到達目標
本講義では、
(1)確率、確率論に関して、基本的事項を説明する能力、基本的法則を用いた確率の計算ができる。
(2)待ち行列理論に関して、平均到着や平均サービスなどパラメータを用いて待ち行列の計算ができる。
(3)信頼性の解析に関して、故障率と平均寿命、並列システム,直列システムの信頼度の計算ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1
確率、確率論 | 基本的事項を説明する能力、基本的法則を用いた確率の計算が十分にできる。 | 基本的事項を説明する能力、基本的法則を用いた確率の計算ができる。 | 基本的事項を説明する能力、基本的法則を用いた確率の計算ができない。 |
評価項目2
待ち行列理論 | 平均到着や平均サービスなどパラメータを用いて待ち行列の計算が十分にできる。 | 平均到着や平均サービスなどパラメータを用いて待ち行列の計算ができる。 | メータを用いて待ち行列の計算ができない。 |
評価項目3
信頼性の解析 | 故障率と平均寿命、並列システム,直列システムの信頼度の計算が十分にできる。 | 故障率と平均寿命、並列システム,直列システムの信頼度の計算ができる。 | 故障率と平均寿命、並列システム,直列システムの信頼度の計算ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育目標 (D)
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学習・教育目標 (F)
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学習・教育目標 (H)
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教育方法等
概要:
確率論と確率過程論を基礎として、統計的な取り扱い方を講義する。確率論の基礎として、事象と確率、確率変数、確率分布関数、平均と分散等について解説する。
待ち行列理論の導き方から平均到着や平均サービスなどパラメータを用いた待ち行列の計算がについて解説する。
授業の進め方・方法:
第1週から第15週まで、講義と演習課題形式で授業を進める。課題演習は到達目標に掲げた項目毎に実施する。
注意点:
本科目は、授業で保証する学習時間と、予習・復習及び課題レポート作成に必要な標準的な自己学習時間の総計が、90時間に相当する学習内容である。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
事象と確率、独立と従属について、確率の統計的な取り扱い方について、説明する。 |
事象と確率、独立と従属について、確率の統計的な取り扱い方について、理解できる。
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2週 |
結合事象、独立性、条件付き確率について、ベイズの定理について、説明する。 |
結合事象、独立性、条件付き確率について、ベイズの定理について、理解できる。
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3週 |
データの散らばりを表す指標について、分散と偏差、Z変換について、理解できる。 |
データの散らばりを表す指標について、分散と偏差、Z変換について、理解できる。
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4週 |
二次元データの整理方法について、直交と相関について、説明する。 |
二次元データの整理方法について、直交と相関について、理解できる。
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5週 |
確率変数と確率分布について、確率をともなう変数の意味について、説明する。 |
確率変数と確率分布について、確率をともなう変数の意味について、理解できる。
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6週 |
離散型・連続型の確率変数について、二項分布、ポアソン分布などについて、説明する。 |
離散型・連続型の確率変数について、二項分布、ポアソン分布などについて、理解できる。
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7週 |
移動平均法を用いた計算について、ノイズ除去について、説明する。 |
移動平均法を用いた計算について、ノイズ除去について、理解できる。
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8週 |
信号とノイズについて、S/N比デシベルに関する計算について、説明する。 |
信号とノイズについて、S/N比デシベルに関する計算について、理解できる。
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4thQ |
9週 |
第一種過誤・第二種過誤について、検定について、説明する。 |
第一種過誤・第二種過誤について、検定について、理解できる。
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10週 |
M/M/1による待ち行列の理論を説明する。 |
M/M/1による待ち行列の理論を理解することができる。
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11週 |
平均到着率、平均サービス率から待ち行列を計算について説明する。 |
平均到着率、平均サービス率から待ち行列を計算することができる。
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12週 |
バスタブカーブ、故障率一定期間と平均寿命について説明する。 |
バスタブカーブ、故障率一定期間と平均寿命について理解できる。
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13週 |
初期数、故障率から平均残存数と信頼度を計算について説明する。 |
初期数、故障率から平均残存数と信頼度を計算することができる。
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14週 |
並列システムと直列システム、冗長構成による信頼度を計算について説明する。 |
並列システムと直列システム、冗長構成による信頼度を計算することができる。
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15週 |
総まとめ。これまで学習した内容を振り返り、全体を再度説明する。 |
総まとめ。これまで学習した内容を振り返り、全体を再度理解できる。
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16週 |
期末試験
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期末試験
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題演習 | | | | | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |