到達目標
(1)日本語の文章表現の特徴と文法・語彙の歴史を学ぶと共に、幅広い知識と教養を身に付け、自らを取り巻く日本語環境を敏感に観察する感性を養うこと
(2)日本語の文章を批判的に検討し、それについて意見を述べることで論理的な思考力と表現力を養い、自らの文章表現力を向上させること
(3)文章表現における様々な規則や文法事項を正確に理解し、実践的な文章表現力を養うこと
(1)が主に学習・教育目標(E)に、(2)(3)が主に学習・教育目標(A)に関係する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 日本語の表現の特徴と文法・語彙の歴史を十分に理解しており、自らを取り巻く日本語環境を知的関心を持って観察することができる | 日本語の表現の特徴と文法・語彙の歴史をおおむね理解し、自らを取り巻く日本語環境を観察することができる | 日本語の表現の特徴と文法・語彙の歴史への理解が不十分であり、自らを取り巻く日本語環境に対して関心が薄い |
評価項目2 | 明快で論理的な思考力と表現力を身に付け、自分の思いを十分に文章として表現することができる | 論理的な思考力と表現力を身に付け、自分の思いを文章として表現することができる | 論理的な思考力と表現力が未熟であり、自分の思いを文章として表現することができない |
評価項目3 | 文章表現における様々な規則や文法事項を正確に理解し、状況にふさわしい実践的な文章表現を行うことができる
| 文章表現における様々な規則や文法事項をある程度理解し、実践的な文章表現を行うことができる | 文章表現における様々な規則や文法事項の理解が不十分であり、実践的な文章表現を行うことができない |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育目標 (A)
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学習・教育目標 (E)
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教育方法等
概要:
現代社会で用いられているさまざまな文章表現や文書の形式について、テキストの文例を批判し課題を検討することにより、自らを取り巻く日本語表現に敏感になること、そして、日本語に関する基礎的な事項の確認と豊かで正しい日本語表現能力の養成を目指す。また、論理的で分かりやすい文章を書くための実践を豊富に行い、より充実した研究論文執筆を目指す。
授業の進め方・方法:
毎回担当者によるテキストの課題の発表とそれにもとづく講師及び出席者との質疑応答を行う。また、ほぼ毎回レポート課題を課す。
連絡員:黒田秀教
注意点:
本科目は、授業で保証する学習時間と、予習・復習及び課題レポート作成に必要な標準的な自己学習時間の総計が、90時間に相当する学習内容である。履修者全員にテキストの課題の発表を課す。発表時には講師及び出席者との質疑応答を行う。また、ほぼ毎回レポート課題を課す。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業の概要・「訓点の打ち方」(石黒圭『よくわかる文章表現の技術[新版]Ⅰ』) |
本講義の目的と授業の進行について理解する。また、「訓点の打ち方」のテーマを理解することができる
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2週 |
語順の文法「語順の文法」(石黒圭『よくわかる文章表現の技術[新版]Ⅰ』) 課題についての受講者の発表と質疑応答 |
「語順の文法」のテーマを理解し、必要な技術(アピールポイントの選定、適切な表現など)を中心としたレジメを作成し、プレゼンテーションすることができる
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3週 |
話し言葉と書き言葉(石黒圭『よくわかる文章表現の技術[新版]Ⅰ』) 課題についての受講者の発表と質疑応答 |
「話し言葉と書き言葉」のテーマを理解し、必要な技術(アピールポイントの選定、適切な表現など)を中心としたレジメを作成し、プレゼンテーションすることができる
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4週 |
弱い判断の功罪(石黒圭『よくわかる文章表現の技術[新版]Ⅰ』) 課題についての受講者の発表と質疑応答 |
「弱い判断の功罪」のテーマを理解し、必要な技術(アピールポイントの選定、適切な表現など)を中心としたレジメを作成し、プレゼンテーションすることができる
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5週 |
事実と意見の書き分け(石黒圭『よくわかる文章表現の技術[新版]Ⅰ』) 課題についての受講者の発表と質疑応答 |
「事実と意見の書き分け」のテーマを理解し、必要な技術(アピールポイントの選定、適切な表現など)を中心としたレジメを作成し、プレゼンテーションすることができる
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6週 |
接続詞の使い方(石黒圭『よくわかる文章表現の技術[新版]Ⅰ』) 課題についての受講者の発表と質疑応答 |
「接続詞の使い方」のテーマを理解し、必要な技術(アピールポイントの選定、適切な表現など)を中心としたレジメを作成し、プレゼンテーションすることができる
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7週 |
論説文1 課題についての受講者の発表と質疑応答 |
論説文の構造について理解することができる。 必要な技術(アピールポイントの選定、適切な表現など)を中心としたレジメを作成し、プレゼンテーションすることができる
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8週 |
論説文2 課題についての受講者の発表と質疑応答 |
論説文の構造について理解することができる。 必要な技術(アピールポイントの選定、適切な表現など)を中心としたレジメを作成し、プレゼンテーションすることができる
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2ndQ |
9週 |
冒頭と結末の呼応(石黒圭『よくわかる文章表現の技術[新版]Ⅱ』) 課題についての受講者の発表と質疑応答 |
「冒頭と結末の呼応」のテーマを理解し、必要な技術(アピールポイントの選定、適切な表現など)を中心としたレジメを作成し、プレゼンテーションすることができる
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10週 |
読者への配慮(石黒圭『よくわかる文章表現の技術[新版]Ⅱ』) 課題についての受講者の発表と質疑応答 |
「読者への配慮」のテーマを理解し、必要な技術(アピールポイントの選定、適切な表現など)を中心としたレジメを作成し、プレゼンテーションすることができる
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11週 |
手際のよい説明(石黒圭『よくわかる文章表現の技術[新版]Ⅱ』) 課題についての受講者の発表と質疑応答 |
「手際のよい説明」のテーマを理解し、必要な技術(アピールポイントの選定、適切な表現など)を中心としたレジメを作成し、プレゼンテーションすることができる
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12週 |
問題提起文の力(石黒圭『よくわかる文章表現の技術[新版]Ⅱ』) 課題についての受講者の発表と質疑応答 |
「問題的文の力」のテーマを理解し、必要な技術(アピールポイントの選定、適切な表現など)を中心としたレジメを作成し、プレゼンテーションすることができる
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13週 |
譲歩による説得(石黒圭『よくわかる文章表現の技術[新版]Ⅱ』) 課題についての受講者の発表と質疑応答 |
「譲歩による説得」のテーマを理解し、必要な技術(アピールポイントの選定、適切な表現など)を中心としたレジメを作成し、プレゼンテーションすることができる
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14週 |
要約の方法(石黒圭『よくわかる文章表現の技術[新版]Ⅱ』) 課題についての受講者の発表と質疑応答 |
「要約の方法」のテーマを理解し、必要な技術(アピールポイントの選定、適切な表現など)を中心としたレジメを作成し、プレゼンテーションすることができる
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15週 |
手紙の書き方 課題についての受講者の発表と質疑応答 |
手紙の書き方を理解することができる。必要な技術(アピールポイントの選定、適切な表現など)を中心としたレジメを作成し、プレゼンテーションすることができる
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16週 |
期末試験
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |