環境生態学

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 環境生態学
科目番号 0020 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 都市システム工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 宇野宏司・渡部守義:環境生態学、コロナ社
担当教員 渡部 守義

到達目標

(1) 地球規模の環境問題、 環境と人の健康との関わりを説明できる。
(2) 生態系の構造と機能、物質循環と微生物のと関係、各種生態系の特徴とその保全手法について説明できる。
(3) 生物多様性の現状と危機について説明できる。
(4) 自然生態系を守るための施策を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1地球規模の環境問題、 環境と人の健康との関わりを過去に発生した公害を例に説明できる。地球規模の環境問題、 環境と人の健康との関わりを説明できる。地球規模の環境問題、 環境と人の健康との関わりを説明できない。
評価項目2生態系の構造と機能、物質循環と微生物のと関係、各種生態系の特徴とその保全手法について説明でき、これに関する計算ができる。生態系の構造と機能、物質循環と微生物のと関係、各種生態系の特徴とその保全手法について説明できる。生態系の構造と機能、物質循環と微生物のと関係、各種生態系の特徴とその保全手法について説明できない。
評価項目3生物多様性の現状と危機について説明で、これに関する計算ができる。生物多様性の現状と危機について説明できる。生物多様性の現状と危機について説明できない。。
評価項目4自然生態系を守るための施策を事例を用いて説明できる。自然生態系を守るための施策を説明できる。自然生態系を守るための施策を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (A) 説明 閉じる
学習・教育目標 (D) 説明 閉じる
学習・教育目標 (H) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目では生態系の機能と構造、生物と環境との関わりについて学習し、街づくりや社会基盤施設などの計画・設計・施工に応用できる基礎知識を習得する。
授業の進め方・方法:
授業はスライドを用いた講義を中心に行うが、計算問題もあるので電卓を準備しておくこと。また配布資料があるのでファイルなどを準備しておくと良い。
注意点:
本科目は、授業で保証する学習時間と、予習・復習および課題レポート作成に必要な標準的な自己学習時間の総計が90時間に相当する学習内容である。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、公害と人の健康、地球環境問題(1) 環境と人の健康との関わり、過去に生じた公害の歴史とその内容(環境要因と疾病の関係)について、説明できる。
2週 地球環境問題(2)  地球規模の環境問題を説明できる。
3週 地球環境問題(3)  地球規模の環境問題を説明できる。
4週 生物と地球環境の歴史、生態系(1)生態系とは何か 生態系の構成要素、構造について説明できる。
5週 生態系(2)生態系の構成要素、機能、役割による分類 生態系の構造と機能、役割による分類、ならびに微生物の分類、構造、機能等を説明できる。
6週 生態系(3)食物連鎖と生態系の物質循環 物質循環と微生物の関係、生態系のエネルギー流れについて説明できる。
7週 生態系(4)生物間の相互作用 生物間の相互作用について説明できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 生物多様性とその危機 生物多様性の現状と危機について説明できる。また種の多様性について計算できる。
10週 生態系の保全手法とビオトープ 生態系の保全手法を説明できる。また、ビオトープの定義と役割について説明できる。
11週 森林生態系の機能と役割 森林生態系の機能と役割、現状と保全手法について説明できる。
12週 農耕地生態系と都市生態系 農耕地生態系と都市生態系の機能と役割、現状と保全手法について説明できる。
13週 水域生態系と水環境 水域生態系(湖沼・貯水池)の機能と役割、現状と保全手法について説明できる。
14週 水域生態系と水環境 水域生態系(河川)の機能と役割、現状と保全手法について説明できる。
15週 生態系を守るための法体系 生態系を守るための法体系と施策について説明できる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験演習問題合計
総合評価割合5050100
基礎的能力000
専門的能力5050100
分野横断的能力000