建築計画Ⅱ

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 建築計画Ⅱ
科目番号 0053 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 岡田光正他『新訂 建築計画1』鹿島出版会参考:『コンパクト建築設計資料集成』丸善
担当教員 水島 あかね

到達目標

1)人間の知覚や行動にについて説明することができる
2)空間を構成している要素について説明することができる
3)特徴的な外部空間の構成について説明することができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1人間の知覚や行動にについて事例を挙げて説明することができる人間の知覚や行動にについて簡単に説明することができる人間の知覚や行動にについて説明することができない
評価項目2空間を構成している要素について、その特徴を説明することができる空間を構成している要素について説明することができる空間を構成している要素について説明することができない
評価項目3特徴的な外部空間の構成を事例を挙げて説明することができる特徴的な外部空間の構成について説明することができる特徴的な外部空間の構成について説明することができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (D) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
気候、風土、歴史、文化など、建築がその土地が持つ様々な要素から形作られてきたことを知り、建築に対する多角的なものの見方や建物を計画する上で必要な基礎知識を身につけることを目標とする。
授業の進め方・方法:
主に授業は事前に取り組むレポートと、それを踏まえた授業中のグループディスカッション、スライドを用いた説明による。
注意点:
この授業に求められるのは、普段から身の回りの環境に関心を持ち、人の行為と空間との関係などを良く観察するようにすること、および授業への積極的な参加である。また、専門書を読んだり、インターネットや書籍を調べてまとめたりするなど、時間外の課題にも取り組む必要がある。合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション 本授業の進め方や評価方法、目標を理解し、人に説明することができる
2週 空間の性能(1):利便性・快適性・安全性 建築に求められている利便性や快適性、安全性について説明することができる
3週 空間の性能(2):耐久性・経済性 建築に求められている耐久性や経済性について説明することができる
4週 空間の性能(3):持続可能性と省エネルギー 持続可能な建築手法を説明することができる
5週 計画の技法(1):計画のプロセス 計画のプロセスについて説明することができる
6週 計画の技法(2):空間構成の手法1 ドミノシステム、ユニバーサルスペースについて説明できる
7週 計画の技法(3):空間構成の手法2 空間構成の様々な手法について説明できる
8週 中間試験
4thQ
9週 空間形成のエレメント(1) 壁・床・屋根・天井・開口部など空間を形成する要素とその役割について説明できる
10週 空間形成のエレメント(2) 壁・床・屋根・天井・開口部など空間を形成する要素とその役割について説明できる
11週 良い景観・悪い景観 景観に関する自分の見解を述べることができる
12週 外部空間の構成(1):外部空間のスケール・歩行空間 空間を形成する要素を幾つか挙げて説明することができる
13週 外部空間の構成(2):外部空間の構成 歩行空間の計画手法について説明することができる
14週 外部空間の構成(3):外部空間のスケール 建築の配置形態を幾つか挙げて特徴を説明することができる
15週 まとめ 本科目で学んだことをふりかえることができる
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史街路計画の手法と理念について説明できる。1後13,後14
景観形成・風景計画、用途・形態規制の仕組みについて説明できる。1後9
建築協定・緑化協定などの住民参加・協働のまちづくりの体制について説明できる。1後3,後9,後13,後14
モデュールについて説明できる。3後4,後8,後11,後12
建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。3後4,後8,後12
建築計画・設計の手法一般について説明できる。2後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。2後8,後14
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。2後8,後9,後14
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。2後9,後12,後14
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。2後9,後12,後14
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。1後9,後12,後14
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。1後9,後12,後14
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3後9,後14
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3後9,後12,後14
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3後9,後14
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3後9,後12,後14
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3後9,後14
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3後9,後12,後14
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる1後9,後12,後14
複数の情報を整理・構造化できる。1後8,後9,後12,後14

評価割合

試験・小テストレポート・課題合計
総合評価割合5050100
基礎的能力101020
専門的能力403070
分野横断的能力01010