建築設計演習ⅢA

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 建築設計演習ⅢA
科目番号 0056 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 コンパクト版 建築史、建築史編集委員会、彰国者
担当教員 荘所 直哉,中川 肇,東野 アドリアナ,徳岡 浩二

到達目標

設計趣旨、コンセプトを理解し、先入観に縛られず、自由な発想を育成し、与えられた条件をもとに、設計コンセプトがまとめられる。与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
与えられた条件をも与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。良くできるできるできない
与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。良くできるできるできない
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。良くできるできるできない
敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。良くできるできるできない
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。良くできるできるできない
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。良くできるできるできない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (D) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (E) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (F) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目は、3年生まで学習した専門知識を統合的に展開し、空間構成の基本を学ぶ。具体的な与件に則して設計を行う。構造体の形式やディテール、材料について考え、その特性を生かした形態や空間を持つ建築の設計を行う。指定された条件に基づき、自由な発想で各種建築物の設計・デザインの基本を身につけることを目的とする。建築製図用具を使用し、手書きによる線の描き分け、縮尺の概念、寸法・文字の記入方法を理解し、建築製図の規則を習得する。これにより図面上での建築物の表現・投影方法ができることを目指す。
授業の進め方・方法:
設計課題の政策を通して学習する。
注意点:
建物の見学や専門雑誌の読書を通して建築について考えること。本科目は、授業外での学修時間が単位数に含まれている。提出期限に遅れないよう、計画的に課題に取り組むこと。
提出期限を守ること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 第1課題 「構造体から建築表現を考える」 課題説明および現地見学 設計趣旨、コンセプトを理解し、先入観に縛られず、自由な発想を育成する。与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。
2週 エスキス1:構造体に関する事例発表 設計趣旨、コンセプトを理解し、先入観に縛られず、自由な発想を育成する。与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。
3週 エスキス2:個別指導によるエスキスチェック 与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。
4週 エスキス3:個別指導によるエスキスチェック 与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。
5週 図面作成1:エスキスの再検討を行い、下書き作業に取りかかる 与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。
6週 図面作成3:図面作成および模型の作成 与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。
7週 図面作成2:仕上げ図面作成 与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。
8週 第1課題 講評会:図面・模型を提示し、設計趣旨を発表する。講評と学生同士の意見交換を行う 講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。
2ndQ
9週 第1課題 「こども園の設計」課題説明および現地見学 建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。建築における形態(ものの形)について説明できる。
10週 エスキス1:こども園に関する事例発表 設計趣旨、コンセプトを理解し、先入観に縛られず、自由な発想を育成する。与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。
11週 エスキス2:個別指導によるエスキスチェック 設計趣旨、コンセプトを理解し、先入観に縛られず、自由な発想を育成する。与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。
12週 エスキス3:個別指導によるエスキスチェック 与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。
13週 図面作成1:エスキスの再検討を行い、下書き作業に取りかかる 与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。
14週 図面作成3:図面作成および模型の作成、夏休みの課題説明 与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。
15週 第2課題 講評会:図面・模型を提示し、設計趣旨を発表する。講評と学生同士の意見交換を行う 講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。
16週 期末試験行わない

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野設計・製図製図用具の特性を理解し、使用できる。5
線の描き分け(3種類程度)ができる。5
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。5
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。5
図面の種類別の各種図の配置を理解している。5
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。5
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。5
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。5
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。5
与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。5
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。5
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。5
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。5
敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。5
建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。5
建築における形態(ものの形)について説明できる。5

評価割合

課題発表合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力0000000
専門的能力80200000100
分野横断的能力0000000