到達目標
(1)地球規模の環境問題、 環境と人の健康との関わりを説明できる。
(2)生態系の構造と機能、物質循環と微生物のと関係、各種生態系の特徴とその保全手法について説明できる。
(3)生物多様性の現状と危機について説明できる。
(4)自然生態系を守るための施策を説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 地球規模の環境問題、 環境と人の健康との関わりを過去に発生した公害を例に説明できる。 | 地球規模の環境問題、 環境と人の健康との関わりを説明できる。 | 地球規模の環境問題、 環境と人の健康との関わりを説明できない。 |
評価項目2 | 生態系の構造と機能、物質循環と微生物のと関係、各種生態系の特徴とその保全手法について説明でき、演習問題を解くことができる。 | 生態系の構造と機能、物質循環と微生物のと関係、各種生態系の特徴とその保全手法について説明できる。 | 生態系の構造と機能、物質循環と微生物のと関係、各種生態系の特徴とその保全手法について説明できない。 |
評価項目3 | 生物多様性の現状と危機について説明でき、演習問題を解くことができる。 | 生物多様性の現状と危機について説明できる。 | 生物多様性の現状と危機について説明できない。 |
評価項目4 | 自然生態系を守るための施策を事例を用いて説明できる。 | 自然生態系を守るための施策を説明できる。 | 自然生態系を守るための施策を説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本科目では生態、生物と環境との関わりについて学習し、生物と共生する街づくりや社会基盤施設などの計画・設計・施工に応用できる基礎知識を習得する。
授業の進め方・方法:
授業は講義形式で行う。計算問題があるので電卓を準備しておくこと。
注意点:
本科目は、授業で保証する学習時間と、予習・復習および演習課題に必要な標準的な自己学習時間の総計が90時間に相当する学習内容である。
評価の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス、公害と人の健康 |
環境と人の健康との関わり、過去に生じた公害の歴史とその内容について説明できる。
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2週 |
地球環境の成り立ちと地球環境問題 |
地球環境の成り立ちと気候変動を説明できる。
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3週 |
地球環境問題 |
地球規模の環境問題を説明できる。
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4週 |
環境生態学の基礎(1) |
生態系の概念、種類と分布、構造と機能について説明できる。
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5週 |
環境生態学の基礎(2) |
個体と個体群、および個体群の成長について説明できる。
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6週 |
環境生態学の基礎(3) |
生態系の構成とエネルギーについて説明できる。
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7週 |
生態系における物質循環 |
生態系における物質循環について説明できる。
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8週 |
生物多様性とその危機 |
生物多様性の現状と危機について説明できる。また種の多様性指数の計算ができる。
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2ndQ |
9週 |
生態系の保全手法とビオトープ |
生態系の保全手法、ビオトープの定義と役割について説明できる。
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10週 |
森林生態系の機能と役割 |
森林生態系の機能と役割、現状と保全手法について説明できる。
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11週 |
農耕地生態系と都市生態系 |
農耕地生態系と都市生態系の機能と役割、現状と保全手法について説明できる。
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12週 |
水域生態系と水環境(1) |
水域生態系(湖沼・貯水池)の機能と役割、現状と保全手法について説明できる。
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13週 |
水域生態系と水環境(2) |
水域生態系(河川)の機能と役割、現状と保全手法について説明できる。
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14週 |
生態系を守るための法体系 |
生態系を守るための法体系と施策について説明できる。
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15週 |
ふりかえりと試験対策 |
これまでの授業のふりかえりを行うとともに試験対策の演習問題を行う。
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16週 |
期末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | ライフサイエンス/アースサイエンス | ライフサイエンス/アースサイエンス | 地球上の生物の多様性について説明できる。 | 3 | 前8,前15 |
生物の共通性と進化の関係について説明できる。 | 3 | 前5,前15 |
生物に共通する性質について説明できる。 | 3 | 前3,前15 |
植生の遷移について説明でき、そのしくみについて説明できる。 | 3 | 前3,前15 |
世界のバイオームとその分布について説明できる。 | 3 | 前3,前15 |
日本のバイオームの水平分布、垂直分布について説明できる。 | 3 | 前4,前15 |
生態系の構成要素(生産者、消費者、分解者、非生物的環境)とその関係について説明できる。 | 3 | 前4,前5,前15 |
生態ピラミッドについて説明できる。 | 3 | 前6,前15 |
生態系における炭素の循環とエネルギーの流れについて説明できる。 | 3 | 前6,前15 |
熱帯林の減少と生物多様性の喪失について説明できる。 | 3 | 前2,前10,前15 |
有害物質の生物濃縮について説明できる。 | 3 | 前15 |
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。 | 3 | 前2,前3,前15 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 環境 | 地球規模の環境問題を説明できる。 | 4 | 前2,前3,前15 |
環境と人の健康との関わりを説明できる。 | 2 | 前2,前3,前15 |
過去に生じた公害の歴史とその内容(環境要因と疾病の関係)について、説明できる。 | 2 | 前1,前15 |
水の物性、水の循環を説明できる。 | 3 | 前12,前13,前15 |
水質指標を説明できる。 | 2 | 前12,前13,前15 |
物質循環と微生物の関係を説明できる。 | 3 | 前7,前10,前11,前15 |
生物多様性の現状と危機について、説明できる。 | 4 | 前8,前15 |
生態系の保全手法を説明できる。 | 4 | 前9,前10,前11,前12,前13,前15 |
生態系や生物多様性を守るための施策を説明できる。 | 4 | 前14,前15 |
物質循環と微生物の関係を説明できる。 | 4 | 前7,前10,前11,前12,前13,前15 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。 | 2 | 前14,前15 |
評価割合
| 演習問題 | 小テスト | 定期試験 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 10 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 50 | 10 | 40 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |