到達目標
1)居住施設(独立住宅や集合住宅)の計画について説明できる。
2)教育や福祉系の施設(幼稚園、保育所、小・中学校、高等学校など)の計画について説明できる。
3)文化・交流系の施設(美術館、博物館、図書館など)の計画について説明できる。
4)医療・業務系施設(病院、オフィスビル、庁舎、百貨店、ホテル、旅館など)の計画について説明できる。
5)発表に関して、多くの資料を全体的に見渡し、要点をつかみ、何らかの視点から整理して簡潔に構成し直し、人に伝えることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 居住施設の計画について的確に説
明できる。 | 居住施設の計画について説明でき
る。 | 居住施設の計画について説明でき
ない。 |
評価項目2 | 教育、福祉系施設の計画について
的確に説明できる。 | 教育、福祉系施設の計画について
説明できる。 | 教育、福祉系施設の計画について
説明できない。 |
評価項目3 | 文化・交流系施設の計画について
的確に説明できる。 | 文化・交流系施設の計画について
説明できる。 | 文化・交流系施設の計画について
説明できない。 |
評価項目4 | 医療・業務系施設の計画について
的確に説明できる。 | 医療・業務系施設の計画について
説明できる。 | 医療・業務系施設の計画について
説明できない。 |
評価項目5 | 計画上の要点をまとめ、再構築した上で他者にわかりやすく説明できる。 | 計画上の要点をまとめ、再構築した上で他者に説明できる。 | 計画上の要点をまとめ、再構築し説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 (D)
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学習・教育到達度目標 (E)
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学習・教育到達度目標 (H)
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教育方法等
概要:
本講義は、学校建築、病院建築、住宅等々の建築計画学における各論を中心とする。それらに関して、学生がグループをつくり、発表するという方式で授業を進めてゆく。
授業の進め方・方法:
全授業の内10回は学生による発表である。学生は10のグループをつくり、各種建築について建築学科学生として知っておくべき基本的知識を調べ、報告書を提出し、授業で発表する。自ら調べ、資料として整理し、相手に伝えるというプロセスを経ることで知識を深める。学生発表時には本塚が補足、解説をおこなう。
注意点:
本科目は、授業で保障する学習時間と、予習・演習レポート及び 試験の復習等に必要な標準的自己学習時間の総計が、90時間に相当する学習内容である。
発表の1週間前までに発表用レジメ原稿(A4で4枚)を作成し、本塚まで提出すること。
発表に際しては、パワーポイントを有効に使うこと。各施設の基本計画に関しては一人当たりA4、7から8枚の分量で発表用レジメ原稿とは別にレポートを作成し、提出すること。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業の進め方 授業の進め方および建築計画学を勉強する上でのポイントの説明。 |
授業の進め方の説明について理解できる。
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2週 |
宿泊施設(本塚担当) |
宿泊施設の計画、ホテルの種類、グループ発表資料作成時のポイントが理解できる。
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3週 |
住宅(グループ発表) |
住宅の計画、51Cの成立過程、住棟形態とアクセス方式について理解できる。
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4週 |
学校 (グループ発表) |
学校の計画、教室周りの豊かさ、小学校と地域の関係、運営方式について理解できる。
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5週 |
保育所、幼稚園(グループ発表) |
幼稚園の計画、育児をとりまく社会ニーズの変化について理解できる。
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6週 |
図書館(グループ発表) |
図書館の計画、出納システム。公共図書館の中央館と分館の機能について理解できる。
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7週 |
博物館、美術館(グループ発表) |
博物館の計画、地域における文化施設の役割について理解できる。
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
庁舎(グループ発表) |
庁舎の計画、市民サービス、災害への備え、庁舎移転について理解できる。
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10週 |
病院・保健福祉施設(グループ発表) |
病院・福祉施設の計画、ナースステーションを中心とした病棟のモデルについて理解できる。
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11週 |
商業施設(グループ発表) |
商業施設の計画、コンバージョンについて理解できる。
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12週 |
劇場・コンサートホール・コミュニティセンター(グループ発表) |
劇場・コンサートホールの計画、プロセニアム形式、専用ホールと多目的ホールについて理解できる。
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13週 |
事務所・銀行(グループ発表) |
事務所・銀行の計画、貸しオフィスビルの収益性と計画課題、オフィスレイアウトの計画について理解できる。
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14週 |
伝統的建築物の保全と再活用(本塚担当) |
建築物の計画変更、リノベーション、保全と保存をめぐる課題について理解できる。
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15週 |
災害時の空間利用(本塚担当) |
災害時の空間活用事例、空間資源マネジメントの考えについて理解できる。
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16週 |
期末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 計画・歴史 | 地区計画制度について説明できる。 | 3 | 前14 |
建築協定・緑化協定などの住民参加・協働のまちづくりの体制について説明できる。 | 4 | 前14 |
居住系施設(例えば、独立住宅、集合住宅など)の計画について説明できる。 | 4 | 前3,前10 |
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 3 | 前2,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13 |
建築計画・設計の手法一般について説明できる。 | 4 | 前1,前2,前14,前15 |
都市・地区・地域・建築物の規模に応じた防災に関する計画、手法などを説明できる。 | 4 | 前15 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | レポート | レジュメ | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 10 | 0 | 5 | 10 | 5 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 10 | 0 | 5 | 10 | 5 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |