建築設備B

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 建築設備B
科目番号 4516 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 建築設備 大塚雅之著 市ヶ谷出版社、配布資料
担当教員 平石 年弘

到達目標

授業計画:第1~7週:空調設備、電気設備の各設備の概要に関して必要な基礎知識を得る。空調設備、電気設備を理解し、基本的な設計能力を養う。
授業計画:第8~15週: 第1~7週に学んだ設備の中からそれぞれの学生が興味を持った設備を選び、その設備について5分間のプレゼンテーションを行う。題材が重ならないように7週目に調整を行う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
空調設備、電気設備知識 空調設備、電気設備に関する基礎知識を習得し、設計・施工上必要な知識を具体例をあげて説明できる。空調設備、電気設備に関する基礎知識を習得し、設計・施工上必要な知識を説明できる。空調設備、電気設備に関する基礎知識を習得し、設計・施工上必要な知識を説明できない。
プレゼンテーション能力空調設備、電気設備のその特徴、利用方法についてクラスメイトが理解できるプレゼンテーションが的確にできる。空調設備、電気設備のその特徴、利用方法についてクラスメイトが理解できるプレゼンテーションができる。空調設備、電気設備のその特徴、利用方法についてクラスメイトが理解できるプレゼンテーションができない。
質問力クラスメイトのプレゼンテーションについて的確な質疑ができる。クラスメイトのプレゼンテーションについて質疑ができる。クラスメイトのプレゼンテーションについて質疑ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本講義では、空気調和設備および電気設備に関する基礎知識を習得し、設計・施工上必要な知識を説明できることを目標とする。講義内容は、建築のどの専門分野に就いても実社会で必要とされ地球環境保全、新エネルギー利用等の今日的なテーマを含んでいる。
授業の進め方・方法:
第1~7週:空気調和設備および電気設備の概要に関して必要な基礎知識を得る。空気調和設備および電気設備システムを理解し、基本的な設計能力を養う。
第8~14週は 第1~7週に学んだ設備の中からそれぞれの学生が興味を持った設備を選び、その設備について5分間のプレゼンテーションと3分間の学生からの質疑を行う。題材が重ならないように8週目に調整を行う。
注意点:
明石高専建築学科の建築環境工学Ⅰ,建築環境工学Ⅱあるいは同等の内容の教科を修得していること。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 熱負荷計算法、空気線図、空気の状態値について解説する。 熱負荷計算法、空気線図、空気の状態値について説明できる。
2週 空気調和方式について説明し、自然換気と機械換気について解説する。 空気調和方式について説明し、自然換気と機械換気について説明できる。
3週 空気汚染の種類と室内空気環境基準について説明し、必要換気量について計算する。 空気汚染の種類と室内空気環境基準について説明し、必要換気量について計算できる。
4週 各種熱源方式について解説する。 各種熱源方式について説明できる。
5週 受変電・幹線設備・動力設備について解説する。 受変電・幹線設備・動力設備について説明できる。
6週 照明・コンセント設備・情報・通信設備について解説する。 照明・コンセント設備・情報・通信設備について説明できる。
7週 各自が調べる課題の調整と決定。8週以降の授業の進め方と注意点の説明。 各自、プレゼンテーションの目的と質疑の重要性について説明できる。
8週 学生による建築設備の5分間プレゼンテーション、3分間質疑。未解答の質問に対しては翌週に解答する。 円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。
4thQ
9週 学生による建築設備の5分間プレゼンテーション、3分間質疑。未解答の質問に対しては翌週に解答する。 円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。
10週 学生による建築設備の5分間プレゼンテーション、3分間質疑。未解答の質問に対しては翌週に解答する。 円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。
11週 学生による建築設備の5分間プレゼンテーション、3分間質疑。未解答の質問に対しては翌週に解答する。 円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。
12週 学生による建築設備の5分間プレゼンテーション、3分間質疑。未解答の質問に対しては翌週に解答する。 円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。
13週 学生による建築設備の5分間プレゼンテーション、3分間質疑。未解答の質問に対しては翌週に解答する。 円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。
14週 学生による建築設備の5分間プレゼンテーション、3分間質疑。未解答の質問に対しては翌週に解答する。 円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。
15週 学生による建築設備の5分間プレゼンテーション、3分間質疑。未解答の質問に対しては翌週に解答する。 円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。
16週 期末試験 設備(空気調和設備・電気設備の分野)の知識を修得している。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野環境・設備空気汚染の種類と室内空気環境基準について説明できる。4後1,後3
必要換気量について計算できる。4後3
自然換気と機械換気について説明ができる。4後2
室内環境基準について説明できる。4後2
熱負荷計算法、空気線図、空気の状態値について説明できる。4後3
空気調和方式について説明できる。4後3
熱源方式について説明できる。4後2
必要換気量について計算できる。4後2,後3
受変電・幹線設備について説明できる。4後5
動力設備について説明できる。4後5
照明・コンセント設備について説明できる。4後5,後6
情報・通信設備について説明できる。4後6
消火設備について説明できる。4
排煙設備について説明できる。4
火災報知設備について説明できる。4
自然再生可能エネルギー(例えば、風力発電、太陽光発電、太陽熱温水器など)の特徴について説明できる。4後1
エネルギー削減に関して建築的手法(建築物の外皮(断熱、窓など))を適用することができる。4後4
省エネルギー(コジェネレーション等を含む)について説明できる。4後4
建築設備(配線・管、配線・管スペース、施工法など)を、設備(自然環境・電気・空調・給排水の分野)計画に適用できる。4後4
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3

評価割合

試験発表相互評価質問回数ポートフォリオその他合計
総合評価割合504001000100
基礎的能力0000000
専門的能力500000050
分野横断的能力0400100050