応用数学

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 応用数学
科目番号 0072 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 建築学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 上野健爾編:高専テキストシリーズ 応用数学 森北出版上野健爾編:高専テキストシリーズ 応用数学問題集 森北出版
担当教員 武田 ひとみ,河田 祥太郎

到達目標

(1)ベクトル解析における基礎的な計算ができる。
(2)複素関数論における基礎的な計算ができる。
(3)ラプラス変換における基礎的な計算ができる。
(4)フーリエ変換における基礎的な計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ベクトル解析における基礎的な計算が十分にできるベクトル解析における基礎的な計算ができるベクトル解析における基礎的な計算ができない
評価項目2複素関数論における基礎的な計算が十分にできる複素関数論における基礎的な計算ができる複素関数論における基礎的な計算ができない
評価項目3ラプラス変換における基礎的な計算が十分にできるラプラス変換における基礎的な計算ができるラプラス変換における基礎的な計算ができない
評価項目4フーリエ変換における基礎的な計算が十分にできるフーリエ変換における基礎的な計算ができるフーリエ変換における基礎的な計算ができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (D) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (F) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (H) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
理工学の幅広い分野で用いられる数学的手法である、ベクトル解析、複素関数論、ラプラス変換、フーリエ解析について学習する。
授業の進め方・方法:
講義と演習を行う。適宜、課題や小テスト等を実施する。
注意点:
第3学年までに学習した数学の内容を理解しておくこと。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ベクトル ベクトルに関する基本的な計算ができる
2週 勾配、発散、回転 勾配、発散、回転の意味を理解し計算ができる
3週 線積分 線積分の計算ができる
4週 面積分 面積分の計算ができる
5週 ガウスの発散定理 ガウスの発散定理を用いた計算ができる
6週 ストークスの定理 ストークスの定理を用いた計算ができる
7週 総括 これまでに学んだ内容に関する問題が解ける
8週 中間試験
2ndQ
9週 複素数と複素関数 基本的な複素関数の定義を理解し計算できる
10週 正則関数 正則性の判定ができ、正則関数の微分を計算できる
11週 複素関数の積分 複素関数の積分を計算できる
12週 コーシーの積分表示 コーシーの積分表示を用いた積分の計算ができる
13週 ローラン展開 ローラン展開の計算ができる
14週 留数定理 留数をもちいた積分の計算と、留数定理を用いた実積分の計算ができる
15週 総括 これまでに学んだ内容に関する問題が解ける
16週 期末試験
後期
3rdQ
1週 ラプラス変換 ラプラス変換の計算ができる
2週 ラプラス変換 逆ラプラス変換の計算ができる
3週 ラプラス変換
ラプラス変換を用いて微分方程式を解くことができる
4週 デルタ関数と線形システム 単位ステップ関数とデルタ関数のラプラス変換を計算できる
5週 デルタ関数と線形システム 合成積の計算と、合成積を用いた逆ラプラス変換の計算ができる
6週 デルタ関数と線形システム 線形システムの伝達関数、インパルス応答、単位ステップ応答、任意の入力に対する出力を計算できる
7週 総括 これまでに学んだ内容に関する問題が解ける
8週 中間試験
4thQ
9週 フーリエ級数
三角関数どうしの積の積分の計算ができる
10週 フーリエ級数 フーリエ級数の計算ができる
11週 フーリエ級数 フーリエ級数を用いて偏微分方程式を解くことができる
12週 フーリエ変換 複素フーリエ級数の計算ができる
13週 フーリエ変換 フーリエ変換と逆フーリエ変換の計算ができる
14週 フーリエ変換 離散フーリエ変換と逆離散フーリエ変換の計算ができる
15週 総括 これまでに学んだ内容に関する問題が解ける
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験平常点(課題・演習・小テスト等)合計
総合評価割合5050100
基礎的能力5050100
専門的能力000
分野横断的能力000