概要:
情報と情報技術を適切かつ効果的に活用するための知識及び技能を身に付け、実際に活用する力を養うとともに、情報社会に主体的に参画する態度を養うことを目的とする。「数理/データサイエンス/AI」に関する知識の習得を経て、「IoT」「ビッグデータ」「AI」等の実データを活用、分析、評価ができる人材となるための初期導入教育としての位置づけで本科目を開講する。実データ、実課題を用いた演習など、社会での実例を題材に数理・データサイエンス・AIを活用することを通じ、現実の課題と適切な活用法を学ぶ。本講義は、企業にてミドルウェア(データベース)の研究開発に従事した経験を持つ教員が担当する。
[分担]1週~4週、6週~8週を土田、5週を榎本、9週~16週を野村が担当する。
授業の進め方・方法:
pythonプログラムを用いた実例を用いてプログラミング、データ解析、分析の実習を行う。毎回の授業の中で理解確認のための小試験を行う。小試験および提出物を確認テストの位置づけで評価を行う。
注意点:
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 2 | 後4 |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 2 | 後4 |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 2 | 後4 |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 2 | 後4 |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 2 | 後4 |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 2 | 後4 |
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 2 | 後4 |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 2 | 後4 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 2 | 後8 |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 2 | 後8 |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 2 | 後8 |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 2 | 後8 |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 1 | 後8 |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 2 | 後8 |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 1 | 後8 |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 2 | 後8 |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 2 | 後8 |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 2 | 後8 |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 1 | 後8 |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 2 | 後8 |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 2 | 後8 |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 2 | 後8 |
目標の実現に向けて計画ができる。 | 2 | 後8 |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 2 | 後8 |
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。 | 2 | 後8 |
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。 | 1 | 後8 |
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 1 | 後8 |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 2 | 後8 |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 2 | 後8 |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 2 | 後8 |
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。 | 1 | 後8 |
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。 | 1 | 後8 |
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている | 1 | 後8 |
法令やルールを遵守した行動をとれる。 | 1 | 後8 |
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。 | 1 | 後8 |
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。 | 1 | 後8 |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。 | 2 | 後8 |
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。 | 1 | 後8 |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。 | 2 | 後8 |
総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。 | 2 | 後8 |
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。 | 1 | 後8 |
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。 | 1 | 後8 |