Co+workⅠB

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 Co+workⅠB
科目番号 4212 科目区分 一般 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 『Co+work book〜3年間の記録』、Co+work学生ポータルサイト、その他、各チームの活動の内容に応じて適宜担当教員が用意する。
担当教員 全教員

到達目標

自律に関する到達目標:自己調整ができる。
協働に関する到達目標:他者を尊重しながらチームで作業ができる。
創造に関する到達目標:課題等を発見し新しい提案ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
自律に関する到達目標タイムマネジメントや必要に応じた報告・連絡・相談ができ、目標を立て振り返ることができる。これらを自分なりの判断と工夫を加え最善と思う行動をとる。タイムマネジメントや必要に応じた報告・連絡・相談ができ、目標を立て振り返ることができる。これらのことをやるべき時に行う。タイムマネジメントや必要に応じた報告・連絡・相談、目標を立て振り返ることの行動が伴わない。
協働に関する到達目標他者の意見をしっかりと聞き、他者を受け入れつつ自己表現ができる。また、協働作業に貢献することができる。これらを自分なりの判断と工夫を加え最善と思う行動をとる。他者の意見をしっかりと聞き、他者を受け入れつつ自己表現ができる。また、協働作業に貢献することができる。これらのことをやるべき時に行う。他者の意見をしっかりと聞くこと、他者を受け入れつつ自己表現を行う行動が伴わない。また、協働作業に貢献する行動が伴わない。
創造に関する到達目標記録や収集した情報の意味づけを踏まえ、新しいものやしくみの提案をすることができる。また提案の及ぼす影響や範囲を特定できる。そして、これらを自分なりの判断と工夫を加え最善と思う行動をとる。新しいものやしくみの提案をすることができる。また提案の及ぼす影響や範囲を特定できる。また、これらのことをやるべき時に行う。記録や収集した情報の意味づけを踏まえ、新しくものやしくみの提案をすることができない。また提案の及ぼす影響や範囲を特定できない。また、新しい提案をする行動が伴わない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業は、2、3、4年生、4学科の学生を無作為に選んで構成された数名で編成されたチームで行うPBL型授業である。1人の教員が1チームもしくは2チームを担当する。多様な環境(他学科・他学年の学生との交わり、学外の人々との交わりなど)の中で、自律、協働、創造の能力を養成することを目的とする。受講生は、自らチーム内での役割を考えて行動しチームワーク力を発揮して、メンバーと協働しながら創造的な活動を行うことが求められる。活動テーマは、誰かを幸せにするもの(社会との関わりを持つ)、チームにとってのチャレンジを含むもの、SDGs(持続可能な開発目標)の17の目標につながるものとする。
授業の進め方・方法:
ルーブリックを参照しながら、各自で自己目標を立てる。そしてチーム内で自己紹介、アイスブレイクを通じてチーム内の人間関係を構築する。次にチームで、SDGs(持続可能な開発目標)の17の目標の目標の細分化項目の調査や把握を通じて、その理解を深める。それから話し合いを通じて、SDGsの目標につながるチームの活動テーマを確定し、活動計画書を作成する。その後はチームで協力、役割分担をしながら計画的に、提案やプロトタイプの作成、実践活動などを進める。毎週、授業の終わりにチームでふりかえりを行い、報告書を作成し担当教員に提出する。必要に応じて修正を加えながら次回の目標を立てる。第13週に後期末報告会を行い、チームの活動の報告を行い、他のチームの担当教員や学生からの講評を受ける。後期終了時には、担当教員と自己評価や相互評価を用いたふりかえりを行う。
注意点:
(1)個人の取り組み 60%(自律(40%)+協働(40%)+創造(20%))
(2)チームの取り組み20%(協働(50%)+創造(50%))
(3)成果 20%(協働(50%)+創造(50%))
上記 (1)は、ルーブリックを用いた学生の自己評価、相互評価と教員の評価をもとに、チームの担当教員が評価を行う。(2)(3)は後期末報告会での複数の教員による評価とする。60点以上を合格とする。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/4以上の欠課

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 活動目標の決定および活動内容の計画
自律、協働、創造に関する自己目標を各自で定めて記録する。活動計画書に従ってチームで活動を行う。スケジュールの遅延や実施方法の不備等が明らかになった場合、活動計画の修正・変更を行う。
活動を見直し修正をかけることができる
2週 チーム活動
活動計画書に従ってチームで活動を行う。スケジュールの遅延や実施方法の不備等が明らかになった場合、活動計画の修正・変更を行う。
自律、協働、創造の能力を身に付ける
3週 チーム活動
活動計画書に従ってチームで活動を行う。スケジュールの遅延や実施方法の不備等が明らかになった場合、活動計画の修正・変更を行う。
自律、協働、創造の能力を身に付ける
4週 チーム活動
活動計画書に従ってチームで活動を行う。スケジュールの遅延や実施方法の不備等が明らかになった場合、活動計画の修正・変更を行う。
自律、協働、創造の能力を身に付ける
5週 チーム活動
活動計画書に従ってチームで活動を行う。スケジュールの遅延や実施方法の不備等が明らかになった場合、活動計画の修正・変更を行う。
自律、協働、創造の能力を身に付ける
6週 チーム活動
活動計画書に従ってチームで活動を行う。スケジュールの遅延や実施方法の不備等が明らかになった場合、活動計画の修正・変更を行う。
自律、協働、創造の能力を身に付ける
7週 チーム活動
活動計画書に従ってチームで活動を行う。スケジュールの遅延や実施方法の不備等が明らかになった場合、活動計画の修正・変更を行う。
自律、協働、創造の能力を身に付ける
8週 チーム活動
活動計画書に従ってチームで活動を行う。スケジュールの遅延や実施方法の不備等が明らかになった場合、活動計画の修正・変更を行う。
自律、協働、創造の能力を身に付ける
4thQ
9週 チーム活動
活動計画書に従ってチームで活動を行う。スケジュールの遅延や実施方法の不備等が明らかになった場合、活動計画の修正・変更を行う。最終報告会の準備を行う。
自律、協働、創造の能力を身に付ける
10週 チーム活動
活動計画書に従ってチームで活動を行う。スケジュールの遅延や実施方法の不備等が明らかになった場合、活動計画の修正・変更を行う。最終報告会の準備を行う。
自律、協働、創造の能力を身に付ける
11週 チーム活動
活動計画書に従ってチームで活動を行う。スケジュールの遅延や実施方法の不備等が明らかになった場合、活動計画の修正・変更を行う。最終報告会の準備を行う。
自律、協働、創造の能力を身に付ける
12週 チーム活動
活動計画書に従ってチームで活動を行う。スケジュールの遅延や実施方法の不備等が明らかになった場合、活動計画の修正・変更を行う。最終報告会の準備を行う。
自律、協働、創造の能力を身に付ける
13週 後期末報告会
活動内容を共有するためにチームの活動について報告を行う。他のチームの報告を聞き、意見交換を行う。
他のチームの活動を共有し、評価する
チームの活動を簡潔に伝えることができる
14週 振り返り会・これまでの活動のまとめ
後期末報告会の振り返りを行うと共にこれまでのチーム活動を省み、チームの評価を行う。各自の行動を省みて、自律、協働、創造に関して目標達成した点や反省点を自己および相互に記録する。
チームや自身の行動を客観的にふりかえることができる
15週 振り返り会・これまでの活動のまとめ
後期末報告会の振り返りを行うと共にこれまでのチーム活動を省みる。自己および相互の行動の記録をもとにチーム担当教員より個別にフィードバックを受ける。
チームや自身の行動を客観的にふりかえることができる
16週 期末試験 実施せず

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。2
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。2
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。2
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。2
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。2
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。2
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。2
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。2
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。1
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。2後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。1後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。2後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。1後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。1後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。1後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

個人評価(プロセス評価)(自律)個人評価(プロセス評価)(協働)個人評価(プロセス評価)(創造)チーム評価(成果物、報告会)(協働)チーム評価(成果物、報告会)(創造)合計
総合評価割合2424122020100
基礎的能力000000
専門的能力000000
分野横断的能力2424122020100