国語Ⅰ-2

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 国語Ⅰ-2
科目番号 5102 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 中島国彦 他『精選現代の国語』『精選言語文化』(明治書院)、『新訂総合国語便覧』(第一学習社)
担当教員 丹下 暖子

到達目標

1)論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。
2)文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。
3)整理した情報をもとに、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫した報告を行ったり、文章を作成することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1構成と展開を説明でき、大意を捉えて要約ができる。構成が説明でき、要約できる。要旨は分かるが、構成を捉えられない。
評価項目2人物形象から主題を捉え、批判的に考察できる。登場人物の整理ができ、主題が捉えられる。人物造型の違いは把握できるが、主題が捉えられない。
評価項目3明確な意見・結論を論理的・実証的文章として構成・展開できる。明確な意見とそれを表す段落構成を作成できる。結論・意見を設け、段落分けできるが論理性・実証性に乏しい。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
小説や評論、古典文学など、様々な文章を読むことを通し、豊かな感性と論理的思考力を養い、的確な読解力と表現力を獲得する。
授業の進め方・方法:
講義形式を基本とする。随時、小テストや課題を課す。
注意点:
国語は理科系科目も含めすべての教科の基礎であることを念頭に、予習・復習を怠らず積極的に授業に取り組むこと。
評価の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業ガイダンス、「働くことの意味」の読解 論説文について、適切に音読し、表現に即して構成を理解することができる
2週 「働くことの意味」の読解 論説文について、論理的展開と論証を理解し、説明することができる
3週 「働くことの意味」の読解 論説文について、論理的展開と論証を理解し、説明することができる
4週 「平家物語」の読解 文学史上の評価、古文の文法について理解し、作品の様式が理解できる
5週 「平家物語」の読解 文学史上の評価、古文の文法について理解し、作品の様式が理解できる
6週 「平家物語」の読解 人物造型を把握し、作者の主題意識を理解することができる
7週 「平家物語」の読解 読み本系・語り本系の違いを念頭に、場面の特徴を理解することができる
8週 「平家物語」の読解 史的位置をとらえ、作品評価としての意見をあげることができる
4thQ
9週 「世界中がハンバーガー」の読解 適切に音読し、表現に即して構成を理解することができる
10週 「世界中がハンバーガー」の読解 論理的展開と論証を理解し、説明することができる
11週 「世界中がハンバーガー」の読解 教科書の設問に答え、主題を理解することができる
12週 「蛇足」の読解 漢文の基本的読解法を理解し、適切に音読できる
13週 「蛇足」の読解・「唐詩」の読解 内容を理解し、文化的影響をとらえることができる
14週 「唐詩」の読解 漢詩のきまりを理解した上で個々の作品を鑑賞することができる
15週 「唐詩」の読解 漢詩のきまりを理解した上で個々の作品を鑑賞し、作品評価することができる
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。2後2,後10
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。2後1,後10,後11
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。2後9
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3後12
他者の意見を聞き合意形成することができる。3後6,後15
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3後7
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3後8
複数の情報を整理・構造化できる。3後4,後5,後14
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3後2,後3

評価割合

試験小テスト態度その他合計
総合評価割合8010100100
基礎的能力8010100100
専門的能力00000
分野横断的能力00000