建築計画Ⅲ

Course Information

College Akashi College Year 2018
Course Title 建築計画Ⅲ
Course Code 0081 Course Category Specialized / Compulsory
Class Format Seminar Credits School Credit: 1
Department Architecture Student Grade 4th
Term First Semester Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 現代建築学 新訂 建築計画2
Instructor OTSUKA Takehiko

Course Objectives

1)建築物の寿命はどのように捉えられるか理解し、建築空間の長寿命化のための計画手法を説明できる。
2)計画・設計プロセスの諸段階を知り、設計を進めていく上で必要な基本的な平面型の知識、全体計画のまとめ方等々を理解している。
3)地域の問題の住民による自主的解決に関連して建築協定の意義を理解している。
4)人間性豊かな住空間を創造するため、人間学的視点の必要性や、高齢者施設の設立目標などを理解している。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1住宅の設計手法について的確に説明できる。住宅の設計手法について説明できる。住宅の設計手法について説明できない。
評価項目2計画・設計の方法などについて的確に説明できる。計画・設計の方法などについて説明できる。計画・設計の方法などについて説明できない。
評価項目3建築協定について的確に説明できる。建築協定について説明できる。建築協定について説明できない。
評価項目4建築設計において総合的、人間学的視点が必要であることを具体的に理解できる。建築設計において総合的、人間学的視点が必要であることを理解できる。建築設計において総合的、人間学的視点が必要であることを理解できない。

Assigned Department Objectives

学習・教育到達度目標 (D) See Hide
学習・教育到達度目標 (E) See Hide
学習・教育到達度目標 (H) See Hide

Teaching Method

Outline:
建築は人間の生活を支える器であり、生活を左右するが、建築計画学は生活を豊かにする力を科学的に認識し、理論化する学問である。本講義はそうした視点から計画課題の明確化、設計の進め方について講義する。
Style:
講義。全講義のうち2回は建築設計の第一線で活躍する建築家が建築設計業務の実際について講義する。
Notice:
建築には、例えば、様々な人々の生活パターンに対応する多様性、機能と空間構成の関係、機能内容の時代的変化、等々の多くの側面がある。建築の計画・設計について考えるときは諸側面を総合的に捉えるように心がけること。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st 授業の進め方
授業の進め方および建築計画学を勉強する上でのポイントの説明。
2nd フレキシビリティとエキスパンシビリティ
建築空間に対する利用者の要求は年月とともに変化してゆく。それに対応しうる計画手法を解説。
3rd 建築寿命のとらえかた
建築物の寿命といっても多様な捉え方がある。どのような寿命の概念があるのかを概説する。
4th 住宅の設計1 戦災復興からモダンリビングまで概説する
5th 住宅の設計手法2 住生活におけるnLDK論や寝食分離について理解する
6th 住宅・住生活の多様化の進展 ニュータウンから高層居住の普及、住宅住生活の多様化
7th 低層集合住宅の計画
集住のなわばり学について。
8th 計画段階と設計段階
建築設計に先立って企画・計画段階がある。この段階と設計段階を比較し、各々の内容を説明する。
2nd Quarter
9th 建築協定の意義
住民による積極的なまちづくりや、地域の問題の住民間の自主的解決といったことに関連する建築協定について解説。
10th 空間認知 人間が無意識に創り出し、かつ必要としている空間とはどのようなものか、心理学的、人間学的視点から解説
11th バリアフリー住宅の設計論 高齢者・障害者のバリアフリー住宅の設計について概説する。
12th 福祉施設
高齢者福祉施設について。グループホーム、小規模多機能福祉拠点について。
13th 複合建築1
基本事項、建築計画、実例。複合施設の問題点について。
14th 複合建築2  建築の複合化 シェア空間の設計手法について学ぶ
15th 補足授業
前期の授業の補足、復習、質問等。
16th 期末試験

Evaluation Method and Weight (%)

試験発表相互評価態度レポートレジュメTotal
Subtotal500002525100
基礎的能力500002525100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000