到達目標
(1) 工学的・経営的・社会経済的知識から社会基盤メインテナンスの必要性を理解し,説明できる(D-2,E-1,H-1)。
(2) メインテナンスマネジメントシステムにおける意思決定指標を考察し,説明できる(D-2,E-1,H-1)。
(3) 国内・海外建設プロジェクトにおける社会基盤メインテナンスの相違を理解し,説明できる(D-2,E-1,H-1)。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 工学的・経営的・社会経済的知識から社会基盤メインテナンスの必要性を理解し、説明できる | 工学的・経営的・社会経済的知識から社会基盤メインテナンスの必要性を理解できる | 工学的・経営的・社会経済的知識から社会基盤メインテナンスの必要性を理解できない |
評価項目2 | メインテナンスマネジメントシステムにおける意思決定指標について十分に考察し、説明できる | メインテナンスマネジメントシステムにおける意思決定指標について説明できる | メインテナンスマネジメントシステムにおける意思決定指標について説明できない |
評価項目3 | 国内・海外建設プロジェクトにおける社会基盤メインテナンスの相違を十分に理解し、説明できる | 国内・海外建設プロジェクトにおける社会基盤メインテナンスの相違を説明できる | 国内・海外建設プロジェクトにおける社会基盤メインテナンスの相違を説明できない |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育目標 (D)
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学習・教育目標 (E)
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学習・教育目標 (H)
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教育方法等
概要:
我が国は地形が複雑で自然条件が厳しく,また自然災害が多いため,十分なメインテナンスなくしては社会基盤施設は容易に荒廃してしまう事実が顕在している。したがって,合理的かつ効率的に,必要にして十分な保全・維持管理を行うことが重要である。本科目では,土木工学・環境工学において社会基盤メインテナンス工学とはどのようなものであるか,その概念や理論を習得する。
授業の進め方・方法:
注意点:
(1) 授業における意見発表・意見交換に積極的である。(2) 本科目は,授業で保証する学習時間と,予習・復習および課題レポート作成に必要な標準的な自己学習時間の総計が90時間に相当する学習内容である。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
社会基盤メインテナンス工学概論(1) 社会基盤施設の現状とメインテナンス工学の重要性,および技術者に求められる能力と役割を解説するとともに,意見を交わし合う。 |
社会基盤施設の現状とメインテナンス工学の重要性,および技術者に求められる能力と役割について説明できる
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2週 |
社会基盤メインテナンス工学概論(2) 社会基盤メインテナンス工学に関わる制度,および社会基盤メインテナンス工学の意義を解説するとともに,意見を交わし合う。 |
社会基盤メインテナンス工学に関わる制度,および社会基盤メインテナンス工学の意義を説明できる
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3週 |
社会基盤メインテナンス工学概論(3) 次世代の社会基盤メインテナンス工学の思考を解説するとともに,意見を交わし合う。 |
次世代の社会基盤メインテナンス工学の思考について説明できる
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4週 |
メインテナンスマネジメントシステム(1) メインテナンスにおけるマネジメントを解説するとともに,意見を交わし合う。 |
メインテナンスにおけるマネジメントを説明できる
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5週 |
メインテナンスマネジメントシステム(2) メインテナンスマネジメントのストラテジーとして,建設プロジェクトにおけるメインテナンスの重要性の変化およびメインテナンスマネジメントの検討内容を解説するとともに,意見を交わし合う。 |
メインテナンスマネジメントのストラテジーとして,建設プロジェクトにおけるメインテナンスの重要性の変化およびメインテナンスマネジメントの検討内容を説明できる
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6週 |
メインテナンスマネジメントシステム(3) メインテナンスマネジメントのストラテジーとして,メインテナンスマネジメントの領域およびメインテナンスマネジメントにおける要求事項を解説するとともに,意見を交わし合う。 |
メインテナンスマネジメントのストラテジーとして,メインテナンスマネジメントの領域およびメインテナンスマネジメントにおける要求事項を説明できる
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7週 |
第1〜6週のまとめ 第1〜6週を要約することでふり返る。 |
今までの学習の要点を説明できる
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8週 |
中間試験
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2ndQ |
9週 |
メインテナンスマネジメントシステム(4) 達成目標,タイム,コストとライフサイクルを解説するとともに,意見を交わし合う。 |
達成目標,タイム,コストとライフサイクルについて説明できる
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10週 |
メインテナンスマネジメントシステム(5) リスクとして,構造物自身に関するリスクおよび構造物が使用者に与える可能性のあるリスクを解説するとともに,意見を交わし合う。 |
構造物自身に関するリスクおよび構造物が使用者に与える可能性のあるリスクについて説明できる
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11週 |
メインテナンスマネジメントシステム(6) リスクとして,構造物が使用者に与える可能性のあるリスクおよび構造物が環境に与える可能性のあるリスクを解説するとともに,意見を交わし合う。 |
構造物が使用者に与える可能性のあるリスクおよび構造物が環境に与える可能性のあるリスクについて説明できる
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12週 |
メインテナンスマネジメントシステム(7) データベースの目的と役割,社会基盤に関するデータベースの必要性およびメインテナンスに関する規格・基準および技術者評価制度を解説するとともに,意見を交わし合う。 |
データベースの目的と役割,社会基盤に関するデータベースの必要性およびメインテナンスに関する規格・基準および技術者評価制度について説明できる
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13週 |
メインテナンスマネジメントシステム(8) マネジメントシステムとして,日本国内と海外における建設プロジェクトの相違およびプロジェクトマネジメント手法を解説するとともに,意見を交わし合う。 |
マネジメントシステムとして,日本国内と海外における建設プロジェクトの相違およびプロジェクトマネジメント手法について説明できる
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14週 |
メインテナンスマネジメントシステム(9) マネジメントシステムとして,プロジェクトマネジメントの新たな展開およびメインテナンスマネジメントシステムの種別と構成を解説するとともに,意見を交わし合う。 |
マネジメントシステムとして,プロジェクトマネジメントの新たな展開およびメインテナンスマネジメントシステムの種別と構成について説明できる
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15週 |
第9〜14週のまとめ 第9〜14週を要約することでふり返る。 |
第9〜14週を要約を説明できる
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16週 |
期末試験
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 30 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 10 | 0 | 0 | 10 | 0 | 0 | 20 |
専門的能力 | 60 | 0 | 0 | 20 | 0 | 0 | 80 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |