Course Objectives
・哲学・倫理学の基本的な問題について、哲学者の思想を学ぶ。
・技術倫理の基本的な問題とその具体的な状況を学ぶ。
・「理由を述べる」、「定義する」、「前提を明らかにする」などのシンキングスキルを身につけ、暮らしや社会のなかの身近な問題について、哲学的に考察する力を養う。
Rubric
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 哲学・倫理学の基本的な問題について、代表的な哲学者の思想を十分に理解している。 | 哲学・倫理学の基本的な問題について、代表的な哲学者の思想を概ね理解している。 | 哲学・倫理学の基本的な問題について、代表的な哲学者の思想を理解していない。 |
評価項目2 | 技術倫理について基本的な知識があり、具体的な状況で問題を理解し、自ら発見することができる。 | 技術倫理について基本的な知識があり、具体的な状況で問題を理解することができる。 | 技術倫理について基本的な知識が不十分で、具体的な状況で問題を理解することができない。 |
評価項目3 | 「理由を述べる」、「定義する」、「前提を明らかにする」などのシンキングスキルを使いこなし、暮らしや社会のなかの問題について、多角的かつ批判的に考察することができる。 | 「理由を述べる」、「定義する」、「前提を明らかにする」などのシンキングスキルを知っており、暮らしや社会のなかの問題について、複数の視点から考察することができる。 | 「理由を述べる」、「定義する」、「前提を明らかにする」などのシンキングスキルの習得が不十分で、暮らしや社会のなかの問題について、複数の視点から考察がすることができない。 |
Assigned Department Objectives
学習・教育到達度目標 (A)
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学習・教育到達度目標 (B)
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学習・教育到達度目標 (C)
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Teaching Method
Outline:
哲学者の思考やシンキングスキル、哲学対話の技法を学びながら、暮らしや社会における身近な問題について、多角的かつ批判的に思考・議論する力の習得を目指す。また、応用編として、PL法や内部告発など技術者が直面する倫理的な問題について、実際の事例や法律を参照しながら分析を行う。
Style:
テキストや資料、スライドを用いた講義を中心として授業を進める。
適宜、グループ・ディスカッションも行う。
毎回課題とアンケートを提出してもらい、理解度を測るとともに、質問や要望があれば翌週以降にフィードバックする。
Notice:
本科目は、授業で保証する学習時間と、予習・復習及び課題レポート作成に必要な標準的な自己学習時間の総計が、90時間に相当する学習内容である。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課
Course Plan
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Theme |
Goals |
1st Semester |
1st Quarter |
1st |
哲学とはなにか?
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哲学に関する歴史や様々な考え方を知り、哲学の知の特徴を理解する。
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2nd |
哲学・倫理学の問題1 愛とはなにか |
プラトンとモンテーニュの思想を理解し、理由を挙げながら自分の意見を述べる。
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3rd |
哲学・倫理学の問題2 美は事実か趣味か |
ソクラテスとヒュームの思想を理解し、「美」について定義を挙げながら論じる。
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4th |
哲学・倫理学の問題3 真になりえないものはあるか |
デカルトやゼノン、相対主義の思想を理解し、「真」について具体例を挙げて論じる。
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5th |
哲学・倫理学の問題4 嘘をつくのはいつも悪いことか |
カントとJ.S.ミル(功利主義)の思想を理解し、「嘘」について批判的に検討する。
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6th |
哲学・倫理学の問題5 現実は受け入れるべきものか |
ゼノンとエピクロスの思想を理解し、現実は受け入れるべきものか哲学的に考察する。
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7th |
哲学対話1 相手の考えを理解する |
シンキングスキルを学び、それを使って相手の考えを理解するための質問をする。
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8th |
レポート作成
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哲学・倫理学の問題について多角的かつ批判的に考察し論じる。
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2nd Quarter |
9th |
哲学・倫理学の問題6 差別とはなにか |
「積極的差別是正措置」や「逆差別」について理解し、具体例を挙げて考察する。
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10th |
哲学・倫理学の問題7 政府がなかったらどうなってしまうのか |
ホッブズとロックの思想を理解し、「自然状態」と「社会契約」について考察する。
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11th |
哲学・倫理学の問題8 生きる意味とはなにか |
トマス・アクィナスとサルトルの思想を理解し、生きる意味とはなにか論じる。
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12th |
技術倫理1 技術倫理とはなにか |
技術倫理の意義や特徴を理解し、具体的な事例について哲学的な問いをつくる。
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13th |
技術倫理2 製造物責任法(PL法)を考える |
製造物責任法について理解し、考えるべき哲学的問いはなにか話し合う。
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14th |
技術倫理3 内部告発を考える |
内部告発について理解し、考えるべき哲学的問いを設定し、考察する。
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15th |
哲学対話2 テーマについて話し合う |
哲学的な問いについて対話し、互いの思考の奥にある共通点や差異を明らかにする。
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16th |
期末試験
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哲学・倫理学の問題について多角的かつ批判的に考察し論じる。
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Evaluation Method and Weight (%)
| 試験 | 課題と平常点 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | Total |
Subtotal | 50 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |