都市景観計画

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 都市景観計画
科目番号 0025 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築・都市システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 授業ごとに関係資料を配布する
担当教員 水島 あかね

到達目標

(1)都市空間を成立させる基礎的な仕組みと地形について理解ができる。(F)
(2)景観の地域性を理解し読み取ることができる。(G)
(3地域環境の価値と景観計画について理解できる。(H)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1都市景観の定義と専門用語を理解し調査分析を充分居に行うことができる。都市景観の定義と専門用語を理解し調査分析を行うことができる。都市景観の定義と専門用語を理解し調査分析を行うことができない。
評価項目2都市景観計画に関連する計画の 考え方、都市の諸課題と景観との調和手法について充分居に理解できる。都市景観計画に関連する計画の 考え方、都市の諸課題と景観との調和手法について理解できる。都市景観計画に関連する計画の 考え方、都市の諸課題と景観との調和手法について理解できない。
評価項目3都市景観計画の基礎調査を実施し十分な結果を発表できる。都市景観計画の基礎調査を実施し結果を発表できる。都市景観計画の基礎調査を実施し結果を発表できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (F) 説明 閉じる
学習・教育目標 (G) 説明 閉じる
学習・教育目標 (H) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この授業では、都市景観を成り立たせている都市の空間構造というところに着目し、景観の創造のために必要とされる基礎的な計画理論を学習する。都市空間を読み解き、計画および設計の手法、全体を総合化する計画論を主な柱とする。
授業の進め方・方法:
この授業では、まず講義とディスカッションにより景観計画に関する理解を深める。次に近隣の地域にて現地調査を行い景観的特徴を捉え、その景観計画について考える。定期試験は実施しない。
注意点:
本科目は、授業で保証する学習時間と、予習・復習及び課題レポート作成に必要な標準的な自己学習時間の総計が、90時間に相当する学習内容である。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション
都市景観を学ぶ意義について考える
都市景観計画とは何かを理解する
2週 風景から景観へ
歴史の中で培われた風景や景観を取り巻く概念について考える
風景や景観を取り巻く歴史的背景を理解する
3週 歴史的景観の保存と形成
歴史的景観の保存と形成について考える
歴史的要素の保存と周辺景観の形成に関する計画・設計手法を理解する
4週 集落景観と生活景
生活と結びついた集落景観について考える
都市景観計画に関する法制度が理解する
5週 作られるイメージと都市景観
消費される都市景観について考える
景観計画により作られる都市イメージについて理解する
6週 災害と都市景観
復興計画と景観について考える
神戸市の都市景観計画の基礎的事項について理解する
7週 景観と価値
路上観察、まちあるきについて考える
路上観察やまちあるきによる景観把握について理解する
8週 コミュニティと都市景観
景観の主体は誰か考える
地域コミュニティと景観について考える
4thQ
9週 身近な景観
身の回りの景観について考える
身近な地域の景観計画の実態を理解する
10週 現地調査1
都市景観を検討するための調査方法を学ぶ
景観調査の方法が理解できる
11週 現地調査2
グループに分かれて踏査した上で現状写真調査などをおこない、ワークショップにより景観的課題を抽出する。
調査を行い景観的課題を抽出することができる。
12週 現地調査3
グループに分かれて踏査した上で現状写真調査などをおこない、ワークショップにより景観的課題を抽出する。
調査を行い景観的課題を抽出することができる。
13週 現地調査4
調査結果をまとめる
抽出した景観的課題を評価し、景観計画を作成することができる
14週 現地調査報告会
調査結果を報告し、議論する
課題の成果を学生が発表し議論することができる。
15週 これからの都市景観を考える
これまでの授業を振り返り議論を行う
今日の都市景観計画が抱える課題について、提案や意見などを交えて議論をおこなうことができる。
16週 期末試験実施せず
期末試験実施せず

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート現地調査課題授業態度合計
総合評価割合6030100100
基礎的能力1000010
専門的能力30305065
分野横断的能力2005025