建築計画Ⅳ

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 建築計画Ⅳ
科目番号 0023 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 柳澤忠監修:「設計力を育てる建築計画100選」、共立出版
担当教員 坂戸 省三,寺岡 宏治,徳岡 浩二

到達目標

1)居住施設(独立住宅や集合住宅)の計画について説明できる。
2)教育や福祉系の施設(幼稚園、保育所、小・中学校、高等学校など)の計画について説明できる。
3)文化・交流系の施設(美術館、博物館、図書館など)の計画について説明できる。
4)医療・業務系施設(病院、オフィスビル、庁舎、オーディトリアム、宿泊施設など)の計画について説明できる。
5)発表に関して、多くの資料を全体的に見渡し、要点をつかみ、何らかの視点から整理して簡潔に構成し直し、人に伝えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1居住施設の計画について的確に説明できる。居住施設の計画について説明できる。居住施設の計画について説明できない。
評価項目2教育、福祉系施設の計画について的確に説明できる。教育、福祉系施設の計画について説明できる。教育、福祉系施設の計画について説明できない
評価項目3文化・交流系施設の計画について的確に説明できる。文化・交流系施設の計画について説明できる。文化・交流系施設の計画について説明できない
評価項目4医療・業務系施設の計画について的確に説明できる。医療・業務系施設の計画について説明できる。医療・業務系施設の計画について説明できない
評価項目5要点をまとめ、再構成し的確に発表できる。要点をまとめ、再構成し発表できる。要点をまとめ、再構成し発表できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (D) 説明 閉じる
学習・教育目標 (E) 説明 閉じる
学習・教育目標 (H) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本講義は、学校建築、病院建築、住宅等々の建築計画学における各論を中心とする。それらに関して、学生がグループをつくり、発表するという方式で授業を進めてゆく。また建築設計の第一線で活躍する建築家である2 人の非常勤講師は、建築設計業務の実際について講義する。
授業の進め方・方法:
全授業の内11回は学生による発表である。学生は11のグループをつくり、各種建築について建築学科学生として知っておくべき基本的知識を調べ、報告書を提出し、授業で発表する。学生発表時には坂戸が補足、解説をおこなう。
注意点:
発表の2 週間前に発表用レジメの原稿修正の指示を受け、1 週間前には確認を受けること。発表に際しては、パワーポイントを有効に使うこと。報告書は一人当たりA4、7 から8 枚は書くこと。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 学校(グループ発表)
基本事項。建築計画。実例。教室周りの豊かさ。小学校と地域の関係。運営方式とブロックプラン。
2週 医療、保険施設(グループ発表)
基本事項。建築計画。実例。PPC。ナースステーションを中心とした病棟のモデル図。病室の計画。
3週 保育所、幼稚園(グループ発表)
基本事項。建築計画。実例。育児の社会化。保育所のブロックプラン。
4週 住宅(グループ発表)
基本事項。建築計画。実例。ライフステージと住宅。nLDKの普及経緯と問題点。家族像の変化。
5週 建築へのアプローチ03(寺岡講師)
設計実務を通じた創造の方法など。
6週 集合住宅(グループ発表)
基本事項。建築計画。実例。51Cの成立過程。住棟形態とアクセス方式。タウンハウスの可能性。
7週 住宅地計画(グループ発表)
基本事項。建築計画。実例。住戸集合形態と密度。田園都市論と近隣住区理論。
8週 事務所、銀行、庁舎(グループ発表)
基本事項。建築計画。実例。貸しオフィスビルの収益性と計画課題。オフィスレイアウトの計画。
4thQ
9週 レクリエーション、スポーツ施設(グループ発表)
基本事項、建築計画、実例。
10週 商業施設(グループ発表)
基本事項、建築計画、実例。
11週 オーディトリアム(グループ発表)
基本事項、建築計画、実例。プロセニアム形式。専用ホールと多目的ホール。
12週 終のすみかはどこにあるのだろうか?(徳岡講師)
高齢者施設・住宅の計画と実例について
13週 宿泊施設(グループ発表)
基本事項、建築計画、実例。ホテルの種類。
14週 博物館、美術館、図書館(グループ発表)
基本事項、建築計画、実例。開かれた文化施設。新しい博物館。図書館の出納システム。公共図書館の中央館と分館の機能図。
15週 補足授業
授業の補足、復習、質問等。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポートその他合計
総合評価割合5025000250100
基礎的能力00000000
専門的能力5025000250100
分野横断的能力00000000