建築構造演習

Course Information

College Akashi College Year 2017
Course Title 建築構造演習
Course Code 0023 Course Category Specialized / Elective
Class Format Seminar Credits School Credit: 2
Department Architecture Student Grade 5th
Term First Semester Classes per Week 4
Textbook and/or Teaching Materials 日本建築学会:「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説」、日本建築学会
Instructor ,KAKUNO Yoshinori

Course Objectives

(1)小規模鉄筋コンクリート造建築物(純フレーム構造)の構造計画とCADによる軸組図などの作成ができる。
(2)準備計算、鉛直荷重時応力の算定、水平荷重時応力の算定、架構応力図の作成などができる。
(3)梁と柱の断面算定表の作成、層間変形角・偏心率・剛性率の計算、節点モーメント分割法による保有耐力の検定などができる。
(4)グループワークの成果として、班員と協力しながら設計対象建築物全体の構造計算書レポートが作成できる。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1小規模鉄筋コンクリート造建築物(純フレーム構造)の構造計画とCADによる軸組図などの作成が適切にできる。小規模鉄筋コンクリート造建築物(純フレーム構造)の構造計画とCADによる軸組図などの作成ができる。小規模鉄筋コンクリート造建築物(純フレーム構造)の構造計画とCADによる軸組図などの作成ができない。
評価項目2準備計算、鉛直荷重時応力の算定、水平荷重時応力の算定、架構応力図の作成などが適切にできる。準備計算、鉛直荷重時応力の算定、水平荷重時応力の算定、架構応力図の作成などができる。準備計算、鉛直荷重時応力の算定、水平荷重時応力の算定、架構応力図の作成などができない。
評価項目3梁と柱の断面算定表の作成、層間変形角・偏心率・剛性率の計算、節点モーメント分割法による保有耐力の検定などが適切にできる。梁と柱の断面算定表の作成、層間変形角・偏心率・剛性率の計算、節点モーメント分割法による保有耐力の検定などができる。梁と柱の断面算定表の作成、層間変形角・偏心率・剛性率の計算、節点モーメント分割法による保有耐力の検定などができない。
評価項目4グループワークの成果として、班員と協力しながら設計対象建築物全体の構造計算書レポートが適切に作成できる。グループワークの成果として、班員と協力しながら設計対象建築物全体の構造計算書レポートが作成できる。グループワークの成果として、班員と協力しながら設計対象建築物全体の構造計算書レポートが作成できない。

Assigned Department Objectives

学習・教育目標 (D) See Hide
学習・教育目標 (F) See Hide
学習・教育目標 (H) See Hide

Teaching Method

Outline:
小規模な鉄筋コンクリート造建築物(純フレーム構造)の構造計画・構造計算を行い、構造計算書を作成し、構造設計のプロセスを学ぶ。コンクリートや鉄筋の特性、許容応力度、部材断面設計などの知識を援用して、現行設計基準に基づく荷重の算定、構造計算、断面算定、保有耐力評価など、構造設計の一連の流れを修得する。また、グループワークを通して構造設計における共同作業のあり方を学ぶ。(オムニバス方式、複数教員担当方式、角野:36時間、田坂:36時間)
Style:
講義および演習形式
Notice:
構造設計の一連のプロセスを理解することが主要目的である。途中で放棄せず最後まで自分の手で仕上げることが重要である。中間と期末の時点で課題のプレゼンテーションを行い、構造計算書レポートを提出する。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st 課題説明
演習日程を説明する。グループ分けを行う。
小規模な鉄筋コンクリート造建築物を想定し、建物の概要・設計条件・構造計算の流れを説明。
小規模な鉄筋コンクリート造建築物を想定し、建物の概要・設計条件・構造計算の流れを説明できる。
2nd 一般事項(1)
建物の概要・設計条件の把握。グループの架構形状を決定する。
設計方針、材料の許容応力度一覧、設計用床荷重表を作成する。
建物の概要・設計条件の把握。グループの架構形状を説明できる。
3rd 一般事項(2)
構造計画方針、部材の仮定断面設定の考え方を説明する。
仮定部材の単位重量表の作成を行う。計算用の伏せ図、軸組み図の作成をする。
構造計画方針、部材の仮定断面設定の考え方を説明できる。
仮定部材の単位重量表の作成を行う。計算用の伏せ図、軸組み図の作成できる。
4th 準備計算
各準備計算の手順を説明する。
部材の剛比の計算、鉛直荷重時CMQの算定,柱軸力及び地震力の算定を行う。
部材の剛比の計算、鉛直荷重時CMQの算定,柱軸力及び地震力の算定が出来る。
5th 鉛直荷重時応力の算定(1)
鉛直荷重時応力の算定の説明を行う。
固定モーメント法により鉛直荷重時の部材の応力を計算する。
固定モーメント法により鉛直荷重時の部材の応力を計算できる。
6th 鉛直荷重時応力の算定(2)
鉛直荷重時の応力図を作成し、長期設計用応力を定める。
(中間発表、構造計算書レポート(Ver.1)の提出)
鉛直荷重時の応力図を作成し、長期設計用応力を定めることが出来る。
7th 水平荷重時応力の算定(1)
水平荷重時応力の算定の説明を行う。
D値法により水平荷重時の部材の応力を計算する。
D値法により水平荷重時の部材の応力を計算できる。
8th 水平荷重時応力の算定(2)
水平荷重時の応力図を作成し、短期設計用応力を定める。
(構造計算書レポート(Ver.1)に追加・修正を行いレポート(Ver.2)として提出)
水平荷重時の応力図を作成し、短期設計用応力を定めることができる。
2nd Quarter
9th 層間変形角・偏心率・剛性率の計算
層間変形角・偏心率・剛性率の計算方法を説明する。
層間変形角・偏心率・剛性率を計算し、許容値との比較を行う。
層間変形角・偏心率・剛性率を計算し、許容値との比較を行うことが出来る。
10th 断面算定 (1)
柱・梁の断面算定の説明を行う。
大梁の断面算定を行う。(曲げモーメントとせん断力について検討する)
曲げモーメントとせん断力について検討し、大梁の断面算定をおこなえる。
11th 断面算定(2)
柱の断面算定を行う。(曲げモーメントとせん断力について検討する)
曲げモーメントとせん断力について検討し、柱の断面算定をおこなえる。
12th 保有水平耐力の検討(1)
保有水平耐力の説明をする。
保有水平耐力について説明できる。
13th 保有水平耐力の検討(2)
節点モーメント分割法による保有水平耐力の算定を行う。
節点モーメント分割法による保有水平耐力の算定をおこなえる。
14th 保有水平耐力の検討(3)
必要保有水平耐力の算定を行い、保有耐力との比較検討を行う。
必要保有水平耐力の算定を行い、保有耐力との比較検討をおこなえる。
15th まとめ
構造計算書と代表ラーメンの配筋詳細図を作成する。
(構造計算書レポート(Ver.2)に追加・修正を行いレポート(Ver.3)として最終提出)
構造計算書と代表ラーメンの配筋詳細図を作成できる。
16th 期末試験実施せず

Evaluation Method and Weight (%)

試験発表グループワークの取組態度ポートフォリオその他Total
Subtotal08020000100
基礎的能力0000000
専門的能力08020000100
分野横断的能力0000000