到達目標
(1) 大気汚染・水質汚濁・土壌汚染・騒音・振動の現状と発生源について、説明できる。
(2) 廃棄物の発生と現状、収集・処理・処分、減量化・再資源化について、説明できる。
(3) 環境影響評価、リスクアセスメント、ライフサイクルアセスメントの概要について説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | (1) 大気汚染・水質汚濁・土壌汚染・騒音・振動の現状と発生源および排出抑制や修復技術について説明できる。 | 大気汚染・水質汚濁・土壌汚染・騒音・振動の現状と発生源について、説明できる。 | 大気汚染・水質汚濁・土壌汚染・騒音・振動の現状と発生源について、説明できない。 |
評価項目2 | 廃棄物の発生と現状、収集・処理・処分、減量化・再資源化ならびに廃棄物対策について、説明できる。 | 廃棄物の発生と現状、収集・処理・処分、減量化・再資源化について、説明できる。 | 廃棄物の発生と現状、収集・処理・処分、減量化・再資源化について、説明できない。 |
評価項目3 | 環境影響評価、リスクアセスメント、ライフサイクルアセスメントの概要について事例をもとに説明できる。 | 環境影響評価、リスクアセスメント、ライフサイクルアセスメントの概要について説明できる。 | 環境影響評価、リスクアセスメント、ライフサイクルアセスメントの概要について説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育目標 (C)
説明
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学習・教育目標 (D)
説明
閉じる
教育方法等
概要:
急激な経済成長と人口増加に伴う様々な環境問題の発生と深刻化は、地域のみならず、地球規模での問題に発展している。このような問題の解決にわが国の技術者が果たすべき役割は大きい。本講義では、環境問題の事例として、大気汚染、水質汚濁、廃棄物処理等を取り上げ、それぞれのメカニズムとその対策を学習する。
授業の進め方・方法:
授業は黒板を用いた授業形式を中心に行うが、演習問題もあるので電卓を準備しておくこと。資料を配布するのでファイルを持参すると良い。
注意点:
本科目は、授業で保証する学習時間と、予習・復習および課題レポート作成に必要な標準的な自己学習時間の総計が90時間に相当する学習内容である。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
環境と人の健康(環境問題の歴史と現状) |
大気汚染、水質汚濁などわが国の公害とその対策の歴史から、地球環境問題とその対策に至る現状について説明できる。
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2週 |
大気環境Ⅰ(大気汚染物質と環境基準) |
大気の構造や汚染物質の特性および発生源、大気汚染に係る環境基準について説明できる。
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3週 |
大気環境Ⅱ(大気汚染物質の拡散と濃度予測) |
工場や自動車などから排出された大気汚染物質がどのように広がるのかを予測・評価する手法について説明できる。
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4週 |
大気環境Ⅲ(大気汚染物質の排出とその防止法) |
大気汚染物質の排出防止・軽減のための方法について学習し、大気汚染の現状と対策についての理解を深める。
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5週 |
水環境Ⅰ(水質汚濁物質と環境基準) |
水質汚濁物質の特性および発生源、水質汚濁に係る環境基準について説明できる。
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6週 |
水環境Ⅱ(水質汚濁のメカニズム)
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水域における有機汚濁と富栄養化のメカニズム、ならびに汚濁物質の流入と拡散および生物による自浄作用のメカニズムについて説明できる。
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7週 |
水環境Ⅲ(水質汚濁の防止法)
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水質汚濁を防止するための水処理技術の基礎を復習するとともに、水質浄化のための新しい取り組みについて学習し、水質汚濁の現状と対策について理解を深める。
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8週 |
中間試験
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4thQ |
9週 |
騒音
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騒音問題の現状と発生源、評価方法ならびに騒音問題に係る環境基準について説明できる。
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10週 |
振動・悪臭
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振動と臭気の問題の現状と発生源、評価方法ならびに振動と臭気に係る環境基準について説明できる。
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11週 |
廃棄物Ⅱ(廃棄物の定義と分類)
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廃棄物の定義、分類、処理方法の概略について説明できる。
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12週 |
廃棄物Ⅱ(廃棄物の処理)
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廃棄物の最終処分場の種類と構造について学習し、廃棄物問題に現状と対策について理解を深める。
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13週 |
環境リスクⅠ(健康リスク)
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環境におけるリスクとは何か、健康リスクとその評価方法について説明できる。
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14週 |
環境リスクⅡ(環境リスク)と環境影響評価
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生態リスクについて学習し、環境影響評価法について演習を通じて理解を深める。
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15週 |
社会と環境(環境倫理)
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環境問題は人間の経済活動や生活そのものに起因しており、複雑な問題であることを理解したうえで、今後の持続可能な社会の実現のために必要な考え方について説明できる。
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16週 |
期末試験
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 演習課題 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 40 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 50 | 40 | 10 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |