到達目標
(1)建築構造を学ぶ意味について理解する
(2)建築構造の種類とそれぞれの特性について理解する
(3)部材の名称、構造の名称、柱・梁・床・屋根の構法名称など基本的な用語が使えるようになる
(4)環境と建築について理解する
(5)災害への備えと建築技術の変化について理解する
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 建築構造を学ぶ意味を十分に理解できる | 建築構造を学ぶ意味を理解できる | 建築構造を学ぶ意味を理解できない |
評価項目2 | 建築構造の種類とそれぞれの特性を十分に理解できる | 建築構造の種類とそれぞれの特性を理解できる | 建築構造の種類とそれぞれの特性を理解できない |
評価項目3 | 部材の名称、構造の名称、柱・梁・床・屋根の構法名称など基本的な用語をきっちりと使うことができる | 部材の名称、構造の名称、柱・梁・床・屋根の構法名称など基本的な用語を使うことができる | 部材の名称、構造の名称、柱・梁・床・屋根の構法名称など基本的な用語を使うことができない |
評価項目4 | 環境と建築の関係を十分に理解できる | 環境と建築の関係を理解できる | 環境と建築の関係を理解できない |
評価項目5 | 災害への備えと建築技術の変化を十分に理解できる | 災害への備えと建築技術の変化を理解できる | 災害への備えと建築技術の変化を理解できない |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 (D)
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学習・教育到達度目標 (F)
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教育方法等
概要:
建築物がどのようにして建っているかを学習するとともに、建築の基礎的な専門用語を理解する。また関連する諸分野の事項への関心を高めていく。演習を通じて、実践的な知識や技術の理解を深める。
授業の進め方・方法:
1週〜8週(担当:荘所、角野)講義形式による語句の解説などを中心とする。随時グループワークなどで、適切な構造について感覚を身につける。
構造の授業ではあるが、構造的に特徴のある建築物をたくさんみせることで、デザインと構造の関係性について知る機会をつくる。
適宜、講義に関連するレポートを課す。
9週〜16週(担当:平石、本塚)専門の導入教育として明石高専内の建物を調べ、これまで注意してこなかった建築物の欠陥や改善点を探る個人ワークとグループワークを行い。対話による情報の共有方法を身に付ける。
13週目からは講義形式で建築と環境、建築と災害について説明するとともに、建築の基礎について理解する。
注意点:
建築に関する基礎的な専門用語を確実に理解出来るようにする。建築や都市に関する日常的に得られる情報に関心を持ち、自分の考えをきちんとまとめ、発表できる力を身につけること。本科目は、授業で保障する学習時間と、予習・復習・課題レポート等に必要な標準的自己学習時間の総計が90時間に相当する学習内容である。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
建築を学ぶための心がまえについて。なぜ構造を学ぶのか。 風土と建築について |
構造を学ぶことの意義について理解する。 風土と建築の関係を説明できる
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2週 |
建築構造の成り立ちについて 鋼構造(S造)の基礎 |
建築構造の成り立ちについて説明できる。 建築構造の分類ができる。 鋼構造の特徴、構造形式について説明できる。
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3週 |
鉄筋コンクリート構造(RC造)の基礎 |
鉄筋コンクリート構造の特徴、構造形式について説明できる。
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4週 |
鉄骨鉄筋コンクリート構造(SRC造)、コンクリート充填鋼管構造(CFT造)、組積造(M造)の基礎 |
鉄骨鉄筋コンクリート構造、コンクリート充填鋼管構造、組積造の特徴、構造形式について説明できる。
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5週 |
木造(W造)の基礎。特長・構造形式・接合方法の基礎・各部材の名称などについて |
木造の特長・構造形式・接合方法の基礎・各部材の名称を説明できる。
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6週 |
構造に関するグループワーク |
部材の組み方をチームで議論して説明することができる。
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7週 |
構造技術が突出した建築物や構造家について |
構造技術が突出した建築物や構造家を挙げることができる。
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8週 |
中間試験 |
7週目まで学んだことの到達度を測る
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2ndQ |
9週 |
建築に関わる仕事 |
建築に関連する仕事の多様性について説明することができる。
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10週 |
明石高専の建築物の中で自分自身が「おかしい、変だな」と思う場所を探して写真をとり、何がおかしいかを説明する。 |
建築物の中で疑問に思うことを記録することができる。
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11週 |
明石高専の建築物の中で自分自身が「おかしい、変だな」と思う場所をチームで共有する。 |
建築物の中で疑問に思うことをチームに紹介することができる。
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12週 |
明石高専の建築物の中で自分自身が「おかしい、変だな」と思う場所をチームで発表する。 |
建築物の中で疑問に思うことを発表することができる。
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13週 |
環境と建築 |
環境と建築について説明することができる。
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14週 |
環境と建築 |
環境と建築について説明することができる。
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15週 |
災害と建築 |
災害への備えと建築技術の変化について説明することができる。
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16週 |
期末試験 |
この授業で学んだことの到達度を測る
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 材料 | 建築材料の規格・要求性能について説明することができる。 | 2 | |
木材の種類について説明できる。 | 2 | |
傷(節など)について説明できる。 | 2 | |
耐久性(例えば腐れ、枯渇、虫害など)について説明できる。 | 2 | |
耐火性について説明できる。 | 2 | |
近年の木材工業製品(集成材、積層材など)の種類について説明できる。 | 2 | |
木材の成長と組織形成から、物理的性質の違いについて説明できる。 | 2 | |
セメントの種類・特徴について説明できる。 | 2 | |
構造 | 建築構造の成り立ちを説明できる。 | 2 | |
建築構造(W造、RC造、S造、SRC造など)の分類ができる。 | 2 | |
木構造の特徴・構造形式について説明できる。 | 4 | |
木材の接合について説明できる。 | 4 | |
基礎、軸組み、小屋組み、床組み、階段、開口部などの木造建築の構法を説明できる。 | 4 | |
S造の特徴・構造形式について説明できる。 | 2 | |
仕口の設計方法について説明ができる。 | 2 | |
柱脚の種類と設計方法について説明ができる。 | 2 | |
鉄筋コンクリート造(ラーメン構造、壁式構造、プレストレストコンクリート構造など)の特徴・構造形式について説明できる。 | 2 | |
基礎形式(直接、杭)の分類ができる。 | 2 | |
基礎形式別の支持力算定方を説明できる。 | 2 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 2 | |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 2 | |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 2 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他(レポート・グループ課題) | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 60 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 60 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |