建築設計演習ⅡB

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 建築設計演習ⅡB
科目番号 0018 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 テキスト:日本建築学会編:コンパクト建築設計資料集成,丸善,2005川北健雄他:初めての建築設計ステップ・バイ・ステップ,彰国社,2010その他、演習課題の内容に応じた資料を適宜配布する
担当教員 坂戸 省三

到達目標

1)立体的な発想とその表現ができる。
2)与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。
3)敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。
4)配置図、各階平面図、立面図、断面図、さらに模型またはパースなどを製作できる。
5)講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1的確に立体的な発想とその表現ができる。 )立体的な発想とその表現ができる。 )立体的な発想とその表現ができない。
評価項目2的確に動線・ゾーニングのエスキスができる。 動線・ゾーニングのエスキスができる。 動線・ゾーニングのエスキスができない。
評価項目3的確に周辺地域および景観などに配慮した設計ができる。周辺地域および景観などに配慮した設計ができる。周辺地域および景観などに配慮した設計ができない。
評価項目4的確に図面および模型またはパースなどを製作できる。 図面および模型またはパースなどを製作できる。 図面および模型またはパースなどを製作できない。
評価項目5的確にコンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。 コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。 コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (F) 説明 閉じる
学習・教育目標 (H) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目では、比較的簡単な不特定多数の人々が利用する施設の設計を通じて、敷地のコンテキストを読み取る能力を身につけ、基本的な設計の手順を理解することを目的とする。
授業の進め方・方法:
敷地調査から始まり、敷地模型、ボリューム模型、機能の検討、空間構成、細部の検討、図面模型の制作、講評会という具合に、一歩ずつ段階を踏んで設計手法を体得する。
注意点:
本科目は授業で保証する学習時間と課題作成に必要な自己学習時間の総計が90時間に相当する学習内容である。教科書をよく読み、計画的に進め、提出期限を厳守すること。類似施設の見学など自主学習につとめること。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/4以上の欠課

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ステップ・バイ・ステップ:オリエンテーション
2週 敷地を読む 調査結果を野帳に記録することができる。
3週 敷地を読む 調査結果を図や敷地模型にまとめることができる。
4週 夏休み課題(コンペ)の指導 第一案の改善点を発見し、より良い案を製作できる。
5週 建物をボリュームで考える 敷地、周辺との関係の中で建築全体をヴォリュームとして把握することができる。、
6週 建物の機能を考える 動線を考慮して適切な室配置ができる。
7週 空間の囲み方・支え方を考える 囲み方による空間の性格の違いを理解できる。
8週 空間の囲み方・支え方を考える 空間を支える適切な構造方式を考えることができる。
4thQ
9週 中間講評会 自分の考えを的確に他者に伝えることができる。
10週 細部を考える 細部のデザインを意識し、工夫することができる。
11週 細部を考える 全体と細部を関連づけて考え、デザインすることができる。
12週 プレゼンテーション 試行錯誤しつつ図面や模型を製作することで、デザインを深めることができる。
13週 プレゼンテーション 自分が意図する建築を図面や模型で適切に表現することができる。
14週 講評会 的確な発表ができる。他者の発表からも吸収することができる。
15週 ブラッシュアップ 一度完成させたことによる全体的視野から、完成度を高めることができる。
16週 期末試験実施せず

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

夏休み課題レポート、エスキス設計作品発表ポートフォリオその他合計
総合評価割合253038700100
基礎的能力0000000
専門的能力253038700100
分野横断的能力0000000