建築計画Ⅳ

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 建築計画Ⅳ
科目番号 0082 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 岡田 光正、辻 正矩、吉村 英祐、柏原 士郎、森田 孝夫:「建築計画〈2〉」、鹿島出版会
担当教員 本塚 智貴

到達目標

1)居住施設(独立住宅や集合住宅)の計画について説明できる。
2)教育や福祉系の施設(幼稚園、保育所、小・中学校、高等学校など)の計画について説明できる。
3)文化・交流系の施設(美術館、博物館、図書館など)の計画について説明できる。
4)医療・業務系施設(病院、オフィスビル、庁舎、百貨店、ホテル、旅館など)の計画について説明できる。
5)発表に関して、多くの資料を全体的に見渡し、要点をつかみ、何らかの視点から整理して簡潔に構成し直し、人に伝えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1居住施設の計画について的確に説明できる。居住施設の計画について説明できる。居住施設の計画について説明できない。
評価項目2教育、福祉系施設の計画について的確に説明できる。教育、福祉系施設の計画について説明できる。教育、福祉系施設の計画について説明できない
評価項目3文化・交流系施設の計画について的確に説明できる。文化・交流系施設の計画について説明できる。文化・交流系施設の計画について説明できない
評価項目4医療・業務系施設の計画について的確に説明できる。医療・業務系施設の計画について説明できる。医療・業務系施設の計画について説明できない
評価項目5要点をまとめ、再構成し的確に発表できる。要点をまとめ、再構成し発表できる。要点をまとめ、再構成し発表できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (D) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (E) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (H) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本講義は、学校建築、病院建築、住宅等々の建築計画学における各論を中心とする。それらに関して、学生がグループをつくり、発表するという方式で授業を進めてゆく。
授業の進め方・方法:
全授業の内11回は学生による発表である。学生は11のグループをつくり、各種建築について建築学科学生として知っておくべき基本的知識を調べ、報告書を提出し、授業で発表する。自ら調べ、資料として整理し、相手に伝えるというプロセスを経ることで知識を深める。学生発表時には本塚が補足、解説をおこなう。
注意点:
発表の1週間前までに発表用レジメ原稿(A4で4枚)を作成し、内容の確認を受け修正を加えること。発表の2日前までには修正したレジメ原稿を本塚まで提出すること。
発表に際しては、パワーポイントを有効に使うこと。各施設の基本計画に関しては一人当たりA4、7 から8 枚の分量で発表用レジメ原稿とは別にレポートを作成し、提出すること。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション(本塚担当) 授業の進め方の説明。グループ分けと各グループが担当する施設の割り振り。
2週 コミュニティセンター(本塚担当)
基本事項、建築計画、実例。発表資料作成時のポイントの解説。
3週 学校 (グループ発表)
基本事項。建築計画。実例。教室周りの豊かさ。小学校と地域の関係。運営方式とブロックプラン。耐震化。
4週 保育所、幼稚園(グループ発表)
基本事項。建築計画。実例。育児の社会化。保育所のブロックプラン。
5週 病院・保健福祉施設(グループ発表)
基本事項。建築計画。実例。PPC。ナースステーションを中心とした病棟のモデル図。病室の計画。
6週 集合住宅(グループ発表)
基本事項。建築計画。実例。51Cの成立過程。住棟形態とアクセス方式。タウンハウスの可能性。
7週 事務所、銀行(グループ発表)
基本事項。建築計画。実例。貸しオフィスビルの収益性と計画課題。オフィスレイアウトの計画。
8週 庁舎(グループ発表) 基本事項。建築計画。実例。市民サービス。災害への備え。庁舎移転。
4thQ
9週 商業施設(グループ発表)
基本事項、建築計画、実例。コンバージョン。
10週 図書館(グループ発表) 基本事項、建築計画、実例。図書館の出納システム。公共図書館の中央館と分館の機能図。
11週 博物館、美術館(グループ発表)
基本事項、建築計画、実例。開かれた文化施設。新しい博物館。
12週 オーディトリアム(グループ発表)
基本事項、建築計画、実例。プロセニアム形式。専用ホールと多目的ホール。
13週 宿泊施設(グループ発表)
基本事項、建築計画、実例。ホテルの種類。
14週 災害時の空間資源利用(本塚担当) 基本事項、建築計画、実例。災害時に必要な機能。空間資源マネジメントの考え方。避難所。
15週 伝統的建築物の保全と再活用(本塚担当) 基本事項、計画変更、実例。リノベーション。保全と保存。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史近代の都市計画論について説明できる。4
居住系施設(例えば、独立住宅、集合住宅など)の計画について説明できる。4
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。4
文化・交流系の施設(例えば、美術館、博物館、図書館など)あるいは類似施設の計画について説明できる。4
医療・業務系の施設(例えば、オフィスビル、病院、オーディトリアム、宿泊施設等)あるいは類似施設の計画について説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポートその他合計
総合評価割合5025000250100
基礎的能力00000000
専門的能力5025000250100
分野横断的能力00000000