概要:
本科目では文章作成、表計算ソフトウェアを用いた演習を通じて、レポート作成や科学技術論文作成に必要な基本的な知識と能力を習得する。
授業の進め方・方法:
授業はe-learningポータルを活用した演習形式で行う。
注意点:
本科目は、授業で保証する学習時間と、予習・復習および課題レポート作成に必要な標準的な自己学習時間の総計が90時間に相当する学習内容である。
評価の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
授業ガイダンスとコンピュータの基本操作 |
情報倫理・情報セキュリティに関する理解度を確認するとともに、科目目標を説明でき、コンピュータの基本操作ができる。
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2週 |
表計算ソフトウェアの基本操作とデータ形式 |
表計算ソフトウェアの基本操作ができ、データ形式を理解できる。
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3週 |
記述統計1 データの特徴抽出 |
基本的なExcel関数を用いて平均値、中央値などの算出ができる。→セルの固定、バイト代?
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4週 |
記述統計2 データの可視化 |
表計算ソフトウェアを用いてグラフを作成できる。
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5週 |
Excel関数を用いた条件分岐 |
条件分岐などのExcel関数を用いた計算ができる。→度分秒、時間の問題
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6週 |
測量データの結果整理と可視化1 |
水準測量結果を表計算ソフトで整理、グラフ化ができる。→水準測量
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7週 |
測量データの結果整理と可視化2 |
水準測量結果を表計算ソフトで整理、グラフ化ができる。→水準測量
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8週 |
推定統計1 2変数データの特徴抽出 |
2変数のデータ間の特徴を抽出する方法について理解できる。→記述統計、可視化(散布図)
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4thQ |
9週 |
推定統計2 相関係数 |
2変数のデータの相関係数、回帰分析を行うことができる。
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10週 |
推定統計3 回帰分析 |
2変数のデータの相関係数、回帰分析を行うことができる。
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11週 |
オープンデータの利用 |
課題に対する適切なオープンデータを入手し、表計算ソフトにまとめることができる。
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12週 |
オープンデータの分析 |
課題の目的を達成するために入手したデータに対し学習した知識を用いて分析する。
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13週 |
発表資料作成 |
取組んだ課題を他者に発表するための資料を作成する。
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14週 |
プレゼンテーション1 |
プレゼンテーションソフトウェアを使って発表ができる。また他者の発表について意見を指摘できる。
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15週 |
プレゼンテーション2 |
プレゼンテーションソフトウェアを使って発表ができる。また他者の発表について意見を指摘できる。
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16週 |
期末試験は実施しない。 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 3 | 後1,後13,後14,後15 |
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。 | 2 | 後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後12,後13,後14 |
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 2 | 後1,後2,後13 |
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。 | 2 | 後1,後13 |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。 | 3 | |
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。 | 3 | 後1 |
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。 | 3 | 後1,後13 |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している | 3 | 後1 |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。 | 3 | 後1 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | 後11,後13 |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | 後11,後12,後13 |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 3 | 後11,後12,後13 |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 2 | 後1 |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 2 | 後1 |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 2 | 後11,後12,後13,後14,後15 |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 1 | 後11,後12,後13 |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 1 | 後11,後12,後13 |
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。 | 1 | 後12 |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | 後14,後15 |