到達目標
1)報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。
2)作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。
3)課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 明確な結論・意見・報告を分かりやすく、論理的・実証的、レイアウトにも優れたレジメに作成できる。 | 明確な結論・意見・報告を分かりやすく、論理的・実証的なレジメに作成できる。 | 結論・意見・報告を示す材料は上げられるが構成・レイアウトに不備がある。 |
評価項目2 | 動作・スピード・わかりやすさに優れたプレゼンテーションができ、質問にも的確に答えることができる。 | 準備されたプレゼンテーションができるが、質問に対して即座に適切な回答ができない。 | 読み合わせに近いプレゼンテーションとなっている。 |
評価項目3 | テーマに即した意味のある発言が、簡潔・論理的・実証的にできる。 | テーマに合った、意味のある発言だが、冗長となっている。 | テーマから外れてはいないが、未整理な発言内容である。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 (A)
説明
閉じる
学習・教育到達度目標 (E)
説明
閉じる
教育方法等
概要:
テキストの設問に従った学生の発表と、それに対する質疑応答を中心に授業を進行する。日本語を使用する様々な場面での諸問題を取り上げ、日本語の表現と日本人の発想の特徴について、知識の整理、自発的な考察、適切な実践により習得することを目標とする。
授業の進め方・方法:
講義形式。学生のプレゼンテーション(A41枚のレジメを使用)と質疑応答を中心に、各テーマの理解とプレゼン技術の習得をはかる。
注意点:
本科目は、授業で保証する学習時間と、予習・復習及び課題レポート作成に必要な標準的な自己学習時間の総計が、90時間に相当する学習内容である。
事前学習を含め、発表と質疑応答に意欲的に取り組み、国語表現に必要な知識と技術を確実に習得するよう心がけること。なお適宜、資料を配付し、小テストを実施する。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
オリエンテーション 授業の概要 発表予定の立案 |
レジメの作成の仕方、プレゼン注意、それぞれの評価基準が理解できる。
|
2週 |
問い合わせをする トレーニング1の発表と質疑応答 上記問題点の考察と整理 |
「問い合わせ」のテーマを理解し、必要な技術(話し方・5W2H・タイミングなど)を中心としたレジメを作成し、プレゼンテーションすることができる。
|
3週 |
お願いをする トレーニング3の発表と質疑応答 上記問題点の考察と整理 |
「お願いする」テーマを理解し、必要な技術(気配り・タイミング・話し方など)を中心としたレジメを作成し、プレゼンテーションすることができる。
|
4週 |
誘う・断る・謝る トレーニング5の発表と質疑応答 上記問題点の考察と整理 |
対他意識に関するテーマを理解し、必要な技術(気配り・タイミング・話し方)を中心としたレジメを作成し、プレゼンテーションすることができる。
|
5週 |
インタビューをする トレーニング7の発表と質疑応答 上記問題点の考察と整理 |
「インタビュー」のテーマを理解し、必要な技術(事前準備・対象選択・話し方など)を中心としたレジメを作成し、プレゼンテーションすることができる。
|
6週 |
スピーチをする トレーニング9の発表と質疑応答 上記問題点の考察と整理 |
「スピーチ」のテーマを理解し、必要な技術(ふさわしい内容・話し方)を中心としたレジメを作成し、プレゼンテーションすることができる。
|
7週 |
会議で発言する トレーニング10の発表と質疑応答 上記問題点の考察と整理 |
「会議での発言」のテーマを理解し、必要な技術(意見整理・決定の仕方・会議進行など)を中心としたレジメを作成し、プレゼンテーションすることができる。
|
8週 |
中間試験 |
|
4thQ |
9週 |
分野別課題研究研究1 受講者に関係の深い事例研究 |
テーマ別の事例について議論として意見をだすことができる。
|
10週 |
やさしい日本語 トレーニング12の発表と質疑応答 上記問題点の考察と整理 |
「やさしい日本語」のテーマを理解し、必要な技術(語選択・異文化理解・マナーなど)を中心としたレジメを作成し、プレゼンテーションすることができる。
|
11週 |
道や交通の案内をする・手順を説明する トレーニング6・11の発表と質疑応答 上記問題点の考察と整理 |
「道や交通の案内をする」「手順を説明する」のテーマを理解し、必要な技術(内容の整理・説明の仕方など)を中心としたレジメを作成し、プレゼンテーションすることができる。
|
12週 |
プレゼンテーション1 トレーニング13の発表と質疑応答 上記問題点の考察と整理 |
「研究発表」のテーマを理解し、必要な技術(材料選択・資料作成など)を中心としたレジメを作成し、プレゼンテーションすることができる。
|
13週 |
研究発表2 トレーニング14の発表と質疑応答 上記問題点の考察と整理 |
「研究発表」のテーマを理解し、必要な技術(スライド・質疑応答など)を中心としたレジメを作成し、プレゼンテーションすることができる。
|
14週 |
面接1 トレーニング15の発表と質疑応答 上記問題点の考察と整理 |
「面接」のテーマを理解し、必要な技術(質問意図・種類別の基準・自己紹介の仕方など)を中心としたレジメを作成し、プレゼンテーションすることができる。
|
15週 |
面接2 トレーニング15の発表と質疑応答 上記問題点の考察と整理 |
「面接」のテーマを理解し、必要な技術(志望理由・質問を通じたPRなど)を中心としたレジメを作成し、プレゼンテーションすることができる。
|
16週 |
期末試験 |
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 3 | |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 3 | |
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。 | 3 | |
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。 | 3 | |
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。 | 3 | |
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。 | 3 | |
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。 | 3 | |
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。 | 3 | |
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。 | 3 | |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 3 | |
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。 | 3 | |
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 | 3 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。 | 3 | |
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |