科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 造形
科目番号 4116 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 岩田担当はテキストを使用する(デザイン図解Thinking)。随時配布するプリント第15週は建築図学(理工学社)を使用する。
担当教員 大塚 毅彦,工藤 和美,岩田 直樹,柴田 知佳子

到達目標

建築設計に取組むための基礎として、建築図学・立体作品を主とし、工作技術と建築空間における表現力を習得する。
作業の方法を理解し、正確かつ安全に作業ができる。
デザイン性のある工作物を設計し、制作できる。
実習の成果をプレゼンテーションと報告書としてまとめることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1適切なデッサンができる。デッサンができる。適切なデッサンができない。
評価項目2デッサンから工作物を適切に作ることができる。デッサンから工作物を作ることができる。デッサンから工作物を作ることができない。
評価項目3建築の基本となる立体構成および平面構成の基礎を適切に理解できる。建築の基本となる立体構成および平面構成の基礎を理解できる。建築の基本となる立体構成および平面構成の基礎を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
建築の基本となる立体構成および平面構成の基礎的訓練を行う。また、視聴覚教育によって建築・都市への理解を深める。第1~6週、柴田担当、7週柴田、工藤、第8~15週岩田・大塚担当
岩田は、27年デザイン事務所を主宰
授業の進め方・方法:
各週、演習課題を個人もしくは、グループ制作によって作成する。
建築設計に取組むための基礎として、様々な造形作品を作成し、工作技術と建築空間における表現力を習得する。
本演習は、建築を設計する上での創造力、プレゼンテーション力の向上に必要である。
注意点:
建築に対する関心を高め、演習課題を確実に完成させること。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 文学的造形表現1(岩田、大塚) メタファー思考によって立体を造形する。
2週 文学的造形表現2(岩田、大塚) メタファー思考によって立体を造形する。
3週 必然と偶然の思考(岩田、大塚) 状況を活かすデザインを学び、立体を造形する。
4週 ダビンチノートの思考1(岩田、大塚) ダビンチノートの思考を学び、立体を造形する。
5週 ダビンチノートの思考2(岩田、大塚) ダビンチノートの思考を学び、立体を造形する。
6週 書く事のすすめ ?をとらえる(岩田、大塚) 身の回りの?を捉え立体化する。
7週 ハイブリッド思考(岩田、大塚) ハイブリッド思考を学び、立体を制作する。
8週 デザイン思考とイノベーション デザインシンキングブックを使って発想法を学ぶ。
2ndQ
9週 デッサンについて(柴田) デッサンの基礎を理解する。
10週 想定表現(柴田) 適切なデッサンの手法を学ぶ。
11週 創造デッサン(柴田) 適切なデッサンから立体を造形する。
12週 スケッチと造形(柴田) 建物スケッチと表現を学ぶ。
13週 スケッチと造形(柴田) 想定表現を学ぶ。
14週 立体制作(柴田) 立体造形を作成する。
15週 図形と空間(柴田、工藤) 図形と建築空間について理解する。
16週 期末試験実施せず

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野設計・製図建築の各種図面の意味を理解し、描けること。2前6
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。2前5,前11,前12,前13,前14
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。2前6,前7
建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。2
建築における形態(ものの形)について説明できる。2前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。1
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。2
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。2
目標の実現に向けて計画ができる。2

評価割合

課題発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合801001000100
基礎的能力0000000
専門的能力801001000100
分野横断的能力0000000