる。 | 4 | 後7,後8,後9,後15,後16 |
土地区画整理事業を説明できる。 | 4 | 後6,後8,後9,後11,後16 |
市街地開発・再開発事業を説明できる。 | 4 | 後6,後8,後9,後11,後16 |
計画の意義と計画学の考え方を説明できる。 | 4 | 後5,後9,後11,後14,後16 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 3 | 後1,後5,後9,後13 |
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。 | 3 | 後1,後5,後10 |
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 3 | 後1,後5,後9,後13 |
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。 | 3 | 後1,後5,後10 |
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。 | 3 | 後1,後5,後11,後13 |
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 3 | 後1,後6,後10 |
他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 3 | 後1,後9,後14 |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 3 | 後1,後6,後12,後14 |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 3 | 後1,後6,後9 |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | 後7,後11,後12,後13 |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | 後7,後10 |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 3 | 後7,後10,後13 |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 3 | 後7,後10,後13 |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 3 | 後7,後10 |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 3 | 後7,後11,後12 |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 3 | 後5,後10,後13 |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 3 | 後5,後10 |
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。 | 3 | 後5,後10,後13 |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | 後4,後9,後10 |
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 3 | 後4,後9,後10,後12,後15 |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | 後4,後9,後13 |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | 後4,後9,後12,後15 |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | 後4,後11,後14 |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | 後4,後11,後14 |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 3 | 後3,後5,後11,後12,後15 |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 3 | 後3,後5,後7,後13,後14 |
目標の実現に向けて計画ができる。 | 3 | 後3,後4,後7,後11 |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 3 | 後3,後4,後7,後11,後15 |
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。 | 3 | 後3,後4,後7,後13 |
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。 | 3 | 後3,後7,後12,後13 |
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 3 | 後3,後7,後12 |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 3 | 後2,後3,後7,後9,後12 |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 3 | 後2,後3,後9 |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 3 | 後2,後3,後9,後13 |
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。 | 3 | 後2,後3,後11,後15 |
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。 | 3 | 後2,後3,後9 |
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている | 3 | 後2,後4,後7,後12,後15 |
法令やルールを遵守した行動をとれる。 | 3 | 後4,後5,後11 |
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。 | 3 | 後4,後5,後11 |
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。 | 3 | 後4,後5,後11,後15 |
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。 | 3 | 後4,後5,後7 |
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。 | 3 | 後4,後5,後7 |
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。 | 3 | 後4,後5,後11 |
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。 | 3 | 後4,後5,後11 |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。 | 3 | 後4,後5,後11 |
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。 | 3 | 後4,後5,後12 |
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。 | 3 | 後4,後5,後11,後12 |
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。 | 3 | 後4,後5 |
企業には社会的責任があることを認識している。 | 3 | 後4,後5,後11 |
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。 | 3 | 後4,後5 |
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。 | 3 | 後4,後5,後11,後12 |
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。 | 3 | 後4,後5,後11 |
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。 | 3 | 後4,後5,後11 |
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。 | 3 | 後4,後5,後11 |
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。 | 3 | 後4,後5 |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。 | 3 | 後5,後9,後12 |
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。 | 3 | 後5,後8 |
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。 | 3 | 後5,後8,後9 |
総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。 | 3 | 後5,後8,後9 |
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 3 | 後5,後8,後9,後12 |
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。 | 3 | 後5,後8 |
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。 | 3 | 後5,後8,後12,後13 |
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。 | 3 | 後5,後8,後13 |
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。 | 3 | 後5,後13 |