建築学演習

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 建築学演習
科目番号 0028 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 4
開設学科 建築学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 安藤直見ほか「建築のしくみ」丸善、藤木庸介編「名作住宅で学ぶ建築製図」学芸出版社、参考文献:日本建築学会編「コンパクト建築設計資料集成」丸善
担当教員 水島 あかね,大久保 武志

到達目標

(1)在来木造工法の構造、部位・部材、立体構成を理解すること
(2)在来木造工法に関する、基本的な建築法規、要求されている空間や機能性を理解したうえで、総合的な計画ができるようになること
(3)2級建築士製図試験に必要な在来木造工法の図面が描けるようになること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1在来木造工法の構造、部位・部材を理解し、応用的な問題に対し、製図ができる。在来木造工法の構造、部位・部材を理解することができる。在来木造工法の構造、部位・部材が理解できない。
評価項目2要求されている空間や機能性を理解したうえで、自由度の高い条件設定に対応した計画ができる。要求されている空間や機能性を理解したうえで、総合的な計画ができる。要求されている空間や機能性を理解できない。
評価項目32級建築士設計製図試験の合格に必要な在来木造工法の図面が描ける。基本的な在来木造工法の図面が描ける。在来木造工法の図面が描けない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (F) 説明 閉じる
学習・教育目標 (H) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
実在する在来木造工法住宅の設計図をもとに軸組模型を製作し、在来木造工法の部位・部材、立体構成を学習する。
2級建築士設計製図の問題を解き、総合的な計画力、製図法の基本を習得する。
授業の進め方・方法:
授業は2つの課題に取り組み、計画的に作業を進め、課題を提出する。
課題1:木造住宅「白の家」の軸組模型の作成、及び図面作製、プレゼンテーション 
課題2:2級建築士設計製図 試験課題の解答
注意点:
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/5以上の欠課
テストは行わず、すべての課題を提出することが最低条件

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業の進め方、課題の説明 課題内容を正しく理解する
2週 木造軸組模型の作成(1)
グループに分かれ、模型製作における計画を行う
模型作製の工程を作成、建物の構成を理解し、材料の積算を行う
3週 木造軸組模型の作成(2)
グループに分かれ、模型製作を行う
共同作業の意味を考え、計画的な模型製作を行う
4週 木造軸組模型の作成(3)
グループに分かれ、模型製作を行う
木造軸組模型を完成させる
5週 平面図、構造伏図のトレース 建物の空間構成、構造方式を理解し、平面図、構造伏図を完成させる
6週 立面図、断面図のトレース 建物の立体構成を理解し、立面図、断面図を完成させる
7週 矩計図のトレース 建物の部材、寸法、構造を理解したうえで、平面図等との整合性のとれた矩計図を完成させる
8週 プレゼンテーション及び講評会 作製した課題を分かりやすく発表できる
2ndQ
9週 2級建築士試験に関する説明
2級建築士試験に関する基礎知識を理解する
10週 木造住宅の設計(1)
木造専用住宅のエスキスの作成
課題文を読み取り、基礎的な要件の平面計画ができる
11週 木造住宅の設計(2)
木造併用住宅のエスキスの作成
課題文を読み取り、複雑な要件の平面計画ができる
12週 木造住宅の設計(3)
在来木造工法の伏図、矩計図の作成
平面計画と整合性のある伏図、矩計図の製図ができる
13週 木造住宅の設計(4)
2級建築士設計製図試験問題の解答案の作成
与えられた課題文を理解し、時間内に整合性のある図面が製図できる
14週 木造住宅の設計(4)
2級建築士設計製図試験問題の解答案の作成
与えられた課題文を理解し、時間内に整合性のある図面が製図できる
15週 木造住宅の設計(4)
模範解答の確認、相互確認
与えられた課題文を理解し、時間内に整合性のある図面が製図できる
16週 期末試験は実施せず

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合010510750100
基礎的能力0000000
専門的能力010510750100
分野横断的能力0000000