概要:
建築史2では古代から近世までの西洋建築について講義する。講義の特色は豊富な映像教材とバイリンガル(英/日)の解説です。ビジュアルに西洋建築のイメージを掴んでもらう。また理念を表現する造形とそれを成立させる技術も合わせて講義する。映像が中心のため英語力が特別に高くなくても良い。単語と映像を直接的に結ぶ方法で、建築史の専門用語を身につけてください。
授業の進め方・方法:
建築史2では古代から近世までの西洋建築について講義する。講義の特色は豊富な映像教材とバイリンガル(英/日)の解説です。ビジュアルに西洋建築のイメージを掴んでもらう。また理念を表現する造形とそれを成立させる技術も合わせて講義する。映像が中心のため英語力が特別に高くなくても良い。単語と映像を直接的に結ぶ方法で、建築史の専門用語を身につけてください。
注意点:
2学年で修得した日本建築史を念頭において、西洋建築を理解してほしい。作品を知ることが大切。講義では作品の紹介は限られるので、図書館の西洋建築史関係の書籍を利用して欲しい。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/4以上の欠課
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
Pre-historic and Ancient Architecture 前史・古代文明の建築:前史時代古代メソポタミア・エジプトの宗教と建築。 |
古代(エジプト、オリエント、エーゲ海、ギリシャ、ローマ)の特徴について説明できる。
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2週 |
Architecture of Ancient Greece 1 古代ギリシアの建築と造形理念 |
古代(エジプト、オリエント、エーゲ海、ギリシャ、ローマ)の特徴について説明できる。
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3週 |
Architecture of Ancient Greece 2 ギリシャ神殿建築の変遷と古典期の神殿 |
古代(エジプト、オリエント、エーゲ海、ギリシャ、ローマ)の特徴について説明できる。
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4週 |
Ancient Roman Architecture 古代ローマの建築:大空間の建設、植民都市の形態の意味と住居、フォラム、闘技場、バシリカ、劇場など都市施設 |
古代(エジプト、オリエント、エーゲ海、ギリシャ、ローマ)の特徴について説明できる。
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5週 |
Roman Houses ,Domus, Insula and Villa and cities 古代ローマの住居: 各階級の住居とそれぞれの平面構成、意匠 とローマの都市計画、施設、ローマ人の生活スタイル |
古代(エジプト、オリエント、エーゲ海、ギリシャ、ローマ)の特徴について説明できる。
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6週 |
Early Christian and Byzantine Architecture 初期キリスト教建築とビザンチン建築の理念と造形:バジリカ形式教会の成立、ペンデンティブドーム、ハギア・ソフィア大会堂 |
中世(ビザンチン、イスラム、ロマネスク、ゴシック)の特徴について説明できる。
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7週 |
Islam Architecture イスラム建築の理念と造形: モスクと宮殿の構成、グラナダの大モスクとアルハンブラ宮殿 |
中世(ビザンチン、イスラム、ロマネスク、ゴシック)の特徴について説明できる。
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8週 |
Carolingian Renaissance and Romanesque Architecture ローマ帝国滅後のシャルレマグヌよる文化・教育改革と修道院建築の誕生。ロマネスクの語義、ヴォールト構造の改良 |
中世(ビザンチン、イスラム、ロマネスク、ゴシック)の特徴について説明できる。
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2ndQ |
9週 |
Romanesque Architecture2 ローマ帝国滅後のシャルレマグヌよる文化・教育改革と修道院建築の誕生。ロマネスクの語義、ヴォールト構造の改良 |
中世(ビザンチン、イスラム、ロマネスク、ゴシック)の特徴について説明できる。
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10週 |
Gothic architecture :"The French Style” フランス・ゴッシク建築の技術と造形: ゴシック教会堂の社会的役割、様式、構造の仕組み、光の象徴性と高さへの志向 |
中世(ビザンチン、イスラム、ロマネスク、ゴシック)の特徴について説明できる。
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11週 |
Gothic architecture :England, Germany, Italy イギルス、ドイツとイタリアのゴッシク建築の技術と造形 |
中世(ビザンチン、イスラム、ロマネスク、ゴシック)の特徴について説明できる。
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12週 |
Early Renaissance イタリア初期ルネサンス: 建築家の誕生、ブルネルレスキとフィレンツェ大会堂ドームの技術、アルベルティの建築造形論 |
近世(ルネサンス、マニエリスム、バロック、ロココ)の特徴について説明できる。
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13週 |
High Renaissance: The Grandeur of Rome イタリア盛期ルネサンスとマニエリスム:ブラマンテのテンピェット、ミケランジェロの非古典的な意匠と独創性 |
近世(ルネサンス、マニエリスム、バロック、ロココ)の特徴について説明できる。
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14週 |
Baroque: Harmony and Spectacle バロク建築:サン・カルロ教会堂の造形、サン・ピエトロ大寺の建設過程、ローマ・カソリックと絶対王政の建築 |
近世(ルネサンス、マニエリスム、バロック、ロココ)の特徴について説明できる。
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15週 |
Rococo: The Flowering of Late Baroque バロク建築;16世紀から18世紀のフランス、ドイツ、スペインへの広がりと作品紹介 |
近世(ルネサンス、マニエリスム、バロック、ロココ)の特徴について説明できる。
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16週 |
西洋建築史年表提出
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目指すのは指導教員が吃驚する作品の作成
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 計画・歴史 | 現代社会における都市計画の課題の位置づけについて説明できる。 | 4 | |
近現代都市の特質と課題について説明できる。 | 4 | |
近代の都市計画論について説明できる。 | 4 | |
現代にいたる都市計画論について説明できる。 | 4 | |
市街地形成と都市交通のあり方について説明できる。 | 4 | |
街路計画の手法と理念について説明できる。 | 4 | |
日本の土地利用計画の仕組みについて説明できる。 | 4 | |
方法・制度の変遷について説明できる。 | 4 | |
景観形成・風景計画、用途・形態規制の仕組みについて説明できる。 | 4 | |
市街地を開発する仕組みについて説明できる。 | 4 | |
土地区画整理事業について説明できる。 | 4 | |
市街地再開発事業について説明できる。 | 4 | |
地区計画制度について説明できる。 | 4 | |
建築協定・緑化協定などの住民参加・協働のまちづくりの体制について説明できる。 | 4 | |
モデュールについて説明できる。 | 4 | |
建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。 | 4 | |
居住系施設(例えば、独立住宅、集合住宅など)の計画について説明できる。 | 4 | |
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 4 | |
文化・交流系の施設(例えば、美術館、博物館、図書館など)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 4 | |
医療・業務系の施設(例えば、オフィスビル、病院、オーディトリアム、宿泊施設等)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 4 | |
建築計画・設計の手法一般について説明できる。 | 4 | |
都市と農村の計画について説明できる。 | 4 | |
日本および海外における近現代の建築様式の特徴について説明できる。 | 3 | 前8,前16 |
古代(例えば、エジプト、オリエント、エーゲ海、ギリシャ、ローマなど)の特徴について説明できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5,前8,前16 |
中世(例えば、ビザンチン、イスラム、ロマネスク、ゴシックなど)の特徴について説明できる。 | 4 | 前6,前7,前8,前9,前10,前11,前16 |
近世(例えば、ルネサンス、マニエリスム、バロック、ロココなど)の特徴について説明できる。 | 4 | 前8,前12,前13,前14,前15,前16 |
原始(例えば、竪穴住居、高床建築、集落など)の特徴について説明できる。 | 2 | |
古代(例えば、住宅建築、寝殿造、都市計画、神社建築、寺院建築など)の特徴について説明できる。 | 2 | |
中世(例えば、住宅建築、神社建築、寺院建築(大仏様、禅宗様、折衷様など))の特徴について説明できる。 | 2 | |
近世(例えば、住宅建築、書院造、数寄屋風書院、町屋、農家、茶室、霊廟、社寺建築、城郭)の特徴について説明できる。 | 2 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 3 | |
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。 | 3 | |
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 3 | |
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。 | 3 | |
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。 | 3 | |
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 3 | |
他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 3 | |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 3 | |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 3 | |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 3 | |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 3 | |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 3 | |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 3 | |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 3 | |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 3 | |
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。 | 3 | |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | |
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 3 | |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 3 | |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 3 | |
目標の実現に向けて計画ができる。 | 3 | |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 3 | |
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。 | 3 | |
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。 | 3 | |
法令やルールを遵守した行動をとれる。 | 3 | |
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。 | 3 | |
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。 | 3 | |