到達目標
(1) 住宅や建築, 都市を計画する際、重視すべき自然や社会との共生を実現するための考え方や 技術を理解し説明できる。
(2)建築計画の応用的な知識や考え方を理解し説明できる。
(3) 建築空間の計画に関する考え方や実務経験に裏付けられた建築計画理論を理解し、歴史的文化的社会的環境が建築にもたらした影響の蓄積を背景に組み立てられた建築計画の考え方について述べることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 建築計画で重視すべき自然や社会との共生を実現するための考え方や 技術を理解し的確に説明できる。 | 建築計画で重視すべき自然や社会との共生を実現するための考え方や 技術を理解し説明できる。 | 建築計画で重視すべき自然や社会との共生を実現するための考え方や 技術を理解できていない。 |
評価項目2 | 建築計画の応用的な知識や考え方を理解し的確に説明できる。 | 建築計画の応用的な知識や考え方を理解し説明できる。 | 建築計画の応用的な知識や考え方を理解できていない。 |
評価項目3 | 建築計画理論を理解し、建築計画の考え方え方を各テーマに対応して的確に述べることができる。 | 建築計画理論を理解し、建築計画の考え方え方を各テーマに対応して述べることができる。 | 建築計画理論を理解し、建築計画の考え方え方を各テーマに対応して述べることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 (A)
説明
閉じる
学習・教育到達度目標 (E)
説明
閉じる
学習・教育到達度目標 (H)
説明
閉じる
教育方法等
概要:
建築計画 1-4 の学習成果の上に、より広範な観点から建築計画を考究し、今日的具体的な問題 を解決するための知識と計画技術を学習する。建築計画における多様な問題や考え方, 取り組 みについてそれを取り巻く様々な社会的視点を取り上げ事例を通して考察する。また、環境に 関わる建築計画における現代的課題に関する理論、手法についても学ぶ。
授業の進め方・方法:
グループワークを含んだ講義形式とする。週ごとに建築と都市空間の計画的課題についてテーマを設定しグループディスカッションを通して理解を深める。
注意点:
本科目は、授業で保証する学習時間と、予習・復習及び課題レポート作成に必要な標準的な自己学習時間の総計が90時間に相当する学習内容である。建築計画の応用的な考え方を身につけ、卒業研究等において総合化できるよう取り組むこと。 建築史と 都市地域計画の履修が望ましい。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス 前期授業の狙いと、建築や都市が抱える現代的課題を、事例を通じて概説する。 |
現代社会における建築と都市の計画の課題の位置付けについて理解できる。
|
2週 |
都市問題のはじまりといま 都市問題のはじまりから、近代都市と建築について考察する。現代の都市問題についても言及する。 |
現代社会における建築と都市の計画の課題の位置付けについて理解できる。
|
3週 |
近代の都市と建築(その1) 田園都市からアテネ憲章(CIAM)の都市論を中心に、建築家が提案したモダニズムの理想都市の背景と、現代の都市と建築の関連について考察する。 |
現代社会における建築と都市の計画の課題の位置付けについて理解できる。
|
4週 |
近代の都市と建築(その2) モダニズムの建築思想を中心に再考する。近代建築が目指したもの、排除したものは何かを考える。 |
現代社会における建築と都市の計画の課題の位置付けについて理解できる。
|
5週 |
パブリックスペース(その1) 建築と都市のサスティナビリティ、コミュニケーションと空間について。 |
現代社会における建築と都市の計画の課題の位置付けについて説明できる。
|
6週 |
パブリックスペース(その2) 都市空間と都市のイメージについて。 |
現代社会における建築と都市の計画の課題の位置付けについて説明できる。
|
7週 |
パブリックスペース(その3) アジア, ヨーロッパ, アフリカの広場や共同空間について事例を通して学ぶ。 |
住民参加・協働のまちづくりの体制について説明できる。
|
8週 |
中間試験
|
|
2ndQ |
9週 |
パブリックスペース(その4) サードプレイス、町や集落の空間構造と景観について。 |
都市と農村の計画について理解できる。
|
10週 |
建築と社会の課題 少子化と都市の問題 |
都市と農村の計画について説明できる。
|
11週 |
有機的建築から地域主義について |
都市と建築の計画について説明できる。現代都市の特質と課題について説明できる。
|
12週 |
景観と地域環境 地域と建築のつながりについて |
景観形成の基礎的事項と考え方について理解できる。
|
13週 |
バナキュラー建築と、フィールドワークについて |
建築計画の調査を行うための基礎について理解できる。
|
14週 |
サードプレイスと建築 事例を調査し、空間的特徴と思想について考察する。 |
現代都市の特質と課題について説明できる。
|
15週 |
都市と建築の今日的課題 テーマを設定してグループ毎にプレゼンテーションを行う。 |
都市と建築の今日的課題を見出し、課題設定ができる。調査しまとめたものプレゼンテーションできる。
|
16週 |
期末試験
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 計画・歴史 | 現代社会における都市計画の課題の位置づけについて説明できる。 | 4 | 前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前14,前15 |
近現代都市の特質と課題について説明できる。 | 4 | 前3,前4,前5,前6,前7,前9 |
近代の都市計画論について説明できる。 | 4 | 前3,前4,前5,前6,前7,前9 |
現代にいたる都市計画論について説明できる。 | 4 | 前3,前4,前5,前6,前7,前9 |
モデュールについて説明できる。 | 4 | 前10,前11 |
建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。 | 4 | 前10,前11 |
居住系施設(例えば、独立住宅、集合住宅など)の計画について説明できる。 | 4 | 前10,前11 |
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 4 | 前10,前11 |
文化・交流系の施設(例えば、美術館、博物館、図書館など)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 4 | 前10,前11,前12 |
医療・業務系の施設(例えば、オフィスビル、病院、オーディトリアム、宿泊施設等)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 4 | 前10,前11 |
建築計画・設計の手法一般について説明できる。 | 4 | 前10,前11,前12,前13,前14 |
都市と農村の計画について説明できる。 | 4 | 前10,前11,前12,前13 |
日本および海外における近現代の建築様式の特徴について説明できる。 | 4 | 前10,前11,前12,前13,前14 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | レポート | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 5 | 0 | 35 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 60 | 5 | 0 | 35 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |